Don’t judge a book by its cover.の意味は?使い方と似た英語表現

Don't judge a book by its cover.の意味と使い方を示すアイキャッチ画像

服装や第一印象だけで「この人とは合わなそう」と思ったのに、話してみると驚くほど気が合った。地味なパッケージの商品を試したら、予想以上に良かった。そんな「外見だけでは中身は分からない」という場面で使われる英語が、Don’t judge a book by its cover. です。

直訳は「本を表紙で判断してはいけない」。本そのものではなく、人・物・状況の価値を見た目だけで決めつけないよう伝えることわざです。

先に結論!

  • Don’t judge a book by its cover.=見た目だけで判断してはいけない
  • bookは人や物の本質、coverは外見の比喩
  • itsは前にあるa bookを受ける
  • You can’t judge a book by its cover.もよく使われる
  • 簡単に言うならAppearances can be misleading.Give it a chance.

Don’t judge a book by its cover.の意味

Don’t judge a book by its cover. は「本を表紙だけで判断するな」という直訳から、次のような意味で使われます。

  • 人を見た目や第一印象だけで判断しない
  • 物の価値を外装だけで決めつけない
  • 状況を表面的な情報だけで評価しない

He looks serious, but he’s actually very funny. Don’t judge a book by its cover.
彼は真面目そうに見えるけれど、実はとても面白い人です。見た目だけで判断してはいけません。

The café doesn’t look fancy, but the food is excellent. Don’t judge a book by its cover.
そのカフェはおしゃれには見えませんが、料理は絶品です。外見だけで判断してはいけません。

しゅみすけ(大山俊輔)

このことわざは、本について話すときだけの表現ではありません。人柄、店、商品、仕事の機会など「中身を知る前に決めつけないで」という場面で幅広く使えます。

なぜbookとcoverで「外見だけで判断しない」になる?

coverは外見、insideは本質という比喩を比較した解説イラスト

本の表紙は、最初に目に入る外側の情報です。しかし、物語の面白さや内容の価値は、実際に本を開いて読まなければ分かりません。

ことわざの言葉 比喩として表すもの
a book 人・物・機会など、そのもの全体
its cover 外見・第一印象・表面的な情報
judge 価値や性質を判断する

つまり「表紙を見ただけで本の内容を決められない」ことを、人や物の評価に重ねた比喩です。

a bookとits coverの文法

なぜthe bookではなくa book?

ここでのa bookは特定の一冊ではなく、「どんな本であっても」という一般的な例を表します。そのため a book になっています。

なぜthe coverではなくits cover?

its は「その本の」という所有を表し、前に出たa bookを受けています。

a book → its cover
ある本 → その本の表紙

it’s cover とアポストロフィを入れない点にも注意しましょう。itsは「それの」、it’sはit isまたはit hasの短縮形です。

judge A by Bの語順

文の中心には judge A by B「Bを基準にAを判断する」という形があります。

Don’t judge people by their appearance.
人を外見で判断してはいけません。

We shouldn’t judge the product by its packaging.
その商品をパッケージだけで判断するべきではありません。

関連する judging from/by の使い分けは、既存のjudging from/by専門記事で詳しく解説しています。

Don’t judge…とYou can’t judge…の違い

表現 ニュアンス
Don’t judge a book by its cover. 見た目で判断しないで、という助言・注意
You can’t judge a book by its cover. 見た目だけでは判断できない、という一般論

Give her a chance. You can’t judge a book by its cover.
彼女に機会をあげて。見た目だけでは分からないよ。

I thought the hotel would be terrible, but it was lovely. You really can’t judge a book by its cover.
ひどいホテルだと思ったけれど、とても素敵でした。本当に見た目だけでは判断できませんね。

よく使われる自然な場面と例文

人の第一印象について

She seemed quiet at first, but she’s very confident. Don’t judge a book by its cover.
彼女は最初おとなしく見えましたが、とても自信のある人です。第一印象だけで判断してはいけません。

He may look young, but he has years of experience.
彼は若く見えるかもしれませんが、長年の経験があります。

恋愛・人間関係について

A: He’s not really my type.
彼、あまり私のタイプじゃないな。

B: Talk to him first. Don’t judge a book by its cover.
まず話してみなよ。見た目だけで判断しちゃだめだよ。

このように相手へ直接言うと、「あなたは決めつけている」と責める響きが出ることもあります。親しい相手以外には、Maybe we should give him a chance. のように柔らかく言うと安心です。

商品・店・旅行先について

The package is simple, but the product is excellent.
パッケージはシンプルですが、商品は素晴らしいです。

The hotel looked old from outside, but the rooms were beautiful.
ホテルは外から見ると古そうでしたが、部屋はきれいでした。

This little restaurant serves the best pasta in town. Never judge a book by its cover.
この小さなレストランでは町一番のパスタを出します。見た目だけで判断してはいけません。

似た英語表現との違い

Appearances can be deceiving / misleading.

「見かけは当てにならない」という一般論です。ことわざの意味を直接説明する表現として使えます。

He looks relaxed, but he’s under a lot of pressure. Appearances can be deceiving.
彼は落ち着いて見えますが、大きなプレッシャーを抱えています。見かけは当てになりません。

Looks can be deceiving.

より会話的な「見た目は当てにならない」です。短く言いたいときに便利です。

Look beyond appearances.

「外見の先を見よう」「表面だけでなく本質を見よう」と前向きに促す表現です。

First impressions aren’t everything.

「第一印象がすべてではない」。人間関係の話で、やわらかく伝えたいときに合います。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

  • Don’t judge by looks.
    見た目で判断しないで。
  • Give it a chance.
    一度試してみて。
  • Get to know him first.
    まず彼のことを知ってみて。
  • It may be better than it looks.
    見た目より良いかもしれません。
  • First impressions aren’t always right.
    第一印象がいつも正しいとは限りません。

しゅみすけ(大山俊輔)

ことわざ全体が出てこなくても、Give it a chance.なら短く自然に言えます。大切なのは難しい表現を思い出すことより、「まだ決めつけないで」という意図を伝えることです。

日本人が注意したいポイント

人に使うときは言い方を柔らかくする

Don’tから始まるため、言い方によっては強い命令に聞こえます。会話では I guess you can’t judge a book by its cover.Maybe we should give her a chance. とすると柔らかくなります。

実際の本のレビューには限定されない

この表現のbookとcoverは比喩です。人・店・商品・仕事・機会など、外見と中身に差がある場面で使えます。

外見を一切考慮するな、という意味ではない

安全性など、見た目から判断すべき場面もあります。このことわざは「表面的な印象だけで、本質まで決めつけない」という教訓です。

まとめ|表紙の先にある中身を見る

Don’t judge a book by its cover. は「見た目だけで判断してはいけない」という意味の英語のことわざです。

  • bookは人や物そのもの、coverは外見の比喩
  • itsはa bookを受ける所有格
  • You can’t judge…なら「見た目だけでは分からない」という一般論
  • Appearances can be deceiving.も近い表現
  • 簡単に伝えるならGive it a chance.

まずは身近な場面を思い浮かべながら、You can’t judge a book by its cover. をひとかたまりで声に出してみましょう。

関連する英熟語・定型表現

ことわざや定型表現を意味・ニュアンス・使う場面から学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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