
「ひとりで旅行する」「自分ひとりで作る」「人に頼らず自力でやる」。日本語ではどれも「ひとりで」と言えますが、英語では場面によって alone、by myself、on my own、for myself を使い分けます。
最初に結論を言うと、一緒にいる人がいないことを伝えるなら alone、ほかの人と一緒ではなく自分ひとりでなら by myself、助けを借りず自力でなら on my own、自分のためになら for myself が基本です。
しゅみすけ(大山俊輔)
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「ひとりで」の英語表現を一覧で比較
| 表現 | 中心の意味 | 例 |
|---|---|---|
| alone | 人が一緒にいない・単独で | I live alone. |
| by myself | ほかの人と一緒ではなく、自分ひとりで | I went there by myself. |
| on my own | 人の助けを借りず、自力で・独立して | I did it on my own. |
| for myself | ほかの人ではなく、自分のために | I bought it for myself. |

aloneの意味:「人が一緒にいない」
alone は「ほかの人が一緒にいない」「単独で」という状態を表します。形容詞としても副詞としても使えます。
- I live alone.
ひとり暮らしをしています。 - She traveled alone.
彼女はひとりで旅行しました。 - Can I talk to you alone?
二人だけで話せますか? - Leave me alone.
ひとりにしておいてください。
古い教材では「aloneには寂しさが含まれる」と説明されることがありますが、常にそうではありません。I enjoy traveling alone. のように、ひとりの時間を前向きに楽しむ文でも自然に使えます。
「寂しい」という感情を明確に言うなら lonely です。
- I’m alone, but I’m not lonely.
ひとりですが、寂しくはありません。
by myselfの意味:「ほかの人と一緒ではなく、自分ひとりで」
by myself は、動作をした人が自分ひとりだったことを強調します。aloneと置き換えられる場面も多い表現です。
- I went to the movies by myself.
ひとりで映画を観に行きました。 - I traveled around Europe by myself.
ひとりでヨーロッパを旅行しました。 - I ate dinner by myself.
ひとりで夕食を食べました。
I went there alone. も I went there by myself. も「ひとりで行った」ですが、by myselfは「誰かと一緒ではなく、自分ひとりで」という対比が少し見えやすくなります。
by myselfには「自分の力で」の意味もある
文脈によっては「助けを借りずに自分で」という意味にもなります。
- I made this cake by myself.
このケーキを自分ひとりで作りました。 - I fixed the computer by myself.
自分でパソコンを直しました。
ただし、「自力でやり遂げた」という独立性を強く出したい場合は、次の on my own がよく合います。
on my ownの意味:「人に頼らず自力で・独立して」
on my own は「人の助けを借りずに」「自分の判断や力で」というニュアンスを表します。また、aloneと同じように「ひとりで」という意味でも使われます。
- I finished the project on my own.
そのプロジェクトを自力で完成させました。 - I learned English on my own.
独学で英語を学びました。 - She started her own business on her own.
彼女は自力で事業を始めました。 - I can’t carry this on my own.
これは私ひとりの力では運べません。
I live on my own. は単なるひとり暮らしだけでなく、「家族などから独立して暮らしている」という響きを持つことがあります。
for myselfの意味:「自分のために」
for myself は「ひとりで」ではなく、基本的に自分のためにという意味です。誰が利益を受けるのかに焦点があります。
- I bought a small gift for myself.
自分へのちょっとしたプレゼントを買いました。 - I need some time for myself.
自分のための時間が少し必要です。 - I cooked dinner for myself.
自分のために夕食を作りました。
I cooked dinner by myself. なら「誰の助けも借りず、自分ひとりで作った」。I cooked dinner for myself. なら「自分が食べるために作った」です。前置詞が変わると、伝えたい焦点も変わります。
myselfだけで「自分で」を強調する場合
myself を主語の直後や文末に置き、「ほかでもない私自身が」と強調することもできます。
- I made it myself.
私が自分で作りました。 - I myself didn’t see it.
私自身はそれを見ていません。
I made it myself. と I made it by myself. は近い意味ですが、前者は「私自身が作った」、後者は「ほかの人の助けなしで作った」に焦点が置かれます。myselfを含む代名詞の仕組みを文法から確認したい方は、be:RIZEの英語の代名詞とは?I・my・me・mineの使い分けも参考にしてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
旅行で使える「ひとりです」の英語
レストランで人数を聞かれたとき
Just one.
ひとりです。
A table for one, please.
ひとり用の席をお願いします。
この場面では I’m alone. よりも、人数を直接答える Just one. が自然です。
ひとり旅だと伝えるとき
I’m traveling alone.
ひとりで旅行しています。
I’m traveling by myself.
自分ひとりで旅行しています。
旅行中に道を尋ねる表現も準備しておくと安心です。詳しくは「道に迷った」は英語で?海外で道を聞くフレーズをご覧ください。
alone・by myself・on my ownの違いが分かる会話例
A: Did you travel to Canada alone?
ひとりでカナダへ旅行したのですか?
B: Yes. I planned the whole trip by myself.
はい。旅行全体を自分ひとりで計画しました。
A: That’s impressive. Did you book everything on your own?
すごいですね。予約も全部自力でしたのですか?
B: Yes, and I bought myself a nice souvenir at the end.
はい。最後には自分への素敵なお土産も買いました。
ここでは alone が同行者の有無、by myself が計画した人、on your own が助けを借りたかどうかを示しています。
まとめ:「ひとりで」のどこを伝えたいかで選ぶ
- alone:ほかの人が一緒にいない
- by myself:ほかの人と一緒ではなく、自分ひとりで行動する
- on my own:助けを借りず、自力・独立して行う
- for myself:自分のために行う
実際の会話では意味が重なる場面もあります。細かな日本語訳を一語ずつ暗記するより、「同行者の有無」「助けの有無」「誰のためか」のどれを伝えたいのか考えると、自然な表現を選びやすくなります。







