
英語をしばらく使っていなかったとき、「もう一度勉強し直す」「鈍った英語力を磨き直す」と言いたくなることがあります。そんな場面で自然なのが、句動詞のbrush up onです。
ただし、brush up onは単に「最初から勉強する」という意味ではありません。以前に学んだ知識や身につけた技能を、もう一度使える状態に戻す感覚があります。この記事では、意味、onが必要な理由、語順、自然な例文、reviewやstudyとの違いまで整理します。
Contents
brush up onの意味は「知識・技能を磨き直す」
brush up on + 知識・技能・テーマで、「〜を復習して磨き直す」「〜の腕や知識を取り戻す」という意味です。
- brush up on my English:英語を学び直して磨きをかける
- brush up on my presentation skills:プレゼン力を磨き直す
- brush up on grammar:文法を復習する
- brush up on local history:地域の歴史をもう一度調べて知識を補う
ポイントは、完全な初心者がゼロから始めるのではなく、一度持っていた知識や技能をリフレッシュすることです。
しゅみすけ(大山俊輔)
brush+up+onから意味を理解する

brushは「ブラシをかける」、upは「仕上げる・より良い状態まで高める」、onは「対象に接して」という感覚です。
古くなった知識や少し鈍った技能にブラシをかけ、使える状態へ整えるイメージを持つと、丸暗記しなくても意味を思い出しやすくなります。
語順はbrush up on+対象
基本の形は次のとおりです。
主語 + brush up on + 知識・技能・テーマ
- I need to brush up on my English.
- She is brushing up on her computer skills.
- We brushed up on the safety rules.
brush up onは、onまで含めて一まとまりと考えるのが実用的です。目的語はonの後ろに置きます。
代名詞を使う場合も、brush up on itとなります。
- ○ I learned it years ago, so I need to brush up on it.
- × I need to brush it up on.
また、brush upだけで「腕を磨く」と言える場合もありますが、何を磨き直すのか示す日常会話ではbrush up onが一般的です。
しゅみすけ(大山俊輔)
日常・仕事・学習で使える例文
英語や勉強について
- I want to brush up on my English before my trip.
旅行の前に英語を磨き直したいです。 - I’m brushing up on grammar for the TOEIC test.
TOEICに向けて文法を復習しています。 - I need to brush up on my listening skills.
リスニング力を磨き直す必要があります。
仕事について
- I brushed up on Excel before starting my new job.
新しい仕事を始める前にExcelを復習しました。 - Let me brush up on the product details before the meeting.
会議前に製品の詳細を確認し直させてください。 - She took a course to brush up on her management skills.
彼女はマネジメント力を磨き直すために講座を受けました。
旅行・趣味について
- I should brush up on my French before going to Paris.
パリへ行く前にフランス語を磨き直したほうがよさそうです。 - He’s brushing up on his cooking skills.
彼は料理の腕を磨き直しています。 - We brushed up on the local customs before the trip.
旅行前に現地の習慣を学び直しました。
brush up onとreview・study・practiceの違い
| 表現 | 中心の意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| brush up on | 知識・技能を磨き直す | 以前できたことを再び使える状態にする |
| review | 復習・見直しをする | 学習内容や資料をもう一度確認する |
| study | 勉強する | 初めて学ぶ場合にも、継続学習にも使える |
| practice | 練習する | 実際に繰り返して技能を高める |
たとえば、昔習ったフランス語を旅行前にやり直すならbrush up onが自然です。昨日の授業内容を見直すならreview、初めてフランス語を学ぶならstudyが合います。
よくある間違い
onを落とす
対象を続けるときは、通常onが必要です。
- ○ I need to brush up on my English.
- △ I need to brush up my English.
ゼロから学ぶ場面で使う
一度も学んだことがない技能なら、learnやstudyのほうが自然です。
- I’m learning Spanish for the first time.
初めてスペイン語を学んでいます。 - I’m brushing up on my Spanish.
以前学んだスペイン語を磨き直しています。
人そのものを目的語にする
brush up onの後ろには、基本的に知識・技能・テーマを置きます。人に会う前にその人について調べ直すなら、brush up on information about herのように内容を示します。
この句動詞が出てこなかったら?
brush up onを忘れても、難しい単語へ置き換える必要はありません。「もう一度勉強する」「もっと練習する」と直接言えば十分伝わります。
- I need to study English again.
英語をもう一度勉強する必要があります。 - I learned this before, but I need to review it.
以前習いましたが、復習する必要があります。 - I want to practice before the meeting.
会議前に練習したいです。
「昔は知っていた」という情報まで伝えたいなら、次のように分解できます。
I used to know this, but I’ve forgotten some of it. I need to study it again.
以前は知っていましたが、一部忘れてしまいました。もう一度勉強する必要があります。
関連表現
まとめ
brush up onは、「以前に持っていた知識や技能を復習し、もう一度使える状態へ磨き直す」という句動詞です。語順はbrush up on+対象で、代名詞でもbrush up on itとなります。
英語、文法、仕事の知識、PCスキル、趣味など、しばらく使っていなかったものを再開するときに便利です。出てこないときは、study it againやpractice moreのような簡単な英語に分解して伝えましょう。









