
at ease は、「安心して」「くつろいで」「緊張せずに」という意味の表現です。初対面の人との会話や新しい職場など、緊張がほどけて自然体になれる場面でよく使われます。
特によく使うのは feel at ease(安心する) と put someone at ease(人を安心させる)。一方、形の似た with ease は「簡単に・難なく」という別の意味です。この記事では、自然な語順と使い分けを会話例とともに整理します。
Contents
at easeの基本的な意味
at ease = relaxed and comfortable(緊張がなく、安心している状態)です。
ease には「気楽さ」「安心」「困難がないこと」という意味があります。そこに、ある状態を表すことの多い at がつき、「気楽な状態にいる」というイメージになります。
- I feel at ease here.
ここでは安心して過ごせます。 - She seems completely at ease.
彼女はすっかりくつろいでいるようです。
しゅみすけ(大山俊輔)
feel at ease:安心する・くつろぐ
feel at ease は、自分が「安心していると感じる」「居心地よく感じる」と伝える基本形です。
- I felt at ease as soon as we started talking.
話し始めるとすぐに安心しました。 - Do you feel at ease with your new team?
新しいチームでは気楽に過ごせていますか? - I always feel at ease in this café.
このカフェではいつもくつろげます。
相手や人間関係については feel at ease with + 人、場所については feel at ease in + 場所 が自然です。
be at ease:安心している状態を表す
be at ease は、「安心した状態にある」「くつろいでいる」と状態そのものを表します。feel at easeより少し客観的に聞こえることがあります。
- Everyone was at ease by the end of dinner.
夕食が終わる頃には、みんなくつろいでいました。 - He looks at ease in front of the camera.
彼はカメラの前でもリラックスして見えます。
not feel at ease は「落ち着かない」「安心できない」です。
- I don’t feel at ease walking here alone at night.
夜にここを一人で歩くのは安心できません。
やや改まった表現に ill at ease もあり、「居心地が悪い」「落ち着かない」を表します。
- He looked ill at ease during the interview.
彼は面接中、居心地が悪そうでした。
put someone at ease:人を安心させる
put + 人 + at ease は、「人を安心させる」「緊張をほぐす」という語順です。putには「ある状態に置く」という感覚があります。
- Her warm smile put me at ease.
彼女の温かい笑顔で安心できました。 - The guide’s clear explanation put us at ease.
ガイドの分かりやすい説明で、私たちは安心しました。 - I tried to put the new employee at ease.
私は新入社員の緊張をほぐそうとしました。
set someone at ease も同じ意味で使えますが、日常会話では put someone at ease が覚えやすく、よく使われます。

at easeとwith easeの違い
この2つは似ていますが、注目する点が違います。
- at ease:人が安心している、くつろいでいる状態
- with ease:行動を簡単に、難なく行うやり方
- She looked at ease during the presentation.
彼女はプレゼン中も落ち着いて見えました。 - She answered every question with ease.
彼女はすべての質問に難なく答えました。
前者は本人の緊張の有無、後者は課題の簡単さや動作のスムーズさを伝えます。with easeについては、with easeの意味とeasily・at easeとの違いも参考にしてください。
relaxed・comfortable・reassuredとの違い
relaxed
relaxed は「リラックスした」という直接的な形容詞です。at easeとかなり近く、簡単な言い換えにも使えます。
- I feel relaxed around her.
彼女といるとリラックスできます。
comfortable
comfortable は身体的な快適さだけでなく、「その状況や話題に抵抗がない」という意味にも使えます。
- I feel comfortable asking him questions.
彼には気兼ねなく質問できます。
reassured
reassured は、不安だった人が説明や証拠によって「安心した」という変化を強調します。
- I felt reassured after talking to the doctor.
医師と話したあと安心しました。
「安心する」の表現をまとめて比べたい方は、「安心する」を英語で表す言い方の違いもご覧ください。
At ease!は軍隊などの号令
At ease! と単独で言うと、軍隊などで「休め」という号令になります。直立不動の姿勢をゆるめてよい、という意味です。日常会話で相手に「くつろいで」と言うなら、通常は Relax. や Make yourself at home. のほうが自然です。
訪問客に「どうぞくつろいで」と伝える表現は、make yourself at homeの意味と使い方で詳しく紹介しています。
日本人が間違えやすいポイント
atを落とさない
「安心する」は feel ease ではなく feel at ease です。また、「私を安心させた」は put me at ease と、meの後ろにもatが必要です。
easyと混同しない
easy は主に「簡単な」「扱いやすい」という形容詞です。人が緊張せず安心している状態なら at easeを使います。
with easeと入れ替えない
I did it with ease. は「私はそれを難なくやった」です。I did it at ease. とは通常言いません。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使える例文
仕事
A: Were you nervous about the meeting?
A:会議は緊張しましたか?
B: At first, yes, but my manager put me at ease.
B:最初は。でも上司が緊張をほぐしてくれました。
海外旅行
A: How do you like your host family?
A:ホストファミリーはどう?
B: They’re friendly, so I already feel at ease.
B:親切なので、もう安心して過ごせています。
恋愛・人間関係
I like talking to Ken because he makes everyone feel at ease.
ケンはみんなを安心させてくれるので、話すのが好きです。
まとめ
at ease は、「安心して」「くつろいで」「緊張せずに」という人の状態を表します。
- feel at ease:安心する、くつろぐ
- be at ease:安心した状態にある
- put someone at ease:人を安心させる
- ill at ease:居心地が悪い、落ち着かない
- with ease:簡単に、難なく
まずは I feel at ease here. と Her smile put me at ease. の2文から、自分の会話に取り入れてみましょう。ほかの定型表現も学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめも活用してください。









