would soonerの意味は?語順・使い方とwould ratherとの違い

would soonerの意味・使い方・語順を紹介するアイキャッチ画像

would soonerは、「(どちらかといえば)〜するほうがよい」「むしろ〜したい」という好みを表す表現です。意味はwould ratherとほぼ同じですが、現代の日常会話ではwould ratherのほうが一般的です。

I’d sooner stay home tonight.
今夜はむしろ家にいたいです。

この記事では、soonなのになぜ「早く」ではないのか、動詞の語順、would sooner A than Bの比較、否定文、would ratherとの違いまで解説します。

would soonerの基本的な意味

would sooner + 動詞の原形は、2つ以上の選択肢を比べて「こちらを選びたい」「こちらのほうがましだ」と伝えます。

主語 + would sooner + 動詞の原形
= 主語はむしろ〜したい/〜するほうを選ぶ

We’d sooner wait until tomorrow.
私たちは、むしろ明日まで待ちたいです。

She’d sooner work from home.
彼女は、どちらかといえば在宅で働きたいと思っています。

wouldは会話で’dに短縮されることが多く、I would soonerはI’d sooner、he would soonerはhe’d soonerとなります。

soonなのに「早く」ではないのはなぜ?

soonは通常「すぐに・早く」という時間を表します。しかしwould soonerでは、古くからある比較の感覚が残り、2つのうち、こちらをより早く選ぶというところから「むしろこちらを選びたい」という意味になっています。

そのため、次の文は「早く家にいる」ではありません。

I would sooner stay home.
私はむしろ家にいたいです。

しゅみすけ(大山俊輔)

would soonerは、soonを単独で訳さないことが大切です。「AとBならAを選ぶ」という好みのかたまりとして覚えましょう。

語順:would soonerの後ろは動詞の原形

would soonerは助動詞を含む形なので、後ろにはtoを付けず、動詞の原形を置きます。

I’d sooner leave now.
私はむしろ今出たいです。

× I’d sooner to leave now.

× I’d sooner leaving now.

would ratherと同じく、would soonerの直後は原形です。

would sooner A than Bの語順

2つの行動をはっきり比べる形は次のとおりです。

主語 + would sooner + 動詞A + than + 動詞B
= BするよりAするほうがよい

I’d sooner stay home than go out.
外出するより家にいるほうがいいです。

He’d sooner take the train than drive in the snow.
彼は雪の中を運転するより電車に乗るほうを選びます。

We’d sooner fix the problem now than wait for it to get worse.
問題が悪化するのを待つより、今直すほうがよいです。

AとBは形をそろえるのが基本です。stayとgo、takeとdriveのように、どちらも動詞の原形にします。

would sooner A than Bの語順とwould ratherとの関係を示す図

ネイティブが感じるニュアンス

would soonerは好みを表しますが、単なる好き嫌いより、比べた結果こちらを選ぶという気持ちが出ます。文脈によっては「Bだけは避けたい」「Aのほうがまだましだ」という強い拒否感も表せます。

I’d sooner walk than pay that much for a taxi.
タクシーにそんな大金を払うくらいなら、歩くほうがましです。

She’d sooner quit than lie to her customers.
彼女は顧客にうそをつくくらいなら、辞めるほうを選びます。

穏やかな好みから強い決意まで、話す内容と口調によって強さが変わります。

場面別の自然な例文

日常会話

I’d sooner cook at home tonight.
今夜はむしろ家で料理したいです。

Would you like to go shopping? — I’d sooner take a nap.
買い物に行きたい?——どちらかといえば昼寝したいな。

仕事

I’d sooner discuss this face to face than continue by email.
メールを続けるより、対面で話し合いたいです。

Our team would sooner delay the launch than release an unfinished product.
私たちのチームは、未完成品を出すくらいなら発売を延期するほうを選びます。

恋愛・人間関係

She’d sooner hear the truth than be given a comforting lie.
彼女は優しいうそを聞かされるより、真実を聞くほうを望みます。

