
feel pity forは、「〜をかわいそうだと思う」「〜に哀れみを感じる」という意味です。ただし、日本語の「同情する」よりも、相手を少し離れたところから見ている響きや、場合によっては「上から見られている」と感じさせることがあります。
この記事では、feel pity forの意味と語順、自然な例文、feel sorry for・sympathize with・take pity onとの違いまで分かりやすく解説します。
Contents
feel pity forの基本的な意味
feel pity for + 人で、「人をかわいそうだと思う」「人に哀れみを感じる」という形になります。
- I feel pity for him.
私は彼をかわいそうだと思います。 - She felt pity for the lonely child.
彼女はその孤独な子どもをかわいそうに思いました。
pityは「哀れみ・同情」という名詞です。つまり、feel pityは直訳すると「哀れみを感じる」。その感情が誰に向いているかをforで示します。
しゅみすけ(大山俊輔)
feel pity forの語順とよく使う形
基本の語順は、次のとおりです。
主語 + feel / felt + pity + for + 人・動物など
- I feel pity for people who have no one to talk to.
話し相手が誰もいない人たちを気の毒に思います。 - We felt pity for the injured dog.
私たちはそのけがをした犬をかわいそうに思いました。 - Do you feel any pity for her?
彼女を少しでも気の毒に思いますか。 - He showed no pity for his opponent.
彼は相手にまったく情けを見せませんでした。
現在形はfeel、過去形はfeltです。pityはここでは名詞なので、feel pityの間に冠詞のaは通常入れません。
ネイティブが感じるニュアンス
feel pity forには、相手の不幸や弱い立場を見て「かわいそうだ」と感じるニュアンスがあります。一方で、相手と同じ目線に立つというより、感情を外側から向けている印象になりやすい表現です。
そのため、困っている本人への直接の言葉としてI pity you.やI feel pity for you.と言うと、「あなたは哀れな人だ」と評価されているように聞こえることがあります。
feel sorry for・sympathize with・take pity onとの違い

feel sorry for:日常会話で使いやすい「気の毒に思う」
feel sorry forも「〜をかわいそうに思う」ですが、日常会話ではこちらのほうが一般的で自然です。
- I feel sorry for Maya. She worked so hard.
マヤが気の毒です。あんなに頑張ったのに。
ただし、これも言い方や関係性によっては哀れみを感じさせるため、本人への声かけならI’m sorry you’re going through this.(こんな大変な思いをしているなんてつらいですね)のように状況へ焦点を当てると自然です。
sympathize with:相手の気持ちに寄り添う
sympathize withは、相手の苦しみや考えに理解を示し、気持ちに寄り添う表現です。単に「かわいそう」と見るより、相手と同じ目線に近づきます。
- I sympathize with what you’re going through.
あなたが経験しているつらさに心から同情します。
「共感する」の表現全体は、empathize・sympathize・relate toの違いも参考にしてください。
take pity on:かわいそうに思って行動する
take pity onは、かわいそうに思った結果として助ける・許すなど、行動につながる場面でよく使われます。
- She took pity on the stray cat and gave it some food.
彼女は野良猫をかわいそうに思い、食べ物をあげました。
日常会話・仕事で使える例文
日常・人間関係
- I felt pity for him, but I didn’t know how to help.
彼を気の毒に思いましたが、どう助ければよいか分かりませんでした。 - She doesn’t want anyone to feel pity for her.
彼女は誰にも自分をかわいそうだと思ってほしくありません。
仕事
- I felt some pity for the new employee after the harsh criticism.
厳しい批判を受けた新入社員を少し気の毒に思いました。 - Don’t hire someone just because you feel pity for them.
かわいそうだからという理由だけで人を採用してはいけません。
物語・ニュースの感想
- At first, I felt pity for the main character.
最初は主人公をかわいそうだと思いました。 - The story makes us feel pity for people forced to leave their homes.
その物語を読むと、故郷を離れざるを得なかった人々を気の毒に感じます。
日本人が間違えやすいポイント
「同情する」ならいつでもfeel pity forではない
日本語の「同情する」には、かわいそうに思う意味と、気持ちに寄り添う意味があります。前者ならfeel pity for、後者ならsympathize withが近くなります。
I pity you.は強く聞こえる
I pity you.は文法的には正しいものの、「あなたは哀れだ」という強い評価に聞こえやすい表現です。相手を慰めたいなら避けたほうが安全です。
forの後ろには人や対象を置く
feel pity to himではなく、feel pity for himです。pityを向ける対象をforで示します。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
feel pity forが出てこなくても、次のような基本表現で十分伝えられます。
- I feel sorry for her.
彼女が気の毒です。 - That must be hard for him.
それは彼にとってつらいでしょうね。 - I understand how she feels.
彼女の気持ちは分かります。 - I want to help them.
彼らを助けたいです。
まとめ
feel pity forは「〜をかわいそうだと思う」「〜に哀れみを感じる」という表現です。語順はfeel pity for + 人。ただし、相手を外側から見ている感じや、上から目線に聞こえる可能性があります。
- feel pity for:かわいそうだと感じる
- feel sorry for:日常的に「気の毒に思う」
- sympathize with:気持ちに寄り添う
- take pity on:かわいそうに思って助ける
英熟語を意味・ニュアンス・使い分けから学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。









