
all too と only too は、どちらも too を強める表現です。しかし、実際の会話で伝わる気持ちはかなり違います。
all too は「残念ながら、あまりにも〜」「困るほど〜」という否定的な気持ちを伴うことが多く、only too は happy / glad / willing などと一緒に「とても喜んで〜する」という強い前向きな気持ちを表します。
この記事では、2つの意味とニュアンス、自然な語順、よく使う形、例文、too / very / not too との違いまで詳しく解説します。
Contents
all tooとonly tooの意味を先に比較
| 表現 | 基本的な意味 | よく伴う気持ち | 代表例 |
|---|---|---|---|
| all too | あまりにも〜、残念なくらい〜 | 不満・残念・心配 | all too expensive |
| only too | とても、喜んで | 積極性・喜び | only too happy to help |
どちらも基本の形は、all / only + too + 形容詞・副詞です。

all tooの意味とニュアンス
all too は「まったくもって〜すぎる」「残念なほど〜」という意味です。単なる程度の強さだけでなく、話し手がその状況を好ましくない、困った、残念だと感じていることがよく伝わります。
The hotel was all too expensive.
そのホテルは、残念なくらい高すぎました。
Her explanation was all too brief.
彼女の説明は、あまりにも短すぎました。
The deadline came all too quickly.
締め切りは、あまりにも早くやって来ました。
all には「すっかり・完全に」という強調の働きがあります。ここでは too の「望ましい限度を超えている」という感覚を強めている、と考えると分かりやすいでしょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
all too oftenは「残念ながら、あまりにも頻繁に」
all too often は特によく使われる組み合わせです。「頻繁に」という事実に加えて、「本当はそんなに起きてほしくない」という気持ちが入ります。
All too often, we put off the things that matter most.
残念ながら私たちは、本当に大切なことをあまりにも頻繁に後回しにします。
This mistake happens all too often at work.
この間違いは、職場で残念なくらい頻繁に起こります。
all too easy・all too familiarもよく使う
It’s all too easy to compare yourself with others.
人と自分を比べるのは、困るほど簡単にできてしまいます。
That feeling is all too familiar to me.
その感覚は、私には嫌というほど身に覚えがあります。
all too familiar は「よく知っている」を越えて、「知りすぎているほど身近だ」「嫌になるほど経験している」という含みで使われます。
only tooの意味とニュアンス
only too は「とても〜」「まったく喜んで〜」という強い肯定を表します。特に only too happy / glad / pleased / willing to do の形が定番です。
I’d be only too happy to help.
喜んでお手伝いします。
She was only too glad to join us.
彼女は大喜びで私たちに加わりました。
We’re only too willing to discuss the details.
私たちは喜んで詳細を話し合います。
ここでの only は「〜だけ」と範囲を狭める通常の意味ではなく、too を強めて「本当に、とても」という積極性を出しています。
only too happy to doの語順
基本の語順は次のとおりです。
主語 + be動詞 + only too + 感情を表す形容詞 + to + 動詞原形
- I am only too happy to answer your questions.
- She was only too pleased to accept the offer.
- They would be only too willing to cooperate.
会話では特に I’d be only too happy to … が、丁寧で熱意のある申し出として使われます。ただし日常の軽い場面なら、より簡単に I’d love to. や Sure, I’d be happy to. と言っても自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
all tooとonly tooの決定的な違い
違いは、後ろの内容を話し手が歓迎しているかどうかです。
The trip ended all too soon.
旅行は、残念なくらい早く終わってしまいました。
I was only too happy to extend the trip.
私は喜んで旅行を延長しました。
1文目の all too soon には「もっと続いてほしかった」という残念さがあります。2文目の only too happy には「ぜひそうしたい」という積極的な喜びがあります。
too・very・all tooの違い
| 表現 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| very expensive | とても高い(程度の説明) | It was very expensive. |
| too expensive | 高すぎる(限度超過) | It was too expensive for me. |
| all too expensive | 残念ながら、あまりにも高すぎる | It was all too expensive. |
very は程度を述べるだけですが、too は「望ましい限度を超えている」と判断します。all too は、その困惑や残念さをさらに強く響かせます。
日本人が間違えやすいポイント
all tooを「すべて〜も」と直訳しない
all too の all は「すべての物」という名詞的な使い方ではありません。too を強める副詞として働いています。
only tooを「〜すぎるだけ」と訳さない
only too happy は「幸せすぎるだけ」ではなく、「とても喜んで」という決まった肯定表現です。
not tooと混同しない
not too は、文脈によって「それほど〜ではない」または「〜すぎない」という意味です。
The test wasn’t too difficult.
その試験はそれほど難しくありませんでした。
only too difficult や all too difficult とは意味が異なるので、前に置かれる語をひとかたまりで捉えましょう。
会話で使える自然な例文
The weekend went by all too fast.
週末は、残念なくらいあっという間に過ぎました。
It’s all too common for people to skip breakfast.
朝食を抜く人は、残念ながらあまりにも多いです。
I know that problem all too well.
その問題は嫌というほどよく分かります。
I’d be only too happy to show you around Tokyo.
喜んで東京をご案内します。
He was only too pleased to hear the good news.
彼はその良い知らせを聞いて大喜びでした。
Our team would be only too willing to support the project.
私たちのチームは喜んでそのプロジェクトを支援します。
簡単な英語で言い換えるなら
all too が出てこないときは、評価を直接言えば伝わります。
- all too expensive → It was much more expensive than I expected.
- all too soon → It ended sooner than I wanted.
- all too often → Unfortunately, it happens very often.
only too happy to は、次のように言い換えられます。
- I’d be happy to help.
- I’d love to help.
- Of course. I can help.
まとめ
- all too は「残念ながら、あまりにも〜」という否定的な評価を伴うことが多い
- all too often / easy / familiar / soon などがよく使われる
- only too は「とても、喜んで」という強い肯定を表す
- only too happy / glad / willing to do が定番の形
- 迷ったときは、Unfortunately, … や I’d be happy to … で簡単に言い換えられる
ほかの定型表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。









