「恨む」は英語で?resent・hold a grudge・blameの違いと簡単な言い換え

「恨む」は英語で?resent・hold a grudge・blameの違い

人のしたことを恨む。長年ずっと恨んでいる。失敗の原因として相手を恨む。日本語ではどれも「恨む」と言えますが、英語ではどんな気持ちが残っているのか、どれくらい続いているのか、相手に責任を向けているのかによって表現が変わります。

不公平な扱いや相手の行動に腹を立て、嫌な気持ちを抱き続けるなら resent。過去のことを長く根に持つなら hold a grudge。悪い結果を相手の責任だと考えるなら blame が自然です。

最初に結論

「私は彼がしたことを恨んでいます」なら I resent what he did.。「もう彼女を恨んでいません」なら I don’t hold a grudge against her anymore. と言えます。難しい表現が出なければ、I’m still angry about what happened.(起きたことに今も腹を立てています)のように、今も残っている気持ちを基本語で説明すれば十分伝わります。

「恨む」を表す主な英語表現

英語 中心的な意味 使う場面 代表例文
resent 不公平なことへの怒り・不満を抱く 扱い、発言、決定、立場 I resent the way he treated me.
hold a grudge 過去のことを長く根に持つ 人間関係、昔のけんかや裏切り She still holds a grudge against him.
blame 悪い結果を人の責任だと考える 失敗、事故、問題の原因 He blamed me for the mistake.
hate 人や物事を強く嫌う 強い嫌悪感を直接表す I hated him for what he did.

一番自然な表現は?

日本語の「恨む」に最も近い動詞を一つ選ぶなら、まず resent が候補です。ただし日常会話では、感情を具体的にして I’m still angry with him.I can’t forgive her. と言うほうが自然な場面も多くあります。

  • 不公平な扱いへの消えない不満:resent
  • 昔のことをいつまでも根に持つ:hold a grudge
  • 問題を相手のせいにする:blame
  • 相手を強く嫌っている:hate

「恨む」を英語一語へ置き換えるより、まだ怒っているのか、許せないのか、相手の責任だと思っているのかを決めるのが近道です。

resent:不公平なことへの怒りや不満が残る

resent+人・行動・状況 で、「~を腹立たしく思う」「~に恨みや反感を抱く」を表します。相手を嫌うことそのものより、自分が不当に扱われたという感覚に焦点があります。

  • I resent the way he treated me.
    彼の私に対する扱いを恨めしく思っています。
  • She resented being left out.
    彼女は仲間外れにされたことを恨んでいました。
  • He resents his brother for getting all the attention.
    彼は注目を独り占めする兄を恨めしく思っています。
  • I don’t want to resent her forever.
    いつまでも彼女を恨みたくありません。

resent doing では「~することを不満に思う」、resent someone doing では「人が~することを腹立たしく思う」と言えます。

hold a grudge:過去のことを長く根に持つ

hold a grudge against+人 は、過去にされたことへの怒りや恨みを手放さずに持ち続ける表現です。単にその場で怒っているのではなく、時間がたっても感情が残っている点が中心です。

  • She still holds a grudge against her former boss.
    彼女は今も元上司を恨んでいます。
  • I don’t hold a grudge.
    私は根に持っていません。
  • He held a grudge against me for years.
    彼は何年も私を恨んでいました。
  • There are no hard feelings. I’ve moved on.
    わだかまりはありません。もう気持ちを切り替えました。

bear a grudge も同じ意味ですが、hold a grudgeのほうが日常的です。

resent・hold a grudge・blameの違いを示したイラスト

blame:問題を相手の責任だと考える

blame は、嫌な感情を持ち続けることより「この問題はこの人のせいだ」と責任を向ける動詞です。日本語では「彼を恨んだ」と訳せる場面でも、中心が責任ならblameが自然です。

  • He blamed me for the failure.
    彼はその失敗を私のせいにしました。
  • I blamed her for ruining the trip.
    旅行を台無しにしたことで、私は彼女を恨みました。
  • Don’t blame yourself.
    自分を責めないでください。
  • I can’t blame him for being angry.
    彼が怒るのも無理はありません。

しゅみすけ(大山俊輔)

「恨む」という一語から考えず、「まだ怒っている」「許せない」「相手のせいだと思っている」のどれなのかに分けましょう。難しい単語が出なくても、自分の気持ちと理由を基本語で説明できます。

日本語の「恨む」と英語の意味のズレ

日本語の「恨む」には、怒り、悲しみ、不満、憎しみ、責任追及、根に持つ気持ちなどが重なっています。英語では、何が中心かを切り分けます。

  • 不公平な扱いへの反感:resent
  • 過去の出来事を忘れず根に持つ:hold a grudge
  • 悪い結果の責任を向ける:blame
  • 強く嫌悪する:hate
  • まだ許せない:can’t forgive
  • 仕返しを望む:want revenge

