in a wordの意味は?「一言で言えば」の使い方とin shortとの違い

in a wordの意味・使い方・類似表現との違いを解説するアイキャッチ画像

旅行の感想を詳しく話したあとに「一言で言えば、最高だった」、企画への評価を「一言で表すなら、野心的だ」と短くまとめたいことがあります。そんなときに使える表現がin a wordです。

この記事では、in a wordの意味と語順、一語だけを続ける使い方、in short・to sum up・in other wordsとの違い、日本人が間違えやすいポイントを自然な例文とともに解説します。

in a wordの意味

in a wordは、「一言で言えば」「一言で表すと」「要するに」という意味です。複雑な感想・評価・状況を、最も大切な一語や短い結論へ圧縮します。

How was the trip? — In a word, unforgettable.
旅行はどうだった?――一言で言えば、忘れられない旅でした。

In a word, the new system is confusing.
一言で言えば、その新しいシステムは分かりにくいです。

日本語ではどちらも「要するに」と訳せますが、in a wordには「一語で特徴づけるなら、これ」という評価的なニュアンスがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

wordはここでは厳密に「単語を一つだけ」という規則ではありません。大切なのは、長い内容を一つの短い評価や結論へ絞ることです。

なぜ「一言で言えば」になる?

wordは基本的に「単語・言葉」です。in a wordを直訳すると「一つの言葉の中で」となり、いくつもの情報を一つの言葉へ収めるイメージが生まれます。

たとえば、料理について「盛り付けがきれいで、香りがよく、味のバランスも完璧だった」と説明したあと、その全体をexcellentという一語でまとめる感覚です。

The presentation was clear, practical, and inspiring. In a word, excellent.
そのプレゼンは分かりやすく、実用的で、刺激的でした。一言で言えば、素晴らしかったです。

基本の語順とカンマ

最も使いやすい形は、文頭に置いてカンマを付ける形です。

In a word, + 評価・結論

  • In a word, amazing.:一言で言えば、最高です。
  • In a word, no.:一言で言えば、答えはノーです。
  • In a word, it worked.:要するに、うまくいきました。
  • In a word, we need more time.:要するに、もっと時間が必要です。

形容詞や名詞など一語だけを続けることも、完全な文を続けることもできます。一語だけの形では、省略によって結論が際立ちます。

質問への短い返答でも使える

Was the restaurant worth the price? — In a word, yes.
そのレストランは値段に見合っていた?――一言で言えば、はい。

What did you think of his proposal? — In a word, risky.
彼の提案をどう思った?――一言で言えば、危険です。

ネイティブが感じるニュアンス

in a wordは意味が明快ですが、日常会話で頻繁に使う軽いフィラーではありません。少し修辞的・文章的で、「ここで端的な評価を言います」と聞き手の注意を引く響きがあります。

そのため、レビュー、スピーチ、説明、少し整った会話では効果的です。一方、普段の会話で単に話をまとめるだけなら、basicallylong story shortのほうがくだけて聞こえることもあります。

The hotel? In a word, disappointing.
そのホテル? 一言で言えば、期待外れでした。

このように、先に話題を示してから短い評価を置くと、会話でも自然に使えます。

in a word、in short、to sum upの使い分けを比較する図

場面別の自然な例文

仕事

In a word, the deadline is unrealistic.
一言で言えば、その締め切りは現実的ではありません。

How would you describe the new manager? — In a word, decisive.
新しいマネージャーをどう表しますか?――一言で言えば、決断力があります。

In a word, we underestimated the cost.
要するに、私たちは費用を過小評価していました。

旅行

The view from the mountain was, in a word, breathtaking.
山からの景色は、一言で言えば、息をのむほど美しかったです。

How was your first solo trip? — In a word, liberating.
初めての一人旅はどうだった?――一言で言えば、解放的でした。

映画・本

The ending was, in a word, perfect.
その結末は、一言で言えば、完璧でした。

In a word, the book is honest.
一言で言えば、その本は誠実です。

恋愛・人間関係

How did the date go? — In a word, awkward.
デートはどうだった?――一言で言えば、気まずかったです。

In a word, I trust her.
要するに、私は彼女を信頼しています。

買い物

The bag looks great, but in a word, it’s impractical.
そのバッグは見た目はよいですが、一言で言えば、実用的ではありません。

