
out loud は「声に出して」「聞こえるように」という意味です。頭の中で考えるだけ、黙読するだけではなく、実際に音声として外へ出すことを表します。
ここで注意したいのは、out loud が必ずしも「大声で」を意味しないことです。小さな声でも、周囲や自分の耳に聞こえる声として発していれば out loud と言えます。
この記事では、out loud の意味の成り立ち、自然な語順、say・think・read・laughとの組み合わせ、aloud や in a loud voice との違いを例文で解説します。
Contents
out loudの意味は「声に出して」
out loud の基本的な意味は、次のとおりです。
- 声に出して
- 人に聞こえるように
- 黙って考えるだけでなく、実際に口にして
out には「内側から外側へ」、loud には「聞こえる声で」という感覚があります。つまり out loud は、頭の中にあった言葉を声として外へ出すイメージです。
- Please read the question out loud.
その質問を声に出して読んでください。 - Did I say that out loud?
今の、声に出して言ってた? - She laughed out loud.
彼女は声を上げて笑いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順は「動詞+out loud」が基本
out loud は副詞のように動作を説明し、通常は動詞や目的語の後ろに置きます。
動詞+out loud
- Don’t say it out loud.
それを声に出して言わないで。 - I was thinking out loud.
考えていることをそのまま口にしていただけです。 - He read my message out loud.
彼は私のメッセージを声に出して読みました。
目的語がある場合は、say it out loud や read the sentence out loud のように「動詞+目的語+out loud」が自然です。
out loud・aloud・in a loud voiceの違い

out loud:声に出して(会話で自然)
out loud は、日常会話で自然に使われる「声に出して」です。「心の中だけ」との対比がよく表れます。
- I didn’t mean to say that out loud.
それを声に出して言うつもりはありませんでした。 - Can you repeat it out loud?
それを声に出して繰り返してもらえますか。
aloud:声に出して(やや文章的)
aloud も「声に出して」という意味で、多くの場合 out loud と置き換えられます。ただし aloud は、やや文章的・改まった響きがあります。
- She read the letter aloud.
彼女はその手紙を声に出して読みました。 - He wondered aloud whether they should leave.
彼は、出発すべきだろうかと口に出して考えました。
日常会話では read it out loud が自然で、物語や説明文では read it aloud もよく見られます。
in a loud voice:大きな声で
in a loud voice は声量が大きいことをはっきり表します。out loud の「声に出して」とは焦点が違います。
- He spoke in a loud voice.
彼は大きな声で話しました。 - Please don’t talk so loudly.
そんなに大きな声で話さないでください。
単に音量を伝えたいなら loudly や in a loud voice を使います。
よく使う形1:say something out loud
考えていたことが思わず口から出たときや、あえて言葉にするときによく使います。
- It sounds strange when you say it out loud.
声に出して言うと、それは変に聞こえます。 - I’ve never said this out loud before.
今までこのことを口に出して言ったことはありません。 - Did you really say that out loud at the meeting?
会議で本当にそれを声に出して言ったの?
Did I say that out loud? は、心の声がうっかり口から出た場面で使う、少しユーモラスな定型表現です。
よく使う形2:think out loud
think out loud は「考えている途中のことを口に出す」「考えを声にしながら整理する」という意味です。
- I’m just thinking out loud.
ただ思いついたことを口にしているだけです。 - Let me think out loud for a minute.
少し考えを口に出して整理させてください。 - She thinks out loud when she solves a problem.
彼女は問題を解くとき、考えを口に出します。
仕事の打ち合わせでは、まだ決定事項ではないアイデアを共有するときに便利です。I’m just thinking out loud, but … と前置きすれば、「まだ試案ですが」という柔らかいニュアンスになります。
よく使う形3:read out loud
read out loud は「黙読ではなく、声に出して読む」という意味です。語学学習、授業、子どもへの読み聞かせなどでよく使います。
- Try reading the dialogue out loud.
その会話文を声に出して読んでみてください。 - She reads to her son out loud every night.
彼女は毎晩、息子に声を出して本を読んであげます。 - Reading out loud helps me remember new phrases.
音読すると、新しいフレーズを覚えやすくなります。
「書かれた内容を人に向けて読み上げる」という read out の語順や違いは、read outの意味とread aloudとの違いを解説した記事で詳しく紹介しています。
laugh out loudは「声を上げて笑う」
laugh out loud は、笑いをこらえず実際に声が出ることです。ネットで使う LOL は、この laugh out loud の頭文字です。
- That video made me laugh out loud.
その動画を見て、思わず声を出して笑いました。 - Everyone laughed out loud at his story.
彼の話を聞いて、みんな声を上げて笑いました。
ただしメッセージの LOL は、実際に大笑いしたという厳密な報告ではなく、「面白い」「笑」のような軽い反応として使われることもあります。
日本人が間違えやすいポイント
out loudlyとは言わない
「声に出して」を直訳して out loudly とするのは不自然です。決まった形の out loud を使います。
- ○ Say it out loud.
- × Say it out loudly.
out loudは「叫ぶ」ではない
out loud は声が聞こえる状態を表すだけで、叫ぶ必要はありません。「もっと大きな声で」と頼むなら次のように言えます。
- Could you speak a little louder?
もう少し大きな声で話してもらえますか。 - Please speak up.
もっと大きな声で話してください。
think aloudとthink out loudはどちらも使える
どちらも「考えを口に出す」ですが、日常会話では think out loud が自然です。think aloud は少し文章的に響くことがあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
out loud がすぐに出てこなければ、意味を直接説明できます。
- Say it so I can hear you.
私に聞こえるように言ってください。 - Don’t just think it. Say it.
考えるだけでなく、言ってください。 - Read it with your voice.
声に出して読んでください。
音量を上げてほしい場合は、out loud ではなく Speak louder. や Speak up. が分かりやすい言い換えです。
まとめ
out loud は「頭の中だけでなく、実際に声に出して」という意味です。重要なのは音量の大きさではなく、言葉や笑いが音として外へ出たことです。
- 基本語順:動詞(+目的語)+out loud
- say it out loud:それを声に出して言う
- think out loud:考えを口に出す
- read out loud:声に出して読む
- laugh out loud:声を上げて笑う
- aloud:ほぼ同じ意味だが、やや文章的
- in a loud voice / loudly:音量が大きい
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。









