
業績が落ち込んだ会社を立て直した。負けそうだった試合で逆転した。絶望的に見えた状況から、もう一度チャンスをつかんだ。そんな「起死回生」は、英語でどう言えばよいのでしょうか?
仕事や悪い状況の立て直しに、もっとも使いやすい表現はこちらです。
We turned things around.
私たちは状況を好転させました。
復活そのものを強調するなら、make a comeback も定番です。
We made a comeback.
私たちは復活しました。
初心者なら、もっと簡単に言っても大丈夫です。
Things got better.
状況は良くなりました。
「起死回生」という難しい四字熟語でも、英語では things・get・better という知っている単語だけで、大事な変化を伝えられます。
Contents
「起死回生」とは?
起死回生(きしかいせい)は、もともと「死にかけたものを生き返らせる」という意味から、絶望的な状況を一気に立て直すことを表します。
英語にするときは、次のどこに焦点を置くかで表現が変わります。
- 悪い状況を立て直した
- 一度低迷した人やチームが復活した
- 負けそうなところから逆転した
- 最後の手段で危機を救った
英語には「起死回生」と完全に同じ四字熟語はないため、場面に合う動詞を選ぶのが自然です。
状況を立て直すなら turn things around
We turned things around.
turn around は、向きを変えるという意味から、悪い状況を「好転させる」「立て直す」という意味でも使われます。
The new strategy helped us turn things around.
新しい戦略が、状況を立て直す助けになりました。
Sales were falling, but the team turned things around.
売上は落ちていましたが、チームが状況を好転させました。
重要なのは、主語が状況を変える行動をした点です。会社、チーム、経営者などの立て直しに特に合います。
The company made a remarkable turnaround.
turnaround は名詞で「好転」「立て直し」です。
The company made a remarkable turnaround.
その会社は見事な起死回生を遂げました。
a business turnaround なら「業績回復」「事業再生」という意味でも使われます。

復活するなら make a comeback
We made a comeback.
comeback は、一度低迷した人、チーム、商品などが再び活躍する「復活」です。
The team made an amazing comeback in the second half.
そのチームは後半、見事な復活を遂げました。
After years away from acting, she made a successful comeback.
数年間俳優業から離れた後、彼女は見事に復帰しました。
なお、動詞なら come back と2語、名詞なら a comeback と1語です。
- She came back.:彼女は戻ってきた・復活した
- She made a comeback.:彼女は復活を遂げた
初心者なら「良くなった」と言えばいい
Things got better.
Things got better. は、「物事・状況が良くなりました」という、とてもシンプルな表現です。
A: Was the project successful in the end?
結局、そのプロジェクトは成功したの?
B: Yes. Things got better after we changed the plan.
うん。計画を変えてから状況が良くなったよ。
「一度かなり悪かった」という情報を足すなら、2文に分けられます。
Things looked bad at first. But they got better.
最初は状況が悪そうでした。でも、良くなりました。
これだけで、起死回生の流れが伝わります。難しい日本語を一文で訳そうとせず、悪かった→良くなったと時間順に説明するのが、しゅみすけ式の強い逃げ道です。
We came back.
スポーツや競争で、いったん負けていたところから戻ったなら、さらに短く言えます。
We came back and won.
私たちは巻き返して勝ちました。
come back は基本単語だけですが、文脈があれば「盛り返す」「復活する」という意味になります。
試合で起死回生の逆転をしたとき
They came from behind to win.
come from behind は、負けている状態から追いつき、逆転することです。
They came from behind to win the game.
彼らは劣勢から逆転して試合に勝ちました。
It was a dramatic comeback.
It was a dramatic comeback.
劇的な逆転・復活でした。
スポーツニュースや試合の感想で自然に使えます。
「起死回生の一手」を英語で
一つのアイデアや決断が危機を救ったなら、次の表現が使えます。
a game-changing move
game-changing は「流れや状況を大きく変える」という意味です。
It was a game-changing move.
それは起死回生の一手でした。
the move that saved the project
初心者なら、何を救ったかをそのまま説明できます。
That decision saved the project.
その決断がプロジェクトを救いました。
save は「救う」という基本動詞です。「起死回生の策」を難しく訳せなくても、誰が何を救ったかを言えば十分に伝わります。
場面別の例文
業績回復で
The new product turned the company’s fortunes around.
新商品が会社の運命を好転させました。
プロジェクトで
We were close to giving up, but a new idea saved the project.
諦めかけていましたが、新しいアイデアがプロジェクトを救いました。
キャリアで
She rebuilt her career and made a strong comeback.
彼女はキャリアを立て直し、力強く復活しました。
日常会話で
It looked hopeless, but everything worked out in the end.
絶望的に見えましたが、最後にはすべてうまくいきました。
work out は「最終的にうまくいく」という便利な句動詞です。起死回生の結果を柔らかく話すときに使えます。
一進一退との違いは?
- 一進一退:前進と後退を繰り返している途中の状態
- 起死回生:悪い状況を大きく好転させた変化や行動
まだ状況が行ったり来たりしているなら going back and forth、実際に立て直したなら turned things around が合います。
一進一退の場面別表現は、「一進一退」は英語で?仕事・交渉・体調で使える自然な表現で紹介しています。
「起死回生」を英語で言うときのまとめ
悪い状況を立て直したなら、こちらです。
We turned things around.
私たちは状況を好転させました。
人やチームの復活なら、こちらです。
We made a comeback.
私たちは復活しました。
初心者が簡単な単語で言うなら、こちらでOKです。
Things got better.
状況は良くなりました。
さらに短くても、It worked.(うまくいきました)、We did it.(やりました)で結果は伝えられます。完璧な四字熟語の英訳より、自分が本当に口から出せる一文を持っておくほうが実践では強いです。
一度敗れたあとに力をつけて再挑戦するなら、「捲土重来」は英語で?もあわせてご覧ください。
努力・挑戦・立て直しに関する表現は、努力・挑戦・行動のことわざ・四字熟語を英語でにまとめています。シリーズ全体は日本語のことわざ・四字熟語を英語で言う記事一覧からご覧ください。
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