
春の表現全体は「春は英語で?springの表現集」へ。日本語独特のことわざや四字熟語は「日本語のことわざ・四字熟語を英語で」でまとめています。
暖かな春の朝、目覚ましが鳴っても布団から出たくない。そんなときに思い出す言葉が、春眠暁を覚えずです。
詩の雰囲気を残して英語にするなら、In spring, one sleeps unaware of dawn. と表せます。意味を日常的に説明するなら、Spring mornings make it hard to wake up. が分かりやすいでしょう。
3段階で覚えましょう
- 詩的な英訳:In spring, one sleeps unaware of dawn.
- 意味を自然に説明:Spring mornings make it hard to wake up.
- 日常会話:I don’t want to get out of bed.
Contents
「春眠暁を覚えず」の意味は?
「春眠暁を覚えず」は、中国・唐の詩人孟浩然(もうこうねん)の漢詩『春暁』の冒頭にある「春眠不覚暁」に由来します。
春眠は春の心地よい眠り、暁は夜明け・明け方、覚えずは「気づかない」という意味です。つまり、「春の眠りは心地よく、夜が明けたことにも気づかなかった」という情景です。
現在の日本語では、「春は暖かくて眠りやすく、朝なかなか起きられない」という日常的な意味でもよく使われます。
詩の雰囲気を残した英訳
In spring, one sleeps unaware of dawn.
In spring, one sleeps unaware of dawn. は、原文の語順と詩情を比較的残した英訳です。
- in spring:春に
- one sleeps:人は眠る
- unaware of:〜に気づかず
- dawn:夜明け
unaware は「気づいていない」という意味です。be unaware of + 名詞 の形でも使えます。
I was unaware of the time.
私は時間に気づいていませんでした。
Spring sleep knows no dawn.
Spring sleep knows no dawn. のように、短く詩的に訳すこともできます。直訳調で文学的な響きがありますが、日常会話で「朝起きられない」と言う表現ではありません。
古典の言葉には唯一の「正解の英訳」があるわけではありません。詩の雰囲気を残すのか、意味を分かりやすく伝えるのかによって、英語も変わります。

意味を自然な英語で説明する
英語話者へ「春眠暁を覚えず」の意味を説明するときは、次のような英文が自然です。
Spring mornings make it hard to wake up.
春の朝は、なかなか起きられません。
The warm spring weather makes us want to stay in bed.
暖かな春の気候は、ずっと布団にいたい気分にさせます。
It’s easy to sleep through the dawn on a peaceful spring morning.
穏やかな春の朝は、夜明けにも気づかず眠り続けてしまいます。
This old poem describes how comfortable sleep feels in spring.
この古い詩は、春の眠りがどれほど心地よいかを表しています。
make it hard to wake upの形
A makes it hard to do は「Aのために〜するのが難しくなる」という便利な形です。
The warm weather makes it hard to wake up.
暖かい気候のせいで、起きるのが難しいです。
The rain makes it hard to get out of bed.
雨の日は、なかなか布団から出られません。
春の眠い朝に使える英語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| まだ眠いです | I’m still sleepy. |
| 布団から出たくありません | I don’t want to get out of bed. |
| あと5分寝たいです | I want to sleep for five more minutes. |
| 二度寝しました | I fell back asleep. |
| 寝坊しました | I overslept. |
| 目覚ましに気づきませんでした | I slept through my alarm. |
「眠い」の詳しい使い分けは「眠いは英語で?sleepy・drowsy・tiredの違い」、二度寝と寝坊は「二度寝した・寝坊したは英語で?」で紹介しています。
単語が出てこないときのやさしい英語
unaware of dawn のような詩的な表現が出てこなくても、春の朝の気持ちは簡単な英語で言えます。
- I’m sleepy.
眠いです。 - It’s warm today.
今日は暖かいです。 - I want to stay in bed.
布団にいたいです。 - I don’t want to get up.
起きたくありません。 - I love sleeping in spring.
春に寝るのが大好きです。
「春眠暁を覚えず」をそのまま英訳できなくても、sleepy / warm / stay in bed / don’t want to get up を使えば、今の感覚を伝えられます。
春眠暁を覚えずを説明する短い英会話
A: You look sleepy this morning.
今朝は眠そうだね。
B: I didn’t want to get out of bed.
布団から出たくなかったんだ。
A: Is it because the weather is getting warmer?
暖かくなってきたから?
B: Maybe. In Japan, we say, “In spring, one sleeps unaware of dawn.”
たぶんね。日本では「春眠暁を覚えず」と言うよ。
A: That’s exactly how I feel!
まさに今の気分だよ!
まとめ|詩の英訳と日常会話を使い分けよう
- 詩的な英訳:In spring, one sleeps unaware of dawn.
- 自然な説明:Spring mornings make it hard to wake up.
- 日常会話:I don’t want to get out of bed.
- 初心者向け:I’m sleepy.
古典の情景を伝えたいときは詩的な英訳、朝の気分を伝えたいときは簡単な日常表現。目的に合わせて使い分けると、「春眠暁を覚えず」の魅力が英語でも自然に伝わります。










