
「このイベントが二人を結びつけた」「各部署の人を一堂に集める」「複数のアイデアを一つにまとめる」。このように、離れていた人・組織・考えなどを同じ場や関係へ近づけるときに使えるのが bring together です。
ただし、「一緒」という日本語だけで覚えると、get together、come together、put together との違いが分かりにくくなります。この記事では、bring+together の仕組み、意味とニュアンス、目的語の位置、代名詞の語順、自然な例文、類似表現との違いまで整理します。
Contents
bring togetherの意味は「人・物・考えを一つに集める」
bring people/things together は、「別々だった人・物・考えなどを、同じ場所や一つのまとまりへ集める」という意味です。
- 人を同じ場所へ集める
- 人同士を結びつける・団結させる
- 考え・技術・要素などを組み合わせる
The conference brought experts from around the world together.
その会議は、世界中の専門家を一堂に集めました。
Music brought the two of us together.
音楽が私たち二人を結びつけました。
This project brings together design and technology.
このプロジェクトは、デザインと技術を融合させています。
しゅみすけ(大山俊輔)
bring+togetherから意味の仕組みを理解しよう
bring は、人や物を「ある場所・状態へ至らせる」動詞です。together は、離れたものが「一緒に・ひとまとまりに」ある状態を表します。
したがって bring together は、別々の場所や状態にあったものを動かして、一つの場・関係・まとまりへ至らせるイメージです。

実際に同じ部屋へ集める場合だけでなく、人間関係を築く、チームを団結させる、異なる分野を融合する、といった抽象的な場面にも広く使われます。
bring togetherの3つの主な使い方
1.人を同じ場所へ集める
会議、イベント、食事会、研修などが、異なる場所や組織にいる人を同じ場へ集めるときに使います。
The workshop brought teachers and students together.
そのワークショップは、教師と生徒を一堂に集めました。
We need an event that brings the whole community together.
地域全体が集まれるイベントが必要です。
The annual meeting brings all our branch managers together.
年次会議では、全支店の管理職が一堂に集まります。
2.人を結びつける・団結させる
共通の趣味、経験、目標、問題などが、人同士の距離を縮めたり、ばらばらだった人々を団結させたりする用法です。
Our love of jazz brought us together.
ジャズが好きという共通点が、私たちを結びつけました。
The difficult experience brought the team closer together.
その困難な経験によって、チームの結束が強まりました。
Cooking together can bring a family together.
一緒に料理をすることは、家族の絆を深めることがあります。
closer を加えた bring people closer together は、「人同士の仲をさらに深める」という頻出表現です。
3.考え・情報・要素をまとめる
異なる知識、分野、データ、技術、視点などを一つの企画や成果物に統合するときにも使います。
The report brings together data from five countries.
その報告書は、5か国のデータをまとめています。
Her work brings together art and science.
彼女の作品は、芸術と科学を融合させています。
Let’s bring our ideas together and create one proposal.
私たちのアイデアをまとめて、一つの提案書を作りましょう。
語順:bring togetherは目的語を間に置ける
基本語順は bring+目的語+together です。
- bring people together:人々を結びつける
- bring the team together:チームを団結させる
- bring different ideas together:異なる考えをまとめる
長い目的語では bring together+目的語 の語順も自然です。
The program brings together people from different generations and backgrounds.
そのプログラムは、異なる世代や背景を持つ人々を集めます。
ただし、短い目的語や代名詞では、間に置く形が基本です。
代名詞はbringとtogetherの間
- ○ The project brought us together.
- × The project brought together us.
- ○ Let’s bring them together.
- × Let’s bring together them.
bring us/them/it together の形をひとかたまりで覚えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる文型・コロケーション
- bring people together:人々を集める・結びつける
- bring a family together:家族の絆を深める
- bring a team together:チームを団結させる
- bring communities together:地域・共同体同士を結びつける
- bring experts together:専門家を集める
- bring A and B together:AとBを結びつける
- bring different ideas together:異なる考えをまとめる
- bring someone closer together:人同士の距離を縮める
活用は bring – brought – brought です。
What brought you two together?
何がきっかけで、お二人は出会ったのですか?
