「仲裁する」は英語で?arbitrate・mediate・intervene・settleの違いと簡単な言い換え

「仲裁する」は英語で?arbitrate・mediate・intervene・settleの違い

「仲裁する」は、契約や法的な紛争を第三者が判断して解決するなら arbitrate が中心です。両者の話し合いを助けるなら mediate、争いに割って入るなら intervene、争いそのものを解決するなら settle を使います。

日本語では、けんかに割って入ることも、第三者が正式な判断を下すことも「仲裁する」と言えます。しかし英語では、第三者に決定権があるのか、当事者の合意を助けるだけなのかを区別します。

「仲裁する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
arbitrate 中立的な第三者として判断を下す 契約、労使、商事紛争 A neutral expert arbitrated the dispute.
mediate 話し合いと合意を助ける 職場、外交、対人関係 She mediated between the two sides.
intervene 争いや問題に介入する けんか、危機、問題行動 The manager intervened in the argument.
settle 争いを解決・決着させる 交渉、訴訟、意見対立 They settled the dispute.

正式な仲裁なら arbitrate

arbitrate は、中立な第三者が双方の主張を聞き、判断を示して紛争を解決することです。契約・労使・国際取引などのフォーマルな場面で使われます。

An independent lawyer was appointed to arbitrate the dispute.
独立した弁護士が、その紛争を仲裁するために選任されました。

The two companies agreed to have the matter arbitrated.
両社は、その問題を仲裁によって解決することに合意しました。

しゅみすけ

arbitrate は、単に間に入って話を聞くことではありません。第三者が判断を下す正式な仲裁を表します。

日本語の「仲裁する」と英語の意味のズレ

  • 第三者が判断を下す:arbitrate
  • 双方が合意できるよう助ける:mediate
  • 争いを止めるために割って入る:intervene / step in
  • 問題に決着をつける:settle

arbitrate・mediate・intervene・settleの意味と役割の違い

arbitrate の使い方と語順

arbitrate+紛争・問題

She was asked to arbitrate the labor dispute.
彼女はその労働争議を仲裁するよう依頼されました。

arbitrate between+当事者

The organization arbitrated between the company and its workers.
その組織は会社と従業員の間を仲裁しました。

名詞は arbitration、仲裁人は arbitrator です。

mediate の使い方と語順

mediate は、自分が結論を押しつけるのではなく、当事者が合意できるよう話し合いを支援します。

mediate between A and B

HR mediated between the employee and the manager.
人事部が従業員と上司の間を仲裁しました。

mediate a dispute / conflict

A senior diplomat mediated the conflict.
上級外交官がその対立を調停しました。

intervene と step in の使い方

intervene in+争い・問題 は、状況を変えたり悪化を防いだりするために介入する表現です。会話では step in が自然です。

The teacher intervened in the argument.
先生は口論に割って入りました。

I had to step in and stop them.
私は仲裁に入り、二人を止めなければなりませんでした。

settle の使い方と語順

settle+dispute / conflict / matter は、争いや問題に決着をつけることです。仲裁人だけでなく、当事者自身が解決した場合にも使えます。

They settled the dispute through negotiation.
彼らは交渉によって紛争を解決しました。

The issue was settled out of court.
その問題は裁判外で和解しました。

場面別:「仲裁する」の英語例文

契約・商事紛争

The dispute will be arbitrated in London.
その紛争はロンドンで仲裁に付されます。

職場の対立

My manager asked me to mediate between the two teams.
上司から2つのチームの間を仲裁するよう頼まれました。

日常のけんか

I stepped in before the argument got worse.
口論が悪化する前に、私は仲裁に入りました。

外交

The country offered to mediate peace talks.
その国は和平協議の仲介を申し出ました。

英語日記

I tried to help them talk calmly.
二人が冷静に話せるよう手助けしようとしました。

仲裁する・調停する・仲介するの違い

日本語 英語の中心 焦点
仲裁する arbitrate / mediate 争いを第三者として解決する
調停する mediate / conciliate 双方の合意成立を助ける
仲介する mediate / broker / act as a go-between 人・組織・取引の間をつなぐ

取引や連絡の橋渡しをする場合は、「仲介する」は英語で?も参考にしてください。争いに割って入る動作は、step inの意味と使い方で詳しく解説しています。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

arbitratemediate が出てこなくても、「二人の間に入った」「話すのを助けた」「争いを止めた」と基本語で言えます。

  • I talked to both sides.
    私は双方と話しました。
  • I helped them talk to each other.
    私は二人が話し合えるよう助けました。
  • She got between them and stopped the fight.
    彼女は二人の間に入り、けんかを止めました。
  • We helped them find an answer.
    私たちは彼らが解決策を見つけるのを助けました。
  • A third person listened and made the final decision.
    第三者が話を聞き、最終判断を下しました。

しゅみすけ

「誰が間に入り、何をしたのか」まで言えば、難しい仲裁用語を知らなくても十分に伝わります。

「仲裁する」でよくある間違い

mediate に直接人を並べない

当事者を示すなら mediate between A and B が明確です。

She mediated between the two departments.

intervene の後ろに in を忘れない

He intervened in the dispute.

arbitrate と negotiate を混同しない

negotiate は当事者が条件を交渉すること、arbitrate は第三者が紛争を審理・判断することです。

FAQ

仲裁人は英語で?

正式な仲裁人は arbitrator。合意を助ける調停人は mediator です。

仲裁に入るは英語で?

日常的には step in、争いに介入するなら intervene in the dispute、話し合いを支援するなら mediate が使えます。

arbitration と mediation の違いは?

arbitration では仲裁人が判断を下します。mediation では調停人が話し合いを助け、最終的な合意は当事者が決めます。

「けんかを仲裁する」は英語で?

break up a fightstep intry to calm both sides down などが自然です。正式な arbitrate は通常使いません。

「紛争を仲裁する」は英語で?

正式な判断を下すなら arbitrate a dispute、合意を助けるなら mediate a dispute です。

まとめ

「仲裁する」は、正式な判断を下すなら arbitrate、合意形成を助けるなら mediate、争いに割って入るなら intervene / step in、決着させるなら settle を使います。

難しい語が出ないときは、I helped them talk to each other. のように、誰と誰の間に入り、何を助けたのかを基本語で説明しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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