
head forは、「〜へ向かう」「〜を目指して進む」という意味です。駅や空港、家、会議室などの具体的な場所だけでなく、危険・成功・問題といった抽象的な行き先にも使えます。
ただし、よく似たhead to、be headed for、leave forは、見ている場面が少しずつ違います。この記事では、前置詞forの感覚から、自然な語順・時制・例文・似た表現との違いまで整理します。
Contents
head forの意味は「〜へ向かう」
head for + 場所・方向で、その場所や方向を目指して移動することを表します。
- Let’s head for the station.
駅へ向かいましょう。 - I’m heading for the airport now.
今、空港へ向かっています。 - She headed for the exit.
彼女は出口へ向かいました。
headは名詞なら「頭」ですが、動詞では「先頭に立つ」「ある方向へ進む」という意味があります。そこに、目標・方向を指すforが続き、「〜を目指して進む」という感覚になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
head forの語順とよく使う形
基本の語順は、主語 + head + for + 行き先です。時制に合わせてheadを変化させます。
- We head for home after work.
私たちは仕事のあと家へ向かいます。 - We’re heading for Shibuya.
私たちは渋谷へ向かっているところです。 - We headed for a nearby café.
私たちは近くのカフェへ向かいました。 - We’ll head for the hotel after dinner.
夕食後、ホテルへ向かいます。
会話では、これから動く提案としてLet’s head for …、すでに移動中ならbe heading for …がよく使われます。
head forとhead to・be headed for・leave forの違い

head for:方向・目的地へ向かう
head forは、目的地を目指して進む動きに焦点があります。
It’s getting late. Let’s head for home.
遅くなってきました。家へ向かいましょう。
head to:会話でよく使う「〜へ行く」
head toも「〜へ向かう」で、多くの場面でhead forと入れ替えられます。toは到着点をはっきり示し、日常会話ではとても自然です。
I’m heading to the office.
会社へ向かっています。
一方、head forは「その方向を目指す」という動きが少し強く感じられます。ただし、実際の会話では大きな意味の差が出ないことも多いです。
be headed for:向かっている方向・行く末
be headed forは「〜へ向かっている」「〜という結果になりそうだ」という状態を表します。
- This train is headed for Yokohama.
この電車は横浜行きです。 - The project is headed for trouble.
そのプロジェクトは問題が起きそうです。
be heading forも移動中に使えますが、be headed forは乗り物の行き先や、物事の進む方向・行く末を述べるときにも自然です。
leave for:その場所へ向けて出発する
leave forは、「目的地へ向けて今いる場所を出る」という出発に焦点があります。
- We’re leaving for Paris tomorrow.
私たちは明日パリへ出発します。 - She left for work at eight.
彼女は8時に仕事へ出かけました。
head forが「向かう動き」、leave forが「出発する瞬間」を見ている、と分けると分かりやすいでしょう。
日常会話で使えるhead forの例文
旅行・移動
- Which gate should we head for?
どの搭乗口へ向かえばいいですか。 - After lunch, we headed for the museum.
昼食後、私たちは美術館へ向かいました。 - Let’s head for the hotel before it rains.
雨が降る前にホテルへ向かいましょう。
仕事
- I’m heading for the meeting room now.
今、会議室へ向かっています。 - We headed for the client’s office right after lunch.
昼食後すぐに取引先のオフィスへ向かいました。
恋愛・人間関係
- We grabbed coffee and then headed for the park.
私たちはコーヒーを買って、それから公園へ向かいました。 - Are you heading for home? We can walk together.
家に向かうところ?一緒に歩けるよ。
抽象的な「行く末」にも使える
head forの目的地は、実際の場所とは限りません。「成功へ向かう」「トラブルになりそうだ」のように、状況の進む先も表せます。
- She is headed for success.
彼女は成功へ向かっています。 - Without a backup plan, we may be headed for trouble.
予備案がなければ、私たちは問題に直面するかもしれません。 - The team is heading for another busy month.
チームはまた忙しい1か月を迎えそうです。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
forの後ろに動詞をそのまま置かない
forの後ろには、目的地を表す名詞を置くのが基本です。
- ○ We headed for the station.
- × We headed for catch the train.
「電車に乗るため駅へ向かった」なら、We headed for the station to catch the train.のように言います。
homeには通常toを付けないが、forは使える
homeは「家へ」という副詞として使えるため、go homeやhead homeではtoを付けません。一方、head for homeはforを伴う決まった形として自然です。
- Let’s head home.
家に帰ろう。 - Let’s head for home.
家の方向へ向かおう。
get home・go home・come homeでtoを付けない理由もあわせて確認すると、homeの使い方が整理できます。
head forが出てこないときの簡単な言い換え
会話中にhead forが思い出せなくても、基本動詞で十分伝えられます。
- Let’s go to the station.
駅へ行きましょう。 - I’m going to the airport now.
今、空港へ行っています。 - This train goes to Yokohama.
この電車は横浜へ行きます。
head forは「向かう動き」を少し生き生きと伝える便利な表現ですが、まずはgo toで伝え、その後に表現を増やせば大丈夫です。
まとめ
- head for + 場所は「〜へ向かう・〜を目指して進む」
- headの「進む」とforの「目標へ向けて」が組み合わさった表現
- head toは会話でよく使う「〜へ行く」
- be headed forは進行方向や、状況の行く末にも使える
- leave forは目的地へ向けて「出発する」ことに焦点がある
- 思い出せないときはgo toで自然に言い換えられる
ほかの英熟語も意味だけでなく、語順やニュアンスから理解したい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。









