「釈明する」は英語で?explain oneself・clarify・account forの違いと簡単な言い換え

「釈明する」は英語で?落ち着いて事情を説明する女性

「釈明する」は英語で、まず explain oneself と表せます。誤解されたり責められたりしたときに、「自分の行動や事情を説明する」という意味です。

ただし、日本語の「釈明する」がいつも explain oneself になるわけではありません。誤解を解くなら clear things up、不明点を明確にするなら clarify、理由や結果を説明するなら account for が自然な場合もあります。

この記事では、「何を、どんな目的で説明するのか」に分けて、自然な使い方と簡単な言い換えを見ていきます。

「釈明する」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
explain oneself 自分の言動や事情を説明する 誤解されたとき、責任を問われたとき I need to explain myself.
clarify 曖昧な点を明確にする 発言、立場、事実関係をはっきりさせるとき Let me clarify what I meant.
clear things up 誤解や混乱を解消する 人間関係や会話の行き違いを収めるとき I’d like to clear things up.
account for 理由や原因を説明する 遅れ、差異、行動などの説明を求められるとき He had to account for the delay.

一番自然なのは explain oneself?

「自分の行動について釈明する」なら、explain oneself が最も直接的です。

  • I want a chance to explain myself.
    釈明する機会がほしいです。
  • She explained herself calmly.
    彼女は落ち着いて事情を説明しました。

ただし、explain oneself は状況によって「言い訳する」「弁解する」に近く聞こえることがあります。単に誤解を解きたいなら、clear things up のほうが柔らかく自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「釈明する」をそのまま一語に置き換えるのではなく、「自分を説明するのか」「誤解を解くのか」「理由を示すのか」に分けると、自然な英語を選びやすくなります。

日本語の「釈明する」と英語の意味のズレ

日本語の「釈明する」には、疑いや非難に対して事情を説明し、自分の立場を明らかにするという硬い響きがあります。一方、英語では目的ごとに動詞を選びます。

  • 自分の言動を説明する:explain oneself
  • 曖昧な発言を明確にする:clarify
  • 誤解や行き違いを解く:clear things up
  • 遅れや結果の理由を説明する:account for

釈明するをexplain myself、clear things up、explain whyに分けた図

各表現の使い方と語順

explain oneself:自分の事情を説明する

explain oneself は「自分自身を説明する」が直訳です。oneself の部分は主語に合わせます。

  • I explained myself.
  • She explained herself.
  • They explained themselves.

「人に釈明する」と言いたい場合は、explain oneself to 人 の形にできます。

I explained myself to my manager.
私は上司に事情を説明しました。

clarify:曖昧な内容を明確にする

clarify の後ろには、明確にする内容を置きます。

  • clarify the situation:状況を明確にする
  • clarify my position:自分の立場を明確にする
  • clarify what I meant:自分が何を意味したのか明確にする

Let me clarify that I did not approve the change.
その変更を承認したわけではないことを明確にさせてください。

clear things up:誤解や混乱を解く

clear things up は日常会話でも使いやすい句動詞です。代名詞を使う場合は clear it up のように clear と up の間に置きます。

Can we talk and clear things up?
話をして誤解を解けますか?

account for:理由を説明する

account for+名詞 で、「〜の理由を説明する」「〜の原因となる」という意味です。会話よりも仕事や報告書でよく使われます。

How do you account for this mistake?
このミスをどう説明しますか?

場面別に使える例文

仕事で釈明する

  • I’d like to explain why the report was late.
    報告書が遅れた理由を説明させてください。
  • Let me clarify my role in the project.
    プロジェクトでの私の役割を明確にさせてください。
  • I take responsibility, but I’d like to explain what happened.
    責任は認めますが、何が起きたのか説明させてください。

誤解を解く

  • I think there’s been a misunderstanding. Let me explain.
    誤解があると思います。説明させてください。
  • I called her to clear things up.
    誤解を解くために彼女に電話しました。
  • That’s not what I meant.
    そういう意味で言ったのではありません。

英語日記・独り言で使う

  • I finally had a chance to explain myself.
    ようやく釈明する機会がありました。
  • I tried to explain why I made that decision.
    なぜその判断をしたのか説明しようとしました。
  • I hope I cleared up the misunderstanding.
    誤解を解けていたらいいなと思います。

似た表現との違い

make an excuseとの違い

make an excuse は「言い訳をする」です。explain oneself は中立的にも使えますが、make an excuse には責任逃れという否定的な含みがあります。

justifyとの違い

justify は「自分の行動が正しかったと正当化する」です。事情を説明するだけの explain oneself より一歩強く、正当性を示そうとする表現です。

denyとの違い

deny は「否定する」です。釈明の中で事実を否定することはありますが、deny 自体には事情を詳しく説明する意味はありません。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

explain oneself や clarify が出てこなくても大丈夫です。「釈明する」という日本語を、実際に何をするのかへ分解します。

  • I want to tell you what happened.
    何があったか話したいです。
  • There is something I need to explain.
    説明しなければならないことがあります。
  • That’s not what I meant.
    そういう意味ではありませんでした。
  • I did it because my manager asked me to.
    上司に頼まれたので、そうしました。
  • Please listen to my side of the story.
    私の側の話も聞いてください。

難しい一語を思い出そうとせず、何が起きたのか・自分は何を意味したのか・なぜそうしたのかを基本語で言えば、十分に釈明できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「釈明する」が出てこなければ、まず I want to tell you what happened. と始めてみましょう。その後に事実を一つずつ足せば、知っている英語だけでも伝えられます。

よくある間違い

explain me と言わない

「私に説明する」は explain it to me です。explain me ではありません。

explain aboutを何にでも使わない

多くの場合、explain の直後に内容を置けます。

× I explained about the problem.
○ I explained the problem.
○ I explained the problem to my manager.

account forの後ろに人を置かない

account for の後ろには、説明すべき行動・差・遅れ・結果などを置きます。

○ She accounted for the missing money.
彼女は不足しているお金について説明しました。

FAQ

「記者会見で釈明する」は英語で?

explain oneself at a press conference や、内容を具体的にして explain what happened at a press conference と言えます。

「釈明会見」は英語で?

決まった一語より、a press conference to explain what happened のように目的を説明するほうが自然です。

「釈明を求める」は英語で?

ask for an explanation が自然です。We asked him for an explanation. で「私たちは彼に釈明を求めました」と言えます。

「弁解する」と「釈明する」は同じ?

重なる部分はありますが、「弁解する」は責任逃れや言い訳の含みを持ちやすく、make excuses が合う場合があります。「釈明する」は事情を説明して疑いや誤解を解くことに重点があります。

関連する英語表現

まとめ

  • 自分の言動や事情を釈明する:explain oneself
  • 曖昧な点を明確にする:clarify
  • 誤解や混乱を解く:clear things up
  • 理由や原因を説明する:account for

表現が出ないときは、I want to tell you what happened. や That’s not what I meant. のように、何が起きたのかを基本語で伝えれば大丈夫です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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