I’d sooner talk about it calmly than keep arguing.
言い争いを続けるより、落ち着いて話したいです。

旅行・買い物

We’d sooner book a small hotel near the station.
私たちは、どちらかといえば駅近くの小さなホテルを予約したいです。

I’d sooner pay a little more for something that lasts.
長持ちするものなら、むしろ少し多く払いたいです。

would ratherとの違い

would ratherとwould soonerは、基本的な意味と語順がほぼ同じです。

I’d rather stay home.
むしろ家にいたいです。

I’d sooner stay home.
むしろ家にいたいです。

大きな違いは使用頻度です。would ratherのほうが現代英語で一般的で、地域や話者を問わず使いやすい表現です。would soonerはやや古風・強調的に聞こえることがあり、とくに「〜するくらいなら…」という強い比較で印象的に使われます。

ratherの使い分け全体は、「むしろ」は英語で?rather・instead・if anythingの違いでも整理しています。

否定形would sooner not

「できれば〜したくない」は、would sooner not + 動詞の原形で表せます。

I’d sooner not discuss money at dinner.
夕食の席では、お金の話はできればしたくありません。

We’d sooner not make a decision today.
私たちは今日、できれば決定を下したくありません。

ただし日常会話では、I’d rather not…のほうがはるかに一般的です。

主語が違う希望を述べる形

would soonerの後ろに別の主語を置いて、「その人には〜してほしい」と言う用法もあります。

I’d sooner you told me the truth.
私は、あなたに本当のことを話してほしいです。

現在・未来の希望でも、toldのような過去形を使います。これは現実から少し距離を置き、希望を表す仮定法的な形です。ただし、この構文も日常会話ではI’d rather you told me…のほうが一般的です。

強い表現:I’d sooner die than…

I’d sooner die than…は、直訳すると「〜するくらいなら死ぬほうがまし」で、非常に強い拒否を誇張して表します。

I’d sooner die than betray my best friend.
親友を裏切るくらいなら死んだほうがましです。

実際に死を意味するとは限りませんが、かなり大げさで劇的な表現です。仕事の依頼や丁寧な会話では避けたほうが安全です。

簡単な英語で言い換えるなら?

would soonerが出てこなければ、want、prefer、don’t wantを使って直接説明できます。

  • I want to stay home.(家にいたいです)
  • I prefer staying home.(家にいるほうが好きです)
  • I don’t want to go out. I want to stay home.(外出したくありません。家にいたいです)
  • A is better for me than B.(私にはBよりAのほうがよいです)

I’d sooner take the train than drive.
運転するより電車に乗るほうがいいです。

I don’t want to drive. The train is better for me.
運転したくありません。私には電車のほうがよいです。

しゅみすけ(大山俊輔)

比較構文が出てこなければ、まず「したくないこと」と「したいこと」を2文に分けましょう。I don’t want B. I want A.なら、好みは明確に伝わります。

日本人が間違えやすいポイント

  • soonを「すぐに」と直訳しない:would sooner全体で好みを表す
  • toを入れない:would sooner to goではなくwould sooner go
  • thanの後ろも形をそろえる:would sooner stay than go
  • 一般的な会話ではwould ratherが安全:would soonerはやや古風・強調的な場合がある
  • 過去の意味ではない:wouldを使っていても、現在や未来の好みを表せる

まとめ

would soonerは「むしろ〜したい」「〜するほうがましだ」という意味です。

  • would soonerの後ろは動詞の原形
  • would sooner A than Bで「BよりAを選ぶ」
  • would ratherとほぼ同義だが、would ratherのほうが一般的
  • 強い比較や拒否を印象的に示すことがある
  • 簡単にはI want A. I don’t want B.と言い換えられる

「いっそ〜しよう」の表し方も比べたい方は、might as well・would rather・justの違いも参考にしてください。

ほかの英熟語・定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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