
学生寮で暮らした仲間、厳しい職場を一緒に乗り越えた同僚、毎日のように食事を共にしたチーム。「あの人とは同じ釜の飯を食った仲や」と言いたくなる相手っていますよね。
この日本語は、単に同じ料理を食べたという意味ではありません。生活や仕事を共にし、苦労も喜びも分かち合った深い仲を表します。
英語では、場面に応じて次のように言うのが自然です。
We’ve been through a lot together.
私たちはいろいろなことを一緒に乗り越えてきました。
初心者なら、さらに簡単に We did everything together. と言っても気持ちは十分伝わります。
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「同じ釜の飯を食う」は英語で?
日本語の意味にいちばん近く、会話で使いやすいのは次の表現です。
We’ve been through a lot together.
私たちは、いろいろなことを一緒に経験してきました。
go through は「経験する」「困難を通り抜ける」という句動詞です。現在完了の have been through にすると、「これまで一緒にさまざまな経験をしてきた」という積み重ねが伝わります。
We’ve been through a lot together since our first year at the company.
入社1年目から、私たちはいろいろなことを一緒に乗り越えてきました。
We argued sometimes, but we’ve been through a lot together.
ときには口論もしたけれど、私たちは多くのことを一緒に経験してきました。
a lot は、ここでは「たくさんの出来事」。楽しいことだけでなく、仕事の苦労や人生の変化まで含められます。
直訳の eat from the same pot は使える?
「同じ釜の飯を食う」をそのまま英語にすると、eat from the same pot などが思い浮かぶかもしれません。
意味は想像できますが、英語で「深い仲間意識」を表す決まった言い方ではありません。文脈がなければ、本当に同じ鍋から食べたという物理的な話に聞こえやすくなります。
日本語の比喩まで伝えたいなら、釜を訳すよりも、次のどれを言いたいかで英語を選びましょう。
- 苦楽を共にした:We’ve been through a lot together.
- 長い付き合いだ:We go way back.
- 食事を共にした:We broke bread together.
- いつも一緒だった:We did everything together.
初心者なら We did everything together.

been through がすぐに出てこなければ、知っている単語だけで言って大丈夫です。
We did everything together.
私たちは何でも一緒にやりました。
did、everything、together。どれも基本的な単語ですが、一緒に過ごした時間の濃さをしっかり表せます。
We worked together. We ate together. We did everything together.
一緒に働き、一緒に食べ、何でも一緒にやりました。
もっと短く、事実を二つ並べるだけでも構いません。
We lived and worked together.
私たちは一緒に暮らし、働きました。
We were always together.
私たちはいつも一緒でした。
「同じ釜の飯を食う」を一文で完璧に訳せなくても、何を一緒にしたかを簡単な英語で話せば、その関係の深さは伝わります。
食事を共にしたなら break bread together
break bread together は「一緒にパンを分ける」から、食事を共にするという意味になった表現です。
We broke bread together.
私たちは食事を共にしました。
単に食べたというより、同じ食卓を囲んで関係を築いた温かい響きがあります。
We worked hard during the day and broke bread together at night.
昼は懸命に働き、夜は一緒に食卓を囲みました。
ただし、break bread together だけでは「長年、苦楽を共にした」ところまで必ず伝わるわけではありません。関係の深さを強調するなら、We’ve been through a lot together. のほうが向いています。
「長い付き合いなんです」なら We go way back.
We go way back. は「私たちはずっと昔からの付き合いです」という、とても自然な会話表現です。
How do you know Emma?
エマとはどういう知り合いなの?We go way back. We started working together twenty years ago.
ずっと昔からの付き合いです。20年前に一緒に働き始めました。
昔から知っていることを伝える表現なので、「同じ釜の飯を食った仲」の長い歴史に焦点を当てたいときに使えます。
仕事仲間なら We worked side by side.
side by side は「並んで」「力を合わせて」。同じ職場やプロジェクトで長く頑張った仲間について自然に使えます。
We worked side by side for ten years.
私たちは10年間、肩を並べて働きました。
We built this business together from the ground up.
私たちはこの事業をゼロから一緒に築きました。
日本語のことわざを訳すというより、二人が何を一緒に乗り越えたのかを具体的に伝える表現です。
「困った時の友こそ真の友」との違い
「困った時の友こそ真の友」を英語で言う表現も、深い友情を表します。ただし、注目する点が違います。
- 同じ釜の飯を食う:生活・仕事・経験を長く共有して生まれた仲間意識
- 困った時の友こそ真の友:苦しいときに助けてくれたことで分かる本当の友情
前者は積み重ねた時間、後者は困ったときの行動に焦点があります。
まとめ
- We’ve been through a lot together.
私たちは多くのことを一緒に乗り越えてきた - We did everything together.
私たちは何でも一緒にやった(初心者向け) - We broke bread together.
私たちは食事を共にした - We go way back.
私たちはずっと昔からの付き合いだ - We worked side by side.
私たちは肩を並べて働いた
まず覚えるなら、We did everything together. で十分です。何を一緒にしたのかを一つずつ簡単な英語で足していけば、「同じ釜の飯を食った仲」の深さを自分の言葉で伝えられます。
友情や仲間関係にまつわる表現は、人間関係・コミュニケーションのことわざ・四字熟語を英語でにまとめています。
シリーズ全体は、日本語のことわざ・四字熟語を英語でからご覧ください。









