
一度は負けた。でも、これで終わりではない。力をつけて、もう一度挑戦する――。そんな「捲土重来」の決意は、英語でどう表せばよいのでしょうか。
初心者にも言いやすく、気持ちまで伝わる一文はこちらです。
I’ll come back stronger.
もっと強くなって戻ってきます。
「再起する」「復活する」という出来事を表すなら、make a comeback が定番です。
この記事の結論
- 初心者の決意:I’ll come back stronger.
- 再起・復活する:make a comeback
- 困難から立ち直る:bounce back
Contents
「捲土重来」とは?読み方と意味
捲土重来は、けんどちょうらいと読みます。「巻き上がった土煙とともに、再び攻めてくる」という由来から、一度敗れた人が勢いを取り戻し、もう一度挑戦することを表します。
ポイントは、ただ元の場所へ「戻る」だけではないことです。
- 一度、敗北や失敗を経験している
- そこで終わらず、力を蓄える
- 再び挑戦する、または再起する
英語では、このどこに焦点を当てるかによって表現を選びます。
初心者なら I’ll come back stronger. で言える
I’ll come back stronger. は、直訳すると「私はもっと強くなって戻ってきます」。失敗や敗北のあとに、次の挑戦への決意を伝える自然な表現です。
I lost this time, but I’ll come back stronger.
今回は負けましたが、もっと強くなって戻ってきます。
This setback won’t stop me. I’ll come back stronger.
この挫折で私は止まりません。もっと強くなって戻ってきます。
難しい単語は必要ありません。come back は「戻ってくる」、stronger は「もっと強く」。この2つをつなぐだけで、捲土重来の「次はもっと強く」という芯が伝わります。

「再起する・復活する」なら make a comeback
make a comeback は、一度低迷した人・チーム・会社・商品などが再び活躍することを表します。
She made an impressive comeback after a difficult year.
彼女は困難な一年を経て、見事な再起を果たしました。
The team is ready to make a comeback next season.
そのチームは来季、捲土重来を期しています。
ここで注意したいのが、come back と comeback の違いです。
- come back:動詞「戻ってくる」
- a comeback:名詞「復活・再起」
She came back. なら「彼女は戻ってきた」、She made a comeback. なら「彼女は復活を遂げた」となります。
困難から立ち直るなら bounce back
bounce back は、失敗・病気・不況などの悪い状態から「立ち直る」「回復する」という句動詞です。ボールが跳ね返るイメージを持つと覚えやすいでしょう。
She bounced back quickly after the setback.
彼女は挫折のあと、すぐに立ち直りました。
The business bounced back after a slow start.
その事業は出だしの不調から立て直しました。
make a comeback は「再び表舞台で活躍する」、bounce back は「悪い状態から回復する」に焦点があります。
「もう一度挑戦する」を簡単な英語で言う
捲土重来を一つの難しい英文に訳そうとすると、口から出にくくなります。初心者なら、出来事を2文に分けて構いません。
I failed, but I’ll try again.
失敗しました。でも、もう一度挑戦します。
これだけでも、捲土重来の流れは十分伝わります。
Things didn’t go well. But I’m not giving up.
うまくいきませんでした。でも、諦めません。
I’ll learn from this and try again.
この経験から学んで、もう一度挑戦します。
fail・try・again という基本単語だけでも、失敗した→でも、もう一度やると時間順に話せばよいのです。「捲土重来」を英訳できなくても、自分の気持ちは英語にできます。
仕事・スポーツ・人生で使える例文
仕事や事業の再挑戦
Our first plan didn’t work, but we’re preparing for a comeback.
最初の計画はうまくいきませんでしたが、私たちは再挑戦の準備をしています。
スポーツでの再起
After losing the final, she promised to come back stronger.
決勝で敗れたあと、彼女はもっと強くなって戻ると誓いました。
キャリアの立て直し
She took time to rebuild her skills and made a successful comeback.
彼女はスキルを磨き直す時間を取り、見事な復活を遂げました。
友人を励ます
You can bounce back from this.
ここから立ち直れるよ。
You’ll come back stronger.
きっと、もっと強くなって戻ってこられるよ。
「起死回生」と「捲土重来」の違い
どちらも悪い状況からの復活に関係しますが、焦点が異なります。
- 捲土重来:一度負けたあと、力を蓄えて再び挑戦する
- 起死回生:絶望的な状況を一気に好転させる
英語でも、捲土重来なら come back stronger / make a comeback、起死回生なら turn things around が中心になります。
状況を一気に立て直した場面については、「起死回生」は英語で?仕事・スポーツで使える自然な表現で詳しく紹介しています。
「捲土重来を期す」は英語で?
日本語では「捲土重来を期す」とよく言います。英語では、主語に合わせて次のように表せます。
We’re determined to make a comeback.
私たちは捲土重来を期しています。
She’s preparing to come back stronger.
彼女はより強くなって戻る準備をしています。
determined to は「〜する決意をしている」。少し難しく感じるなら、We’ll try again.(私たちはもう一度挑戦します)でも大丈夫です。
まとめ:「失敗した。でも、もう一度やる」で伝わる
捲土重来の決意を、自分の言葉として伝えるならこちらです。
I’ll come back stronger.
もっと強くなって戻ってきます。
再起という出来事には make a comeback、困難からの回復には bounce back が使えます。
そして初心者なら、まずはこの2文で十分です。
I failed. But I’ll try again.
失敗しました。でも、もう一度挑戦します。
四字熟語をそのまま英語に変えるのではなく、何があったか、次にどうするかを簡単な文で話す。これなら、自分の英語で捲土重来を始められます。
何度困難に遭っても意志が折れない姿勢なら、「百折不撓」は英語で?もあわせてご覧ください。
努力・挑戦・再起に関する表現は、努力・挑戦・行動のことわざ・四字熟語を英語でにまとめています。シリーズ全体は、日本語のことわざ・四字熟語を英語で言う記事一覧からご覧ください。
ほかの表現も見る:四字熟語を英語で|意味・例文と簡単な言い換え一覧
再起する前の「失敗・後退・心が折れる」という段階は、「挫折する」の英語表現で整理しています。