She is bringing several departments together to solve the problem.
彼女は問題解決のため、複数の部署をまとめています。
We were brought together by a mutual friend.
私たちは共通の友人の紹介で知り合いました。
日常・仕事・恋愛で使える例文
That class brought me together with people I would never have met otherwise.
その授業のおかげで、普段なら出会えなかった人たちと知り合えました。
The manager brought both sides together for a discussion.
管理職は、話し合いのために双方を同じ席につかせました。
Travel brought us closer together as a couple.
旅行を通して、私たちはカップルとしてさらに親密になりました。
This platform brings customers and local businesses together.
このプラットフォームは、顧客と地域の事業者を結びつけます。
We brought everyone’s feedback together in one document.
全員の意見を一つの文書にまとめました。
The festival brings the neighborhood together every summer.
その祭りは毎夏、地域の人々を一つにします。
bring togetherと似た表現の違い
bring togetherとget togetherの違い
get together は、人々が「集まる・会う」という自動詞的な表現です。bring people together は、イベントや人などが人々を集める他動詞的な表現です。
Let’s get together next week.
来週会いましょう。
The reunion brought our old classmates together.
同窓会が昔の同級生を集めました。
bring togetherとcome togetherの違い
come together は、人や要素が「集まる・団結する」という、主語自身の動きです。bring together は、何かがそれらを集める原因になります。
The community came together after the storm.
嵐のあと、地域の人々は団結しました。
The shared challenge brought the community together.
共通の課題が、地域の人々を団結させました。
bring togetherとput togetherの違い
put together は、部品を「組み立てる」、情報や計画を「作り上げる・まとめる」という作業に焦点があります。bring together は、もともと離れていた人・考え・分野の間に接点を作ることに焦点があります。
She put together a presentation.
彼女はプレゼン資料を作り上げました。
The presentation brings together research from several fields.
そのプレゼンは、複数分野の研究をまとめています。
bring togetherとbring alongの違い
bring along は、人を同行させる、物を持参する表現です。bring together は、複数の人や要素を一つの場・関係に集めます。
日本人が間違えやすいポイント
「一緒に持ってくる」と直訳しない
bring together の中心は、複数のものを一つに集めることです。「二つの物を一緒に持参する」だけなら、bring both items や bring them with you のほうが明確です。
主語と目的語を逆にしない
Music brought us together. では、music が結びつける原因、us が結びつけられた人です。「私たちが音楽を集めた」という意味ではありません。
get it togetherと混同しない
get it together は「しっかりする・態勢を立て直す」という別の定型表現です。bring it together は、文脈上の複数の要素を一つにまとめる意味になります。
しゅみすけ式:bring togetherが出てこなかったら?
句動詞を忘れても、「会う」「一つのグループにする」「一緒に使う」と簡単な英語へ分解できます。
- 「専門家を集める」
We asked the experts to meet in one place.
専門家に一か所で会うようお願いしました。 - 「二人を結びつけた」
That event helped them meet and become friends.
そのイベントが、二人が出会って友達になるきっかけになりました。 - 「チームを団結させる」
It helped the team work as one group.
それによって、チームは一つのグループとして働けるようになりました。 - 「複数の考えをまとめる」
We used all the ideas in one plan.
すべてのアイデアを一つの計画に使いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- put togetherの意味・使い方・語順
- get it togetherとget togetherの違い
- go togetherの意味とgo withとの違い
- bring alongの意味・使い方・語順
- 英熟語・定型表現のまとめ
- 英語の句動詞一覧と学び方(be-rize.com)
bringを使った表現をまとめて比べたい方は、bringを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順の総合ガイドもあわせてご覧ください。
まとめ
bring together は、別々だった人・組織・考え・要素を、一つの場所・関係・まとまりへ集める表現です。人を一堂に集める、人同士を結びつける、チームを団結させる、異なる分野を融合する場面で使えます。
基本語順は bring+目的語+together。代名詞なら必ず bring us/them/it together と中央へ置きます。人々自身が会うなら get together、自然に団結するなら come together、物を組み立てたり資料を作ったりするなら put together と使い分けましょう。









