owe A to Bの意味は?「AはBのおかげ」の語順とowe it to・thanks toとの違い

owe A to Bの意味・語順とBのおかげの使い方

「今の成功はチームのおかげです」と英語で伝えたいとき、thanks to だけでなく owe A to B を使えます。

I owe my success to my team. は、直訳すると「私は自分の成功をチームに負っている」。ここから「私の成功はチームのおかげです」という、感謝や功績の源を示す意味になります。

この記事では、AとBの語順、owe it to・owe it all toの使い方、金銭のoweとの違い、thanks toやcreditとの使い分けを整理します。

owe A to Bの基本的な意味

owe A to B は、「AはBのおかげである」「AをBに負っている」という意味です。

  • A=成功、回復、知識、機会などの結果・恩恵
  • B=その結果をもたらした人・物・原因

I owe my confidence to my first teacher.
今の自信は、最初の先生のおかげです。

She owes her recovery to the medical team.
彼女が回復できたのは医療チームのおかげです。

We owe much of our growth to customer feedback.
私たちの成長の多くは、お客様の声のおかげです。

owe の中心には、「自分が持っているものは、相手から受けたものなので返すべきものがある」という感覚があります。お金なら「借りている」、助けや成功なら「恩義がある・おかげである」へ意味が広がります。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語では「BのおかげでA」と原因から言いがちですが、owe A to Bは「自分はAを得た→その源はB」と、結果を先に置きます。

owe A to Bの語順

owe A to Bの語順:Aは結果や恩恵、Bは人や原因

基本形は次のとおりです。

主語+owe+A(結果・恩恵)+to+B(人・原因)

I owe my success to my team.
私は成功をチームのおかげだと思っています。

英語の順番を追うと、次のように理解できます。

  • I owe=私は恩義を感じている
  • my success=自分の成功について
  • to my team=その成功の源はチームに

日本語の「BのおかげでA」に引っ張られて、owe B to A と逆にしないようにしましょう。

Aに置けるもの

Aには、恩恵や良い結果を表す名詞がよく入ります。

  • success(成功)
  • confidence(自信)
  • recovery(回復)
  • career(キャリア)
  • knowledge(知識)
  • opportunity(機会)

I owe my career to her advice.
今のキャリアがあるのは、彼女の助言のおかげです。

He owes his knowledge of wine to his grandfather.
彼のワインの知識は祖父から得たものです。

Bには人だけでなく物・出来事も置ける

Bは恩人に限りません。習慣、経験、技術、偶然なども原因として置けます。

I owe my good health to regular exercise.
健康でいられるのは定期的な運動のおかげです。

The company owes its survival to one unexpected order.
会社が生き残れたのは、思いがけない一件の注文のおかげです。

We owe this improvement to the new system.
この改善は新しいシステムのおかげです。

owe it to B・owe it all to Bの使い方

すでに何のおかげかが文脈で分かっている場合は、Aの代わりに it を使えます。

I couldn’t have done it alone. I owe it to all of you.
一人ではできませんでした。すべて皆さんのおかげです。

She says she owes it all to her family.
彼女は、すべて家族のおかげだと言っています。

owe it all to B は「すべてBのおかげ」と、感謝や功績の帰属を強調します。

ただし、owe it to 人 to do という別の形にも注意が必要です。これは「人のためにも〜する義務がある」という意味です。

I owe it to my team to give this project my best.
チームのためにも、このプロジェクトに全力を尽くす責任があります。

この場合のitは形式目的語で、後ろのto不定詞が「何をする義務があるのか」を説明しています。

金銭・恩義を表すoweとの違い

oweには「お金を借りている」「何かを返す義務がある」という基本用法があります。

owe 人 money:人にお金を借りている

I owe Tom fifty dollars.
私はトムに50ドル借りています。

語順は owe+人+金額 が自然です。I owe fifty dollars to Tom. とも言えますが、人を先に置く形が一般的です。

owe 人 an apology/explanation:謝罪・説明をする義務がある

I owe you an apology.
あなたに謝らなければなりません。

They owe us an explanation.
彼らは私たちに説明をする義務があります。

相手から受けた迷惑や不利益に対して、「返すべき謝罪・説明がある」という発想です。

I owe you one.:借りができた

I owe you one. は、助けてもらった相手に「借りができたね」「今度お返しするよ」と伝える会話表現です。反対に You owe me one. なら「貸し一つね」です。

主語によって誰が借りを感じているかが逆になるため、詳しくはYou owe me one.とI owe you one.の違いで確認できます。

owe A to Bとthanks toの違い

thanks to B は「Bのおかげで」という原因を示し、文頭や文中に置けます。owe A to Bは、「自分が得たAの功績・恩をBに帰する」という意識がよりはっきり出ます。

Thanks to my team, the project was a success.
チームのおかげで、プロジェクトは成功しました。

I owe the project’s success to my team.
プロジェクトの成功はチームのおかげだと思っています。

表現 焦点 特徴
thanks to B Bが原因で結果が生じた 日常的で簡単。良い結果に多い
owe A to B Aの功績・源はBにある 感謝や功績の帰属を明確にする

thanks to は皮肉として悪い結果にも使われます。

Thanks to the delay, we missed our connection.
その遅れのせいで、乗り継ぎに間に合いませんでした。

一方、owe A to Bは良い結果や中立的な因果関係に使われることが多い表現です。

attribute A to B・credit B with Aとの違い

attribute A to B

attribute A to B は「Aの原因をBに求める」です。感謝よりも、分析や説明の響きがあります。

Researchers attribute the improvement to better sleep.
研究者は、その改善を睡眠の質が上がったためだと考えています。

We owe the improvement to better teamwork.
その改善は、チームワークが良くなったおかげです。

credit B with A

credit B with A は「Aの功績をBに認める」です。owe A to BとはAとBの順番が逆になるため注意しましょう。

They credit the coach with the team’s turnaround.
彼らはチームの立て直しをコーチの功績だと考えています。

They owe the team’s turnaround to the coach.
チームが立て直せたのはコーチのおかげです。

  • owe A to B=A(結果)→B(功労者)
  • credit B with A=B(功労者)→A(結果)

しゅみすけ(大山俊輔)

“I owe my success to …” は、受賞スピーチや仕事の振り返りでも自然です。自分だけの力ではなかった、と相手の貢献を認める温かい表現です。

簡単な英語での言い換え

owe A to Bがすぐに出てこなければ、次の基本英語で十分伝わります。

  • I succeeded because of my team.(チームのおかげで成功しました)
  • My team helped me succeed.(チームが成功を助けてくれました)
  • I couldn’t have done it without you.(あなたなしではできませんでした)
  • Thank you for helping me.(助けてくれてありがとう)
  • You made this possible.(あなたのおかげで実現しました)

日本人が間違えやすいポイント

  • AとBを逆にしない
  • Aには結果・恩恵、Bには人・原因を置く
  • 金銭ではowe+人+金額の語順が一般的
  • owe it to Bとowe it to B to doを区別する
  • 日本語の「借りる」と同じ感覚でborrowに置き換えない

まとめ

owe A to B は、「AはBのおかげである」「Aの功績・源はBにある」を表します。Aには成功や回復などの結果、Bにはそれをもたらした人・経験・原因を置きます。

まずは I owe my success to my team. をひとかたまりで覚えましょう。語順に迷ったら、より簡単な My team helped me succeed. と言い換えても、感謝はしっかり伝わります。

ほかの英熟語も語順や意味の成り立ちから学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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