go badの意味は?「腐る・悪化する・故障する」の使い方とgo offとの違い

go badの意味・使い方・go offとの違いを解説するアイキャッチ画像

go bad は、食べ物が「傷む・腐る」、状況や関係が「悪化する」、機械や部品が「故障する」という意味です。

共通しているのは、良い状態・正常な状態から、望ましくない状態へ変わること。たとえば I think the milk has gone bad. なら「その牛乳、傷んだと思う」と伝えられます。

この記事では、日常会話での自然な使い方、went bad / has gone bad の違い、go off・spoil・go wrongとの使い分けまで解説します。

go badの基本的な意味とコアイメージ

go + 形容詞には「〜の状態になる」という働きがあります。goは場所の移動だけでなく、状態の変化も表せるためです。

  • go bad:悪い状態になる
  • go wrong:うまくいかない状態になる
  • go quiet:静かな状態になる
  • go crazy:取り乱した状態になる

go badの食べ物・状況や関係・機械や部品の用法を比較する図解

つまりgo badは、単に「badである」のではなく、途中で悪い状態へ変わったという変化に焦点があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

goを「行く」とだけ覚えると不思議に見えますが、「ある状態へ進む」と考えれば自然です。be badは悪い状態、go badは悪い状態への変化です。

使い方1:食べ物が「傷む・腐る」

go badが最もよく使われるのは、食べ物や飲み物の品質が落ち、食べたり飲んだりしないほうがよい状態になったときです。アメリカ英語の日常会話で特に一般的です。

This milk has gone bad.
この牛乳は傷んでいます。

Do these eggs go bad quickly?
この卵はすぐ傷みますか?

Put the leftovers in the fridge before they go bad.
傷む前に残り物を冷蔵庫へ入れてください。

The strawberries went bad after a few days.
イチゴは数日で傷んでしまいました。

How can I tell if the chicken has gone bad?
鶏肉が傷んでいるか、どう見分ければいいですか?

使い方2:状況・計画・関係が「悪化する」

食べ物だけでなく、順調だった状況や人間関係が悪い方向へ変化した場合にも使えます。ただし、計画の失敗にはgo wrongのほうが一般的な場面もあります。

Things went bad after the argument.
その口論のあと、状況が悪くなりました。

Their relationship went bad very quickly.
二人の関係は急速に悪化しました。

The deal went bad at the last minute.
その取引は土壇場で悪い結果になりました。

If the situation goes bad, call me right away.
状況が悪化したら、すぐに電話してください。

人間関係については turn sour(関係や雰囲気が険悪になる)もよく使われます。

使い方3:機械・電池・部品が「故障する」

機械そのものや内部の部品が正常に働かなくなったときにもgo badを使えます。特にアメリカ英語で自然です。

I think the battery has gone bad.
バッテリーがだめになったと思います。

One of the sensors went bad.
センサーの一つが故障しました。

Can a hard drive go bad without warning?
ハードディスクは前触れなく故障することがありますか?

会話ではより直接的に The battery stopped working.(バッテリーが動かなくなった)と言っても十分伝わります。

went badとhas gone badの違い

went bad:過去に悪くなった

いつ悪くなったか、過去の出来事として述べるときはwent badです。

The yogurt went bad because I left it outside.
外に出したままだったので、ヨーグルトが傷みました。

has gone bad:悪くなり、今もその状態

悪くなった結果が現在まで続いているときはhas gone badが自然です。

This cheese has gone bad. Don’t eat it.
このチーズは傷んでいます。食べないでください。

has went badとは言いません。goの過去分詞はgoneです。

go badとgo offの違い

食べ物についてはどちらも「傷む・腐る」を表しますが、地域と感覚に違いがあります。

  • go bad:アメリカ英語で一般的。品質が悪くなったことを広く表す
  • go off:イギリス英語で一般的。鮮度・味・においが正常な状態から外れた感覚

The milk has gone bad. はアメリカ英語で自然、The milk has gone off. はイギリス英語でよく使われます。

go offには「アラームが鳴る」「爆発する」「電気が消える」など別の意味もあります。詳しくはgo offの意味と使い方をご覧ください。

spoil・rot・go wrongとの違い

spoil:食べ物が傷む/食べ物をだめにする

spoilは食べ物に広く使え、自動詞と他動詞の両方があります。

The heat spoiled the food.
暑さで食べ物が傷みました。

go badは目的語を取らず、食べ物そのものを主語にします。

rot:腐敗が進んで朽ちる

rotは、野菜・木・歯などが物理的に腐敗する、朽ちるという強い意味です。

The wooden fence is starting to rot.
木の柵が腐り始めています。

go wrong:計画や作業がうまくいかない

go wrongは「期待どおりに進まない・問題が発生する」に焦点があります。

Something went wrong with the payment.
支払い処理で何か問題が起きました。

go badは対象の状態・品質が悪くなること、go wrongは計画・手順・機能に問題が起きることが中心です。詳しくはgo wrongの意味と使い方も参考にしてください。

よく使う語順と形

  • food / milk / meat + go bad:食べ物が傷む
  • things / situation / relationship + go bad:状況や関係が悪化する
  • battery / sensor / part + go bad:部品が故障する
  • before it goes bad:それが傷む前に
  • has gone bad:悪くなり、今も悪い状態

主語のあとにgo badを置く自動詞的な表現なので、go bad the milkのように目的語は続けません。

日本人が間違えやすいポイント

  • badlyにしない:badは変化後の状態を説明する形容詞。通常はgo badlyではなくgo bad。
  • has went badにしない:現在完了はhas gone bad。
  • すべての失敗に使わない:計画・機械の動作で「何か問題が起きた」ならgo wrongが自然なことも多い。
  • 人に直接使うと強く響く:He went bad.は「悪人になった・道を外した」のような意味になり得る。

しゅみすけ(大山俊輔)

食べ物ならまずgo badを使えば通じます。表現が出てこなければ、It isn’t good anymore.やDon’t eat it.のように、今の状態や取るべき行動を簡単な英語で伝えても大丈夫です。

簡単な英語で言い換えるなら

  • It isn’t good anymore.(もうよい状態ではありません)
  • It’s not fresh.(新鮮ではありません)
  • Don’t eat it.(食べないでください)
  • The situation got worse.(状況が悪化しました)
  • It stopped working.(動かなくなりました)

会話で使ってみよう

A: Is this milk still okay?
B: I don’t think so. It smells like it has gone bad.

A: この牛乳、まだ大丈夫?
B: だめだと思う。傷んだようなにおいがするよ。

A: Why won’t the car start?
B: The battery may have gone bad.

A: どうして車が動かないの?
B: バッテリーがだめになったのかもしれない。

まとめ

go badは、良い・正常な状態から悪い状態へ変化することを表します。食べ物なら「傷む・腐る」、状況や関係なら「悪化する」、機械や部品なら「故障する」です。

went badは過去の変化、has gone badは悪くなった結果が今も続く形です。goの状態変化の感覚を深めたい方は、be-rize.comのgoのコアイメージ解説や、b-cafe.netの英熟語・定型表現まとめもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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