
「靴が汚くなった」「部屋が汚くなってきた」「シャツが汚くなった」。日本語ではどれも「汚くなる」と言えますが、英語では何が、どのように汚れたかによって表現を選びます。
泥やほこりで汚れるなら get dirty が基本です。一方、部屋や机が散らかって汚く見えるなら get messy、服にシミが付いたなら get stained が自然です。
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「汚くなる」は英語で?まず覚えたい基本表現
まず覚えたいのは get dirty です。dirty は「汚れている」、get はここでは「ある状態になる」という変化を表します。
- My shoes got dirty.
靴が汚くなりました。 - Your hands will get dirty.
手が汚れますよ。 - The floor gets dirty quickly.
その床はすぐ汚くなります。
be dirty は「汚れている」という状態、get dirty は「汚れる・汚くなる」という変化です。
- My jacket is dirty.=ジャケットは汚れています。
- My jacket got dirty.=ジャケットが汚れました。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面によって英語が変わる理由
日本語の「汚い」には、泥やほこりが付いている、物が散らかっている、シミが付いている、環境が汚染されているなど、複数の意味が含まれます。英語では、その原因や見え方をもう少し具体的に言い分けます。

| 英語 | 中心となる意味 | よく使う対象 |
|---|---|---|
| get dirty | 泥・ほこりなどで汚れる | 手、服、靴、床、車 |
| get messy | 散らかる、乱雑になる | 部屋、机、髪、作業 |
| get stained | シミが付く | シャツ、カーペット、歯 |
| become polluted | 汚染される | 川、空気、海、環境 |
get dirtyとget messyの違い
get dirty:実際に汚れが付く
get dirty は、泥、ほこり、油などが付いて、清潔ではなくなる場面に向いています。
- My jeans got dirty while I was gardening.
ガーデニングをしていたら、ジーンズが汚くなりました。 - Don’t sit there. Your coat will get dirty.
そこに座らないで。コートが汚れますよ。 - The windows get dirty after heavy rain.
大雨のあと、窓が汚くなります。
get messy:物の配置が乱れる
get messy は、物が散らかって乱雑になることです。泥やほこりがなくても、机の上に紙や本が広がれば messy と言えます。
- My desk gets messy when I’m busy.
忙しいと机が散らかります。 - The kitchen got messy while we were cooking.
料理をしているうちに、キッチンが散らかりました。 - My hair got messy in the wind.
風で髪が乱れました。
「散らかす」という動作を詳しく知りたい場合は、「散らかす」は英語で?make a mess・messy・mess upの違いも参考になります。
シミが付いて汚くなるならget stained
コーヒー、ワイン、インクなどが付いて「シミになる」ことを強調するなら get stained が具体的です。単に dirty と言っても通じますが、stained なら汚れ方まで伝わります。
- My white shirt got stained with coffee.
白いシャツにコーヒーのシミが付きました。 - Be careful not to get the carpet stained.
カーペットにシミを付けないよう気をつけてください。 - These cups get stained easily.
このカップは着色汚れが付きやすいです。
すでに付いたシミを取る表現は、「カーペットのシミを取る」は英語で?remove・get out・blotの違いで詳しく解説しています。
川や空気が汚くなるならbecome polluted
川、海、空気などが有害物質やごみで「汚染される」場合は、become polluted や get polluted を使います。会話では get polluted、説明文やニュースでは become polluted もよく合います。
- The river became polluted over time.
その川は時間とともに汚染されました。 - The air can get polluted during the winter.
冬の間は空気が汚染されることがあります。
なお、食べ物が古くなって食べられなくなる「悪くなる」は go bad です。食べ物が「汚くなる」と直訳して get dirty にすると意味が変わるので注意しましょう。
become dirtyは間違い?getとの違い
become dirty も文法的に正しい表現です。ただし、日常の短い会話では get dirty のほうが自然でよく使われます。become は説明的・やや改まった響きがあり、徐々に変化する状況を客観的に述べる文章にも合います。
- The surface may become dirty over time.
表面は時間とともに汚れることがあります。 - My hands got dirty.
手が汚れました。
普段の会話なら、まず get dirty を使えるようにしておけば十分です。
実際の会話で自然な表現
子どもが外で遊ぶとき
A: Can I play in the garden?
庭で遊んでもいい?
B: Sure, but your clothes might get dirty.
いいよ。でも服が汚れるかもしれないよ。
仕事中の机について
A: Your desk got messy again.
また机が散らかったね。
B: I know. I’ll clean it up after this meeting.
分かってる。この会議のあと片づけるよ。
カフェでコーヒーをこぼしたとき
A: Oh no, did your shirt get stained?
大変、シャツにシミが付いた?
B: A little. I’ll rinse it with water.
少しね。水ですすいでくるよ。
日本人が間違えやすい表現
dirtyになる、とは言わない
日本語の語順につられて become to dirty や get to dirty とは言いません。dirty は形容詞なので、基本の形は get+形容詞 です。
- × My shoes became to dirty.
- ○ My shoes got dirty.
部屋が散らかっただけならdirtyとは限らない
The room is dirty. は、床や家具がほこりなどで不潔な印象です。物が散らかっていることを言いたいなら The room is messy. が合います。両方なら The room is dirty and messy. と言えます。
人にdirtyを使うと意味が強くなることがある
He is dirty. は「彼は体や服が汚れている」だけでなく、文脈によって「卑劣だ」「わいせつだ」などの意味にもなり得ます。服や手など、汚れた部分を主語にすると誤解を避けやすくなります。
この英語を知らなかったら?知っている英語でなんとかする
get stained や polluted が思い出せなくても、見えている事実を基本語で説明すれば伝わります。
- There’s coffee on my shirt.
シャツにコーヒーが付いています。 - There are papers everywhere.
紙があちこちにあります。 - The river is not clean anymore.
その川はもうきれいではありません。 - My shoes have mud on them.
靴に泥が付いています。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
「汚くなる」の基本は get dirty ですが、英語では汚れ方によって表現が変わります。
- 泥・ほこりなどで汚れる:get dirty
- 部屋や机が散らかる:get messy
- 服などにシミが付く:get stained
- 川や空気が汚染される:become polluted / get polluted
まずは日常会話で使いやすい get dirty を覚え、「何が原因で汚くなったのか」に合わせて表現を選んでみてください。