Would you buy it again? — In a word, no.
また買いますか?――一言で言えば、いいえ。

in shortとの違い

in shortも「要するに」「手短に言えば」を表しますが、焦点が違います。

  • in a word:対象を一つの短い評価・特徴で表す
  • in short:複数の説明から細部を省き、要点や結論をまとめる

The service was slow, the room was noisy, and the food was cold. In short, we won’t stay there again.
サービスは遅く、部屋は騒がしく、料理も冷めていました。要するに、そこにはもう泊まりません。

How was the hotel? — In a word, awful.
そのホテルはどうだった?――一言で言えば、ひどかったです。

前者は説明全体から行動上の結論を出し、後者はホテルを一語で評価しています。

to sum upとの違い

to sum upは、プレゼンや説明の最後に複数のポイントを総括する表現です。

  • in a word:一つの端的な評価を示す
  • to sum up:話の最後に全体を整理してまとめる

To sum up, we will change the schedule, reduce the budget, and review the design.
まとめると、日程を変更し、予算を削減し、デザインを見直します。

複数項目を列挙するならto sum upが自然です。in a wordを使うなら、In a word, the plan needs revision.(一言で言えば、その計画は見直しが必要です)のように一つの結論へ絞ります。

in other wordsとの違い

in other wordsは「言い換えると」であり、同じ内容を別の言葉で分かりやすく説明します。短くまとめることが目的とは限りません。

The service is complimentary. In other words, you don’t have to pay for it.
そのサービスはcomplimentaryです。言い換えると、料金を払う必要がありません。

In a word, it’s free.
一言で言えば、無料です。

in other wordsは説明し直し、in a wordは一つの短い言葉へ圧縮しています。

「要するに」の表現全体は、「要するに」は英語で?In short・Basically・To sum upの違いで詳しく比較しています。

one wordとは違う

in a wordは文全体をまとめる定型表現ですが、one wordは文字どおり「一つの単語」です。

Describe your weekend in one word.
週末を一語で表してください。

In a word, relaxing.
一言で言えば、のんびりできました。

質問側のin one wordは「単語一つで」という条件を明確にします。返答を導入するin a wordとは冠詞が異なるので注意しましょう。

日本人が間違えやすいポイント

1.冠詞はa

定型表現はin a wordです。「一言にまとめる」という感覚なので、通常はtheではありません。

2.後ろは必ず一語とは限らない

In a word, we were unprepared.のように完全な文を続けても正しい使い方です。

3.単なる話題転換には使わない

in a wordは、それまでの内容を圧縮した評価・結論を示します。関係のない新しい話題を始める接続表現ではありません。

4.日常会話で多用しない

端的な評価を印象づける表現なので、何度も使うと芝居がかった響きになり得ます。普通の会話ではBasically, …So, …も活用しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

in a wordは「最高」「残念」「危険」のように、感想や評価の核になる言葉を一つ選ぶと最も生きる表現です。

簡単な英語での言い換え

in a wordがすぐに出なければ、次の基本表現で十分に伝えられます。

  • Basically, …(要するに…)
  • Simply put, …(簡単に言えば…)
  • The short answer is …(短く答えると…)
  • It was great.(最高でした)
  • My answer is no.(私の答えはノーです)

Simply put, the plan costs too much.
簡単に言えば、その計画は費用がかかりすぎます。

難しい導入表現を思い出そうとせず、評価を直接言うだけでも会話は自然に進みます。

まとめ

in a wordは、「一言で言えば」「一言で表すと」という意味で、複雑な内容を一つの短い評価や結論へ圧縮します。

  • 基本形はIn a word, + 評価・結論
  • 後ろは一語だけでも完全な文でもよい
  • in shortは説明の要点を短くまとめる
  • to sum upは話の最後に複数のポイントを総括する
  • in other wordsは別の言葉で説明し直す
  • 少し修辞的なので、印象づけたい場面で使う

まずは最近見た映画や訪れた場所を思い浮かべ、In a word, amazing.のように一言で評価してみましょう。関連表現は、英熟語・定型表現の一覧でも確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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