そのため、「私は彼を恨んでいる」だけでは英語表現は一つに決まりません。なぜ、どんな気持ちが、今もどう残っているのかまで考えると自然な文になります。

各表現の使い方と語順

意味 例文
resent+人・物事 ~に反感を抱く I resent him.
resent+動名詞 ~することを不満に思う She resented being ignored.
resent A for B Bを理由にAを恨めしく思う I resented him for lying.
hold a grudge against+人 人を根に持つ He holds a grudge against me.
blame+人+for+原因 原因を人のせいにする She blamed me for the delay.
blame+問題+on+人 問題を人のせいにする He blamed the delay on me.
hate+人+for+理由 理由があって人を強く嫌う I hated him for leaving.

場面別:「恨む」の自然な例文

不公平な扱いをされた

I resent the way they treated me.
彼らの私に対する扱いを恨めしく思っています。

昔の裏切りを今も根に持っている

She still holds a grudge against him for betraying her.
彼女は裏切られたことで、今も彼を恨んでいます。

失敗を同僚のせいだと思った

I blamed my coworker for the mistake.
私はそのミスを同僚のせいにしました。

英語日記で「まだ許せない」と書く

I’m still angry about what happened. I’m not ready to forgive him yet.
起きたことにまだ腹を立てています。まだ彼を許す気にはなれません。

恨みを手放した

I don’t hold a grudge anymore. I’ve moved on.
もう恨んでいません。気持ちを切り替えました。

resent・hate・envyの違い

英語 中心
resent 不公平な扱いへの怒り・反感 I resent his attitude.
hate 強い嫌悪感 I hate his attitude.
envy 相手が持つものをうらやましく思う I envy his confidence.

resentは必ずしも「大嫌い」という意味ではありません。相手の行動や自分の置かれた状況を不公平だと感じ、反感を抱く語です。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

resentやhold a grudgeが出てこなくても、何が起きたか、今どう感じているか、何ができないのかへ分ければ、基本語で伝えられます。

知っている英語で伝える
  • He did something very unfair to me.
    彼は私にとても不公平なことをしました。
  • I’m still angry with him.
    私は今も彼に腹を立てています。
  • I still feel bad about what she did.
    彼女がしたことを今も嫌な気持ちで思っています。
  • I can’t forgive him yet.
    私はまだ彼を許せません。
  • I think it was her fault.
    それは彼女のせいだと思います。
  • I don’t want to think about it anymore.
    もうそのことを考えたくありません。

「恨む」という難しい感情語がなくても、相手が何をしたか+自分の気持ちが今も残っていると説明すれば、伝えたい内容は十分に届きます。

「恨む」の英語でよくある間違い

resentの後ろに前置詞を入れる

× I resent against him.
○ I resent him.
resentは他動詞なので、人を直接後ろに置けます。

hold grudgeと冠詞を落とす

× She holds grudge against me.
○ She holds a grudge against me.
grudgeは数えられる名詞なので、通常はaが必要です。

blameの語順を混ぜる

○ blame a person for a problem
○ blame a problem on a person
「人+for+問題」と「問題+on+人」の二つの形を区別しましょう。

「恨む」をすべてhateにする

hateは「大嫌い」という強い語です。不公平な扱いへの不満ならresent、過去を根に持つならhold a grudgeのほうが意図を正確に表せます。

「恨む」の英語に関するFAQ

「私はあなたを恨んでいません」は英語で?

I don’t hold a grudge against you. が自然です。簡単には I’m not angry with you anymore. と言えます。

「一生恨む」は英語で?

I’ll never forgive you.(絶対に許さない)や I’ll hold this against you forever.(このことを一生根に持つ)と言えます。非常に強い表現なので使用場面には注意が必要です。

resentとhold a grudgeの違いは?

resent は不公平な扱いなどへの反感、hold a grudge はその恨みを長く持ち続けることに焦点があります。

「逆恨みする」は英語で?

wrongly blame someoneresent someone unfairly と説明できます。日常会話なら He blames me even though it wasn’t my fault.(私のせいではないのに、彼は私を恨んでいます)のように状況を分けると明確です。

「恨みはない」は英語で?

No hard feelings. が会話でよく使われます。「根に持っていない」と明確にするなら I don’t hold a grudge. です。

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まとめ

  • resent:不公平な扱いや行動への怒り・反感を抱く
  • hold a grudge:過去のことを長く根に持つ
  • blame:悪い結果の責任を相手に向ける
  • hate:相手を強く嫌う

迷ったら、まず I’m still angry about what happened. と言ってみましょう。難しい一語を思い出せなくても、何が起きて、どんな気持ちが今も残っているかを基本語で伝えれば大丈夫です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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