「きれいになる」は英語で?get clean・look better・clear upの違い

「きれいになる」の英語 get cleanとlook betterの違い

「洗ったら靴がきれいになった」「改装して部屋がきれいになった」「机が片づいてきれいになった」。日本語ではどれも「きれいになる」と言えますが、英語ではどんな意味できれいになったのかによって表現が変わります。

汚れが落ちて清潔になるなら get clean、見た目がよくなるなら look better が基本です。物が片づいて整う場合は get tidy、肌や天気などが晴れていく場合は clear up が自然です。

「きれいになる」は英語で?まず覚えたい基本表現

掃除や洗浄によって汚れがなくなる「きれいになる」なら、まず get clean を覚えましょう。clean は「清潔な」、get は「ある状態になる」という変化を表します。

  • My shoes got clean after I washed them.
    洗ったら靴がきれいになりました。
  • The floor is finally getting clean.
    床がようやくきれいになってきました。
  • Will this stain come out and get clean?
    このシミは落ちてきれいになりますか?

be clean は「きれいな状態である」、get clean は「汚れた状態からきれいになる」という変化です。

  • The kitchen is clean.=キッチンはきれいです。
  • The kitchen got clean.=キッチンがきれいになりました。

しゅみすけ(大山俊輔)

clean は主に「汚れていない・清潔な」という意味です。日本語の「美しくなった」まで、いつも clean で表せるわけではありません。

場面によって英語が変わる理由

日本語の「きれい」には、清潔、美しい、整っている、澄んでいるなど複数の意味があります。英語では、その変化の中身を具体的に言い分けます。

get clean・look better・get tidy・clear upの違い

英語 中心となる意味 よく使う対象
get clean 汚れが落ちて清潔になる 手、服、靴、床、部屋
look better 見た目が前よりよくなる 人、服装、部屋、デザイン
get tidy 片づいて整う 部屋、机、棚
clear up 曇り・問題などが消えて晴れる 肌、天気、空、症状

get clean:汚れが落ちてきれいになる

get clean は、泥、ほこり、油などがなくなり、清潔になる変化です。洗濯、掃除、入浴などと相性のよい表現です。

  • These towels get clean even in cold water.
    このタオルは冷たい水でもきれいになります。
  • The pan won’t get clean with just water.
    そのフライパンは水だけではきれいになりません。
  • My hands got clean after I used soap.
    石けんを使ったら手がきれいになりました。

反対の「汚くなる」は get dirty です。詳しい使い分けは、「汚くなる」は英語で?get dirty・get messy・get stainedの違いで解説しています。

look better:見た目がきれいになる

部屋の模様替え、髪型、服装、デザインなどが前より魅力的に見えるなら、look better が日常会話で自然です。直訳は「よりよく見える」ですが、日本語の「きれいになったね」に近い場面で幅広く使えます。

  • The room looks much better now.
    部屋は今ずっときれいに見えます。
  • Your hair looks better after the cut.
    髪を切って、前よりきれいになったね。
  • The website looks cleaner and better.
    そのウェブサイトは、よりすっきりして見栄えがよくなりました。

人に対して You look better. と言うと、文脈によっては「顔色がよくなった」「体調が回復して見える」という意味にもなります。外見を褒めたいなら、Your new hairstyle looks great. のように、何がよくなったかを具体的にすると自然です。

become beautiful・get prettierは使える?

become beautiful は文法的には正しいものの、日常会話ではやや物語的・大げさに響くことがあります。人が以前より美しくなったと言うなら、会話では look beautifullook greatlook even better などが使いやすい表現です。

  • The garden became beautiful in spring.
    春になって庭が美しくなりました。
  • You look great in that dress.
    そのドレス、とてもきれいに見えます。
  • The town has become more beautiful over the years.
    その町は年月とともに、より美しくなりました。

get prettier も使えますが、人の容姿を以前と比較する響きが強くなります。相手への褒め言葉では、比較せず You look lovely.You look great. と言うほうが自然で無難な場面も多いです。

get tidy:片づいてきれいになる

物が所定の位置に戻り、部屋や机が整うことを言いたいなら get tidy が合います。汚れが落ちる clean と、散らかった物が整う tidy を区別しましょう。

  • The room is starting to look tidy.
    部屋がだんだん片づいてきれいになってきました。
  • My desk finally got tidy.
    机がようやく片づいてきれいになりました。
  • Everything looks neat and tidy now.
    今はすべて整ってきれいに見えます。

自分が「掃除する・片づける」という動作を言う場合は、「掃除する」は英語で?clean・tidy upの違いも参考になります。

clear up:肌・天気・空などがきれいになる

clear up は、曇り、にごり、吹き出物、問題などがなくなって「晴れる・すっきりする」変化を表します。

  • My skin is starting to clear up.
    肌がきれいになってきました。
  • The sky cleared up in the afternoon.
    午後には空が晴れてきれいになりました。
  • The water should clear up soon.
    水はまもなく澄んでくるはずです。

肌については、必ずしも「美しくなる」という評価ではなく、赤みや吹き出物などが落ち着くことを表します。天気なら「晴れる」、水なら「澄む」と訳すほうが自然です。

実際の会話で自然な表現

洗った靴を見て

A: Did the shoes get clean?
靴、きれいになった?

B: Yes, most of the mud came off.
うん、泥はほとんど落ちたよ。

部屋を模様替えして

A: The room looks much better now.
部屋、ずっときれいになったね。

B: Moving the sofa made a big difference.
ソファを動かしたら、かなり変わったよ。

肌の状態について

A: Your skin is clearing up.
肌がきれいになってきたね。

B: Yes, it’s much better than last week.
うん、先週よりずっとよくなったよ。

日本人が間違えやすい表現

cleanになる、と直訳しない

become to cleanget to clean とは言いません。clean を形容詞として使う場合は get clean、動詞として使う場合は clean the room のように目的語を置きます。

  • × The room became to clean.
  • The room got clean.
  • I cleaned the room.

「部屋がきれい」はcleanとtidyで意味が違う

The room is clean. は、ほこりや汚れがなく清潔という意味です。The room is tidy. は、物が片づいて整っているという意味です。両方なら The room is clean and tidy. と言えます。

人にcleanを使っても「美人になる」にはならない

She got clean. は通常、「彼女が体を洗って清潔になった」または文脈によって「薬物などを断った」という意味になり、「彼女が美しくなった」とは限りません。外見なら She looks great.She looks even better now. が自然です。

この英語を知らなかったら?知っている英語でなんとかする

clear uptidy が出てこなくても、何が変わったのかを基本語で説明すれば伝わります。

  • The dirt is gone.
    汚れがなくなりました。
  • Everything is in the right place now.
    今は全部、正しい場所にあります。
  • The room looks nicer now.
    部屋は今のほうがよく見えます。
  • My skin is much better now.
    肌は今、ずっとよくなっています。

しゅみすけ(大山俊輔)

「きれい」を英語一語に置き換えようとせず、汚れが消えたのか、物が片づいたのか、見た目がよくなったのかを説明すると伝えやすくなります。

まとめ

「きれいになる」は、何がどう変化したかによって英語を選びます。

  • 汚れが落ちて清潔になる:get clean
  • 見た目が前よりよくなる:look better
  • 片づいて整う:get tidy / look tidy
  • 肌・天気・水などが晴れる:clear up

まずは清潔になる get clean と、見栄えがよくなる look better の違いから押さえましょう。表現が出てこないときは、「汚れがなくなった」「前よりよく見える」と意味を分解すれば、基本英語でも十分に伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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