
get back atを見て、「戻る」という意味のget backと同じだと思ったことはありませんか? get back at someoneは、相手から嫌なことをされたあとに、こちらも何かをして「仕返しする」「やり返す」という意味です。
日常会話やドラマではよく出てきますが、語順はget back at+人で固定されます。この記事では、意味の仕組み、ニュアンス、語順、自然な例文、revenge・get even with・pay backとの違いまで整理します。
Contents
get back atの意味は「〜に仕返しする・やり返す」
get back at+人は、「その人に仕返しする」「その人にやり返す」という意味です。
- She got back at him for lying to her.
彼女は、自分にうそをついた彼に仕返しをしました。 - I’ll get back at you for this.
このことは、いつか仕返しするからね。
ポイントは、単に怒っているだけでなく、相手にされたことへの反応として、相手が困ることを返すという感覚があることです。
しゅみすけ(大山俊輔)
get+back+atから意味の仕組みを理解する
get back atは、3つのパーツを別々に見るとイメージしやすくなります。
- get:ある状態へ至る、動きを起こす
- back:元へ返す、こちらから返す
- at:ある一点・相手を狙う
相手から受けた行為に対して、こちらから何かをback(返し)、その動きを相手at(標的)へ向ける。この組み合わせから「相手に仕返しする」という意味になります。

get back atのニュアンス
get back atは会話的な表現です。軽いいたずらへのやり返しから、人間関係の悪意ある報復まで幅があります。どの程度深刻かは、文脈と実際の行動で決まります。
- 友達に冗談を返す:比較的軽い
- 職場で嫌がらせを返す:否定的で深刻
- 恋愛で相手を嫉妬させる:感情的で好ましくない
そのため、自分の行動について使うと「私は仕返しする人です」という印象にもなります。仕事の場では、状況説明として使えても、行動方針としては強く響くことがあります。
語順はget back at+人|分離できない句動詞
get back atは、get back at someoneの順で使います。atは後ろの人と結びつくため、途中へ目的語を入れません。
- ○ She got back at him.
- × She got him back at.
- ○ He wants to get back at his boss.
代名詞でも語順は変わりません。get back at him / her / them / meです。get it backのような分離可能型と混同しないようにしましょう。
よく使う形
- get back at 人 for 名詞・動名詞:〜のことで人に仕返しする
- want to get back at 人:人に仕返ししたい
- try to get back at 人:人に仕返ししようとする
- a way to get back at 人:人に仕返しする方法
理由を加えるときは、for+名詞またはfor+動詞のing形を使います。
- He got back at me for my comment.
彼は私の発言のことで仕返しをしました。 - She got back at him for embarrassing her.
彼女は恥をかかされた仕返しを彼にしました。
get back atの自然な例文
日常・友人関係
- My sister hid my phone to get back at me.
姉は私に仕返しするため、私のスマホを隠しました。 - Are you doing this just to get back at me?
私に仕返しするためだけに、こんなことをしているの? - He teased me, so I wanted to get back at him.
彼にからかわれたので、やり返したくなりました。
仕事
- Don’t criticize her project just to get back at her.
彼女に仕返しするためだけに、彼女の企画を批判しないでください。 - He felt that his coworker was trying to get back at him.
彼は、同僚が自分に仕返ししようとしていると感じました。 - I don’t want to get back at anyone. I just want the problem fixed.
誰かに仕返ししたいわけではありません。ただ問題を解決したいだけです。
恋愛・人間関係
- She dated his friend to get back at him.
彼女は彼に仕返しするため、彼の友達と付き合いました。 - Posting that photo looked like a way to get back at her ex.
その写真の投稿は、元恋人への仕返しのように見えました。 - Trying to get back at each other will only make things worse.
お互いに仕返ししようとすれば、事態が悪化するだけです。
get back at・get even with・take revenge on・pay backの違い
| 表現 | 中心的な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| get back at 人 | 人に仕返しする | 会話的。軽い仕返しから悪意ある報復まで |
| get even with 人 | 人にやり返して帳尻を合わせる | 「これでおあいこ」という公平感を含みやすい |
| take revenge on 人 | 人に復讐する | 硬めで深刻。計画的・重大な復讐にも使う |
| pay 人 back | 人に借りを返す/仕返しする | お金を返す意味もあるため文脈が重要 |
get back atは、人を直接ターゲットにします。一方、pay someone backは「お金を返す」の意味が非常に一般的です。
- I’ll pay you back tomorrow.
明日、お金を返します。 - I’ll get back at you someday.
いつか仕返しします。
get back to・get backとの違い
見た目が似ていますが、前置詞が変わると意味も大きく変わります。
- get back:戻る、取り戻す
- get back to 人:人に後ほど返事・連絡をする
- get back at 人:人に仕返しする
たとえば、I’ll get back to you. は「後ほど連絡します」であり、仕返しの意味はありません。atとtoを取り違えると、意図が大きく変わるので注意しましょう。
日本人が間違えやすいポイント
1.atを落とさない
「彼に仕返しする」はget back himではなく、get back at himです。
2.目的語をgetとbackの間に入れない
get him back atとは言いません。ただし、get him backだけなら文脈により「彼を取り戻す」という別の意味になり得ます。
3.revengeを動詞として使わない
revengeは通常、名詞または他動詞として限られた形で使われます。日常会話で「彼に仕返しした」と言いたいなら、I got back at him.が自然です。take revenge on himも可能ですが、より深刻に響きます。
しゅみすけ(大山俊輔)
get back atが出てこなかったら?簡単な英語で言い換える
「仕返しする」という一語を探して止まるより、起きたことを中学英語で分けて説明してみましょう。
- He was mean to me, so I did the same thing to him.
彼が私に意地悪をしたので、私も同じことを彼にしました。 - She hurt me, and I wanted to hurt her feelings too.
彼女に傷つけられたので、私も彼女の気持ちを傷つけたくなりました。 - He embarrassed me, so I tried to make him feel embarrassed too.
彼に恥をかかされたので、私も彼に恥ずかしい思いをさせようとしました。 - I wasn’t trying to punish her. I just wanted her to understand how I felt.
彼女を罰したかったわけではありません。私の気持ちを分かってほしかっただけです。
完全な同義語でなくても、何をされたか→自分がどう反応したかを順番に伝えれば、意味は通じます。
関連表現
まとめ
get back at+人は、「人に仕返しする・やり返す」という会話的な句動詞です。get=動き、back=返す、at=相手を標的にする、と考えると意味をつかみやすくなります。
- 語順はget back at+人
- 分離不可で、代名詞もatの後ろ
- 理由はfor+名詞・動名詞
- get even withより「おあいこ」の感覚は弱い
- take revenge onより会話的で、軽い場面にも使える
言葉が出てこないときは、He did something bad to me, so I did the same thing to him.のように、出来事を2つに分けて伝えてみましょう。
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getを使った句動詞をまとめて比較したい方は、getを使った句動詞一覧もご覧ください。









