by a wide margin・by a narrow marginの意味は?大差・僅差の使い方と違い

by a wide marginとby a narrow marginの意味・使い方・違い

by a wide margin は「大差で」、by a narrow margin は「僅差で」という意味です。スポーツの点差、選挙の得票差、投票結果、売上や評価の差など、2つの結果がどれくらい離れているかを伝えるときに使います。

この記事では、margin がなぜ「差」を表すのか、自然な語順、wide と narrow の使い分け、by far・easily・narrowly・by a long shot との違いまで例文で解説します。

by a wide margin・by a narrow marginの意味

  • by a wide margin:大差で、かなりの差をつけて
  • by a narrow margin:僅差で、わずかな差で

margin は紙の「余白」という意味でよく知られていますが、ここでは2つの数字や結果の間にある「開き・差」を表します。その開きが wide なら大差、narrow なら僅差です。

前置詞 by は、ここでは「どれくらいの差で」という差の幅を示します。したがって、直訳に近い感覚では「広い差によって」「狭い差によって」となります。

しゅみすけ(大山俊輔)

marginを「余白」だけで覚えず、「2つの結果の間にあるスペース」と考えると、wideとnarrowの違いがすぐにつかめます。

wideとnarrowの違いを図で確認

by a wide marginとby a narrow marginの点差・得票差の比較

たとえば8対2なら両者の間に大きな開きがあるため by a wide margin、51%対49%なら差が小さいため by a narrow margin が自然です。

基本の語順とよく使う動詞

基本形は次のとおりです。

主語 + 動詞 + by a wide / narrow margin

特によく一緒に使う動詞は、win(勝つ)、lose(負ける)、beat / defeat(破る)、pass(可決される・合格する)、approve(承認する)などです。

  • win by a wide margin:大差で勝つ
  • lose by a narrow margin:僅差で負ける
  • be approved by a narrow margin:僅差で承認される

具体的な数字を言う場合は、by six points(6点差で)、by two votes(2票差で)のように、by の後ろへ差そのものを置けます。

by a wide marginの自然な例文

Our team won by a wide margin.
私たちのチームは大差で勝ちました。

She won the election by a wide margin.
彼女は選挙で大差をつけて勝ちました。

This product outsold the others by a wide margin.
この商品はほかの商品を大きく上回る売上を記録しました。

Tokyo was the most popular choice by a wide margin.
東京が大差で最も人気のある選択肢でした。

by a wide margin は勝敗だけでなく、アンケート、売上、評価などで一つの結果がほかを大きく上回る場面にも使えます。

by a narrow marginの自然な例文

We won the game by a narrow margin.
私たちは僅差で試合に勝ちました。

He lost the final by a narrow margin.
彼は決勝で惜しくも僅差で敗れました。

The proposal was approved by a narrow margin.
その提案は僅差で承認されました。

She passed the exam by a narrow margin.
彼女はぎりぎりの点差で試験に合格しました。

単なる「少し」ではなく、合否・勝敗・可決と否決など、境界の両側が近かったことを客観的に伝える表現です。

narrowlyとの違い

narrowly も「僅差で・かろうじて」を表します。意味は近いものの、語順が異なります。

  • We won by a narrow margin.:私たちは僅差で勝った
  • We narrowly won.:私たちはかろうじて勝った

by a narrow margin は「差」に焦点を置き、結果報告やニュースでも使いやすい表現です。narrowly は動詞を直接修飾し、narrowly avoided an accident(間一髪で事故を避けた)のように、勝敗以外にも広く使えます。

「かろうじて」の場面別の言い分けは、barely・just・manage to・by a narrow marginの違いも参考にしてください。

by far・easilyとの違い

by far は、比較級や最上級を強めて「はるかに・断然」という意味を表します。

She was by far the best candidate.
彼女は断然いちばん優れた候補者でした。

by a wide margin は結果同士の「差」に注目し、by far は比較の程度を強める点が違います。

easily は「楽に・余裕で」という話し手の評価を含みます。

They won easily.
彼らは楽勝しました。

一方、They won by a wide margin. は大きな点差・得票差があったという結果を比較的客観的に述べます。

by a long shotとの違い

by a long shot も肯定文では「大差で・断然」という意味になりますが、より口語的で強調の響きがあります。また、not by a long shot になると「全然〜ではない」という別の使い方ができます。

  • She won by a wide margin.:彼女は大きな差をつけて勝った
  • She was the best by a long shot.:彼女が断然いちばんだった
  • It isn’t over by a long shot.:まだ全然終わっていない

詳しくは、by a long shotの意味と肯定文・否定文での使い方をご覧ください。

日本人が間違えやすいポイント

  • with a wide margin ではなく、基本は by a wide margin
  • wide は大差、narrow は僅差。意味を逆にしない
  • margin は可算名詞なので a を忘れない
  • 具体的な差なら by 10 points / by three votes の形にする
  • narrow margin は「狭い余白」ではなく、文脈により「小さな差」になる

しゅみすけ(大山俊輔)

結果だけならwideかnarrow、具体的に言えるならby ten pointsやby two votes。この2段階で覚えると会話でも使いやすいです。

簡単な英語で言い換えるなら

margin がすぐ出てこないときは、基本的な単語で十分伝えられます。

  • We won easily.(私たちは楽勝しました)
  • We won by a lot.(私たちは大差で勝ちました)
  • It was a close game.(接戦でした)
  • We almost lost.(私たちは危うく負けるところでした)
  • There was only a small difference.(ほんの小さな差しかありませんでした)

まとめ

by a wide margin は「大差で」、by a narrow margin は「僅差で」です。margin を「2つの結果の間にある差」と捉えれば、wide と narrow の違いをイメージしやすくなります。

基本の語順は 動詞 + by a wide / narrow margin。スポーツ、選挙、投票、売上、試験など、結果の差を伝える場面で使ってみましょう。

ほかの英熟語・定型表現は、英熟語・定型表現のまとめ記事から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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