A is to B what C is to Dの意味は?語順・構造と使い方を例文解説

A is to B what C is to Dの意味・語順・使い方を解説するアイキャッチ画像

A is to B what C is to Dは、「AとBの関係は、CとDの関係と同じだ」という意味を表す比較の構文です。

一見するとwhatの位置が分かりにくく、A・B・C・Dに何を入れるのか迷いやすい表現です。しかし、構造はシンプルです。

A : B = C : D

つまり、AとBの間にある関係を、CとDの間にある分かりやすい関係に重ねて説明します。

  • Water is to plants what food is to people.
    水と植物の関係は、食べ物と人間の関係と同じです。
  • A password is to an account what a key is to a lock.
    パスワードとアカウントの関係は、鍵と錠の関係と同じです。

A is to B what C is to Dの基本的な意味

この構文は、日本語では次のように訳せます。

  • AがBに対する関係は、CがDに対する関係と同じだ
  • BにとってのAは、DにとってのCのようなものだ
  • AとBの関係は、CとDの関係に相当する

大切なのは、AとCが同じものだと言っているわけではない点です。比べているのは物そのものではなく、2組の関係です。

たとえば、waterとfoodは同じものではありません。しかし、waterがplantsを支える関係と、foodがpeopleを支える関係は似ています。

AとBの関係がCとDの関係に等しいことを示す解説イラスト

しゅみすけ(大山俊輔)

AとCを直接比べるのではありません。「AからBへ向かう関係」と「CからDへ向かう関係」を重ねる構文です。

4つの要素と語順を分解しよう

A is to B what C is to Dを4つに分けると、次の役割になります。

要素 役割
A 1組目で作用するもの・基準になるもの water
B 1組目で作用を受けるもの・対応先 plants
C 2組目でAに対応するもの food
D 2組目でBに対応するもの people

したがって、次のような対応になります。

water → plants = food → people

順番を逆にすると、関係も変わってしまいます。単語を日本語に置き換えるだけでなく、矢印の向きを意識すると理解しやすくなります。

この構文のtoは何を表す?

ここでのtoは、単なる場所への移動ではありません。「AがBに対して持つ関係」を示しています。

  • A is to B:AとBはこのような関係にある
  • C is to D:CとDも同じような関係にある

be toを「〜する予定だ」と読む構文ではありません。また、to+動詞の不定詞でもありません。このtoの後ろには、比較する相手となる名詞や代名詞が置かれます。

whatは「何?」という疑問詞ではない

この構文のwhatは質問を作る「何」ではありません。2組の関係をつなぎ、「ちょうど〜であるように」という対応を表します。

意味の感覚は、次の言い換えに近いものです。

A is to B as C is to D.

ただし、定型表現としてはA is to B what C is to Dの形がよく知られています。what以下が、前半のAとBの関係を説明するモデルになっています。

A is to B what C is to Dの自然な例文

学習・知識の関係

  • Practice is to a skill what water is to a plant.
    練習と技能の関係は、水と植物の関係と同じです。
  • Feedback is to learning what a compass is to travel.
    フィードバックと学習の関係は、コンパスと旅の関係と同じです。

練習が技能を育てることや、フィードバックが学習の方向を示すことを、身近な関係に置き換えて説明しています。

仕事・組織の関係

  • Trust is to a team what a foundation is to a building.
    信頼とチームの関係は、土台と建物の関係と同じです。
  • Data is to a decision what a map is to a journey.
    データと意思決定の関係は、地図と旅の関係と同じです。

抽象的なtrustやdataの重要性を、foundationやmapという具体的なものを使って伝えられます。

恋愛・人間関係

  • Honesty is to a relationship what sunlight is to a garden.
    正直さと人間関係の関係は、日光と庭の関係と同じです。
  • Listening is to friendship what care is to a family.
    話を聞くことと友情の関係は、思いやりと家族の関係と同じです。

デジタル・日常生活

  • A charger is to a phone what fuel is to a car.
    充電器とスマートフォンの関係は、燃料と車の関係と同じです。
  • A password is to an account what a key is to a lock.
    パスワードとアカウントの関係は、鍵と錠の関係と同じです。

どんな場面で使うと自然?

この構文は、日常会話で毎日のように使う短いフレーズというより、説明・比喩・スピーチ・プレゼン・文章で力を発揮します。

  • 抽象的な考えを身近な関係で説明するとき
  • ある要素の重要性を印象づけるとき
  • 2つの分野に共通する構造を示すとき
  • 文章やスピーチを少し格調高くしたいとき

会話で使っても文法的には自然ですが、少し整った、格言のような響きが出ることがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい構文を見せることが目的ではありません。相手がよく知っている関係を後半に置くと、説明が一気に分かりやすくなります。

自然な関係を作る3つのコツ

1.AとC、BとDの役割をそろえる

AとCは同じ側の役割、BとDも同じ側の役割になるようにします。

○ Water is to plants what food is to people.
waterとfoodは「支えるもの」、plantsとpeopleは「支えられるもの」です。

2.後半には分かりやすい関係を置く

通常は、説明したい関係を前半に、聞き手がすでに理解できる関係を後半に置きます。

Trust is to a team what a foundation is to a building.

「信頼とチーム」という抽象的な関係を、「土台と建物」という目に見える関係で説明しています。

3.関係の種類を一致させる

一方が「必要不可欠」、もう一方が単なる「似ているもの」では、比較が弱くなります。どちらも「育てる」「開ける」「方向を示す」など、共通する関係を選びます。

日本人が間違えやすいポイント

AとBそのものが同じという意味ではない

A is Bなら「AはBだ」ですが、A is to BはAとBの関係を提示しています。

Trust is to a team what a foundation is to a building.

これは「信頼は土台である」という直接的な比喩ではなく、信頼がチームを支える関係と、土台が建物を支える関係が似ているという意味です。

whatの後ろを疑問文の語順にしない

whatの後ろは疑問文ではないため、通常の肯定文の語順です。

  • what food is to people
  • × what is food to people

toの後ろに動詞の原形を置かない

このtoは不定詞ではないため、基本形はto+名詞です。

  • Water is to plants …
  • × Water is to grow …

難しいときの簡単な言い換え

この構文がすぐ出てこなければ、基本的な英語で直接説明できます。

  • A and B have the same relationship as C and D.
    AとBは、CとDと同じ関係にあります。
  • A is important for B, just as C is important for D.
    CがDに重要なのと同じように、AはBに重要です。
  • B needs A in the same way that D needs C.
    DがCを必要とするのと同じように、BはAを必要とします。

たとえば、次のように言い換えられます。

Plants need water in the same way that people need food.
人が食べ物を必要とするのと同じように、植物は水を必要とします。

語順を変えた形

文章では、比較の基準となる側を先に出すこともあります。

What food is to people, water is to plants.
人にとっての食べ物と同じものが、植物にとっての水です。

意味は近いものの、こちらはさらに文章的で、強調のために前半を移動した形です。まずは基本のA is to B what C is to Dを使えるようにすれば十分です。

まとめ

A is to B what C is to Dは、AとBの関係を、CとDの関係になぞらえて説明する構文です。

  • 意味は「AとBの関係はCとDの関係と同じ」
  • 構造は「A : B = C : D」
  • whatは疑問詞の「何」ではなく、2組の対応をつなぐ
  • toの後ろには通常、関係の相手となる名詞を置く
  • 説明・比喩・プレゼン・文章で特に使いやすい

英熟語や定型構文を意味だけでなく、語順やニュアンスまで学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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