
「服が小さくなった」「市場が小さくなっている」「音が小さくなった」。日本語ではどれも「小さくなる」と言えますが、英語では何が、どのように変化したかによって表現を選びます。
まず覚えたい基本表現は get smaller です。ただし、物が縮むなら shrink、数や量が減るなら decrease、音が小さくなるなら get quieter や fade が自然です。
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「小さくなる」は英語で?まず覚えたい基本表現
物のサイズや差、範囲などが以前より小さくなることを広く表せるのが get smaller です。
- The room looks smaller with this furniture.
この家具を置くと、部屋が小さく見えます。 - The hole is getting smaller.
穴が小さくなってきています。 - The gap between the two teams is getting smaller.
2チームの差が小さくなっています。
get+形容詞の比較級で「以前より〜になる」という変化を表せます。small の比較級が smaller なので、単に get small とするより、get smaller のほうが「前より小さくなる」という比較が明確です。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面によって英語が変わる理由
日本語の「小さい」には、寸法が小さい、物が縮む、数が減る、音が弱くなる、影響力が薄れるなど、複数の意味があります。英語では、この違いを動詞や形容詞で具体的に表します。

| 表現 | 中心の感覚 | よく使う対象 |
|---|---|---|
| get smaller | 以前より小さな状態になる | 物、穴、差、範囲 |
| shrink | 縮んで小さくなる | 服、素材、市場、組織 |
| decrease | 数・量・程度が減少する | 人口、売上、需要、割合 |
| get quieter / fade | 音が小さくなる・消えていく | 声、音楽、物音 |
| weaken / diminish | 力や影響が弱くなる | 影響、効果、支持 |
| become smaller | より小さくなる | 客観的・硬めの説明 |
get smaller・shrink・decreaseの違い
get smaller:会話で広く使える「前より小さくなる」
get smaller は、物理的な大きさだけでなく、差や範囲が小さくなる場合にも使えます。日常会話で最も応用しやすい表現です。
- Phone cameras keep getting smaller.
スマートフォンのカメラはどんどん小さくなっています。 - My clothes got smaller after I gained weight.
太ったので、服が小さくなりました。 - Our choices are getting smaller.
私たちの選択肢が少なくなってきています。
最後の例では「選択肢の範囲が小さくなる」という意味ですが、より普通には We have fewer choices.(選択肢が少なくなった)とも言えます。
shrink:縮んで小さくなる
shrink は、服や素材が物理的に縮む場合の代表表現です。市場や組織などの規模が縮小する場合にも使えます。過去形は shrank、過去分詞は shrunk です。
- My sweater shrank in the wash.
セーターが洗濯で縮みました。 - The ice shrank as it melted.
氷は溶けるにつれて小さくなりました。 - The local market has shrunk.
地域市場の規模が縮小しました。
contract・shrink・tighten・decrease の詳しい違いは「「収縮する」は英語で?」で解説しています。
decrease:数・量・程度が減る
decrease は、目に見えるサイズより、数字で表せる数・量・割合が減る場合に使います。会話では go down や drop もよく使われます。
- The number of customers decreased last month.
先月、顧客数が減りました。 - Demand is gradually decreasing.
需要が徐々に小さくなっています。 - Sales went down by ten percent.
売上が10%下がりました。
つまり、箱そのものが小さくなるなら get smaller、箱の中身の量が減るなら decrease や go down と考えると分かりやすいです。
音や影響が「小さくなる」とき
音が小さくなる:get quieter・fade
音量が下がることを、日本語では「音が小さくなる」と言います。しかし英語では small ではなく、静かになるという意味の quiet を使います。
- The music got quieter.
音楽が小さくなりました。 - Her voice faded into the distance.
彼女の声は遠くへ行くにつれて小さくなりました。
fade は、音・光・色・記憶などが徐々に薄れて消えていく感覚です。機器を操作して音量を小さくする場合は turn the volume down と言います。
影響や効果が小さくなる:weaken・diminish
影響力や効果が小さくなる場合は、「弱くなる」と考えて weaken や diminish を使えます。
- His influence has weakened.
彼の影響力は小さくなりました。 - The effect gradually diminished.
効果が徐々に小さくなりました。
become smallerは使える?
become smaller も文法的に正しい表現です。ただし、日常会話では get smaller のほうが自然です。become smaller は報告書や説明文など、変化を客観的に述べる場面に向いています。
- The particles become smaller during the process.
その工程で粒子は小さくなります。
実際の会話で自然な表現
A: Did this sweater get smaller?
このセーター、小さくなった?
B: Yes. It shrank in the wash.
うん。洗濯で縮んだんだ。
A: The text is too large.
文字が大きすぎます。
B: It gets smaller if you change this setting.
この設定を変えると小さくなりますよ。
A: Is the noise getting quieter?
物音、小さくなってきた?
B: Yes, I think it’s moving away.
うん、遠ざかっているんだと思う。
日本人が間違えやすい表現
音にsmallを使わない
「音が小さい」を直訳して The sound is small. とは通常言いません。音量なら The sound is quiet. や The volume is low. と表します。
数が減る場面でsmallerにこだわらない
人数なら fewer people、水や時間など数えられない量なら less water、less time が自然です。
- Fewer people came this year.
今年は来た人が少なくなりました。 - We have less time now.
今は時間が少なくなっています。
shrinkは「小さくする」と「小さくなる」の両方で使える
The sweater shrank. は「セーターが縮んだ」、Heat shrank the material. は「熱が素材を縮ませた」です。文の主語によって自動詞・他動詞の両方で使えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?知っている英語でなんとかする
表現が出てこなければ、変化する前と後を二つの短い文で説明できます。
- It was big before, but now it’s small.
前は大きかったですが、今は小さいです。 - It doesn’t fit me now.
今は私に合いません。(服が縮んだ場合) - There are fewer people now.
今は人が少なくなっています。 - The music isn’t as loud now.
今は音楽がそれほど大きくありません。 - It is not as strong as before.
以前ほど強くありません。(影響や効果)
難しい動詞を思い出せなくても、before / now や not as … as before を使えば、変化を十分に伝えられます。
まとめ
- 会話で広く使える基本表現は get smaller
- 物や市場が縮むなら shrink
- 数・量・割合が減るなら decrease
- 音が小さくなるなら get quieter や fade
- 影響や効果が弱くなるなら weaken や diminish
- 客観的で硬めの説明では become smaller
反対の変化も整理したい方は「「大きくなる」は英語で?get bigger・grow・increase・grow upの違い」もあわせてご覧ください。








