
pray for は「〜のために祈る」「〜が実現するよう強く願う」という意味です。病気の回復や人の安全を願うときだけでなく、雨・成功・よい知らせなどを切実に望むときにも使えます。
ただし、I’m praying for you. は話し手や場面によって宗教的な響きを持ちます。相手への思いやりを伝えたいだけなら、I’m thinking of you. や I hope you feel better soon. のほうが自然なこともあります。この記事では、語順、自然な例文、hope for・wish forとの違いまで整理します。
- 意味:〜のために祈る/〜を強く願う
- 形:pray for+人・物・出来事
- 文で願う形:pray that+主語+動詞
- 宗教色を避ける言い換え:hope / think of / wish someone well
Contents
pray forの基本的な意味とニュアンス
pray は「祈る」、for は「〜のために」「〜を求めて」という方向を示します。つまり pray for A は、祈りや強い願いをAへ向けるイメージです。
We prayed for her safe return.
私たちは彼女が無事に戻ることを祈りました。
Farmers are praying for rain.
農家の人たちは雨が降ることを切に願っています。
後者は、必ずしも礼拝中の祈りだけを表すわけではありません。「どうか雨が降ってほしい」という切実さを表せます。単なる希望より気持ちが強く、結果を自分では完全にコントロールできない場面によく合います。
pray forの語順とよく使う形
pray for+人
人を置くと「その人のために祈る」です。何を願うかは文脈から分かることもあれば、後ろに具体的な内容を加えることもあります。
I’ll pray for you.
あなたのために祈ります。
Please pray for everyone affected by the storm.
嵐の被害を受けたすべての人のために祈ってください。
pray for+物・出来事
回復、安全、平和、成功、雨など、望む結果を名詞で置けます。
- pray for peace:平和を祈る
- pray for recovery:回復を祈る
- pray for good news:よい知らせを願う
- pray for a miracle:奇跡を祈る
We’re praying for a quick recovery.
私たちは早い回復を祈っています。
She prayed for good weather on her wedding day.
彼女は結婚式の日がよい天気になるよう祈りました。
pray that+文
「誰がどうなることを祈る」と内容を文で表すなら、pray that+主語+動詞 が分かりやすい形です。会話ではthatを省略することもあります。
I pray that your surgery goes well.
手術がうまくいくことを祈っています。
We prayed that the children would be safe.
私たちは子どもたちが無事であるよう祈りました。
pray for you to recover も文法的に理解されますが、日常的には pray for your recovery または pray that you recover soon のほうがすっきり自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
日常会話・仕事で使える自然な例文
病気・けが
We’re all praying for your dad.
私たちは皆、あなたのお父さんのために祈っています。
I’m praying that you feel better soon.
早くよくなることを祈っています。
旅行・安全
They prayed for a safe flight home.
彼らは無事に帰国できるフライトを祈りました。
I prayed that my suitcase would arrive with me.
スーツケースも一緒に到着するよう祈りました。
仕事・試験
We’re praying for good news from the client.
クライアントからよい知らせが来るよう願っています。
He prayed that he had done enough to pass.
彼は合格できるだけのことをしたはずだと祈るような気持ちで願いました。
暮らし・天気
I’m praying for a quiet weekend.
静かな週末になるよう切に願っています。
Let’s pray the rain stops before the game.
試合の前に雨がやむよう祈ろう。
I’m praying for you.はどんな響き?
I’m praying for you. は、病気、事故、災害、家族の問題など、相手がつらい状況にいるときの温かい言葉です。信仰を共有している相手には、とても自然で力強い励ましになります。
一方で、英語圏でも全員が宗教的な表現を同じように受け取るわけではありません。相手の考え方が分からない場合や、宗教色を出さずに支えたい場合は次の言い方が使いやすいです。
- I’m thinking of you.(あなたのことを思っています)
- I hope everything goes well.(すべてうまくいくといいですね)
- I’m wishing you a speedy recovery.(早い回復を願っています)
- I’m here if you need anything.(何か必要なら力になります)
pray for・hope for・wish forの違い

| 表現 | 中心のニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| pray for | 祈りを向ける。切実さや宗教的な響きを伴うことがある | pray for peace |
| hope for | よい結果になる可能性を期待する。日常的で中立 | hope for good weather |
| wish for | 欲しいもの・実現してほしいことを願う。夢や願いの響き | wish for a new bike |
We’re praying for rain.
雨が降るよう切実に祈っています。
We’re hoping for rain this weekend.
今週末に雨が降ればいいと思っています。
She wished for snow on Christmas morning.
彼女はクリスマスの朝に雪が降ることを願いました。
hope for はもっとも中立で、天気、結果、改善などに広く使えます。wish for は欲しい物や夢のような願いにも合います。pray for は、その願いを自分より大きな力に託す感覚、または非常に切実な気持ちを出したいときに向いています。
pray toとの違い
pray for の後ろは「願う対象・内容」、pray to の後ろは「祈りを捧げる相手」です。
They prayed to God for guidance.
彼らは導きを求めて神に祈りました。
この文では to God が祈る相手、for guidance が求めるものです。「人のために祈る」を pray to a person としないよう注意しましょう。
日本人が間違えやすいポイント
forを落とさない
× I prayed her recovery.
○ I prayed for her recovery.
prayは通常、願う対象を直接目的語にせず、for を使います。
forの後ろに文をそのまま置かない
× I pray for she gets better.
○ I pray that she gets better.
○ I pray for her recovery.
主語+動詞を続けるなら that、名詞を続けるなら for と整理できます。
prayとpreyを混同しない
pray /preɪ/ は「祈る」、同じ発音の prey は「獲物」です。つづりと意味は別なので、p-r-a-y for とまとまりで覚えましょう。
簡単な英語で言い換えるなら
pray forがすぐ出てこないときや、宗教的な響きを避けたいときは、次の中学英語でも十分に気持ちを伝えられます。
- I hope you get better soon.(早くよくなるといいですね)
- I hope it goes well.(うまくいくといいですね)
- I want everyone to be safe.(みんなに無事でいてほしいです)
- I’m thinking of you.(あなたのことを思っています)
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- pray for A:Aのために祈る、Aを切に願う
- pray that …:…であるよう祈る
- pray to A:Aに祈りを捧げる
- hope for A:Aを期待する、Aになるとよいと思う
- wish someone well:人の幸せ・成功を願う
- keep someone in one’s thoughts:人のことを気にかける
誰かの成功を願って応援するときは、root forの意味・使い方も役立ちます。強い願望を表す別の形は、dream ofの意味・使い方で確認できます。表現を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。
まとめ
pray for A は「Aのために祈る」「Aを強く願う」です。forの後ろには人・物・出来事を置き、願いの内容を文で詳しく述べるなら pray that … を使います。
- pray for+人・名詞:人のため、または望む結果を祈る
- pray that+文:誰がどうなるかを具体的に述べる
- hope for:日常的で中立な期待
- wish for:欲しい物や実現してほしい願い
- 宗教色を避けるならhopeやI’m thinking of you.で言い換える
まずは I’m praying for you. と I hope everything goes well. の響きの違いを意識し、相手や場面に合うほうを選んでみましょう。









