in principleの意味は?「原則として・理論上は」の使い方とin theoryとの違い

in principleの意味・使い方とin theoryとの違いを表すアイキャッチ画像

in principleは、主に「原則として」「基本的な考え方としては」という意味です。文脈によっては、「理論上は(可能だ)」とも訳せます。

たとえば、In principle, I agree with the plan. は「基本的な方針としては、その計画に賛成です」。全面的に無条件で賛成というより、細部や実行上の問題は残っていても、大筋では賛成という含みがあります。

この記事では、in principleの意味がなぜ2通りに見えるのか、自然な語順と例文、in theory・generally・as a matter of principleとの違いまで整理します。

in principleの基本的な意味

in principleには、次の2つの訳し方があります。

  • 原則として・基本方針としては
  • 理論上は・考え方の上では

一見すると別の意味に見えますが、どちらも「細かい事情や現実の制約はいったん脇に置き、根本のルールや考え方に照らして判断する」という感覚から生まれています。

We support the proposal in principle.
私たちは原則としてその提案を支持します。

The idea should work in principle.
そのアイデアは理論上はうまくいくはずです。

前者は「方針として賛成」、後者は「基本的な仕組みから考えれば実現可能」です。ただし、どちらにも現実には条件や問題が残るかもしれないという余白があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

in principleを「原則として」と丸暗記するだけでなく、「細部ではなく、根本のルールや考え方に立てば」と捉えてみましょう。賛成の話にも、実現可能性の話にも使える理由が見えてきます。

principleからニュアンスを理解する

principleは「原則・主義・根本的な考え方」です。そこに、ある枠や状態の内側を表すinが付いたin principleは、直感的には「原則という枠の中では」となります。

そのため、in principleを使うと、話し手は次のように現実と基本方針を分けて考えています。

  • 基本方針では賛成だが、条件を確認したい
  • 仕組みの上では可能だが、実行できるとは限らない
  • ルール上は認められるが、個別事情によって変わる

日本語の「原則として」と同じく、例外が一切ないという意味ではありません。むしろ「基本はこうだが、例外や現実的な問題はあり得る」と示すときに自然です。

in principleの語順とよく使う形

1.文頭で全体にかける

In principle, employees can work from home twice a week.
原則として、従業員は週2回在宅勤務ができます。

文頭ではカンマを置くのが一般的です。「まず基本方針を言うと」という枠を作ってから、内容を伝えます。

2.文末に置く

I agree with you in principle.
基本的にはあなたに賛成です。

agree・support・accept・approveなど、賛否や承認を表す語と相性がよい形です。文末に置くと「大筋では」という補足を後から加える感じになります。

3.be possible/workと使う

It is possible in principle, but we need more time.
理論上は可能ですが、もっと時間が必要です。

The system works in principle, but it has not been tested with many users.
そのシステムは理論上は機能しますが、多数の利用者ではまだ試されていません。

possible in principlework in principleでは、「基本的な仕組みから考えれば可能・機能する」という意味が前面に出ます。

日常・仕事で使えるin principleの例文

仕事・会議

We agreed in principle to extend the project.
私たちはプロジェクトを延長することで基本合意しました。

The manager approved the budget in principle.
マネージャーは予算を原則として承認しました。

In principle, the new schedule looks fine, but Friday may be difficult.
基本的には新しい日程で問題ありませんが、金曜日は難しいかもしれません。

日常生活

I avoid checking work emails on weekends in principle.
私は原則として週末には仕事のメールを確認しません。

In principle, guests should take off their shoes here.
原則として、ここではお客さんも靴を脱ぐことになっています。

恋愛・人間関係

I agree with sharing expenses in principle, but it doesn’t have to be exactly fifty-fifty.
費用を分担することには基本的に賛成ですが、きっちり半分ずつでなくてもよいと思います。

In principle, we don’t make plans for each other without asking.
私たちは原則として、相手に聞かずに予定を決めないようにしています。

旅行・学校

In principle, you can change the booking online.
原則として、予約はオンラインで変更できます。

Students may use a dictionary in principle, but not during the final test.
学生は原則として辞書を使えますが、期末試験中は使えません。

in principle・in theory・generallyの違い

in principle・in theory・generallyの判断基準の違いを比較した図

表現 中心となる意味 判断の基準
in principle 原則として/基本的には ルール・基本方針・根本の考え方
in theory 理論上は 理論・計算・想定上の仕組み
generally 一般的には/たいてい 多くの場合に見られる傾向

in principleとin theory

in theoryは、理論や計算上は成立しても、実際には違うかもしれないと伝える表現です。

In theory, the trip takes three hours.
理論上、その移動には3時間かかります。

In principle, everyone should have equal access.
原則として、誰もが平等に利用できるべきです。

実現可能性の話では重なることがありますが、in principleは方針・ルールにも使えるのに対し、in theoryは理論と現実の差に焦点を置きます。

in principleとgenerally

generallyは「一般的に」「たいてい」であり、ルールよりも実際によく見られる傾向を表します。

Generally, this area is quiet at night.
一般的に、この地域は夜は静かです。

In principle, the office closes at six.
原則として、そのオフィスは6時に閉まります。

前者は観察上の傾向、後者は基本の運用ルールです。

as a matter of principleとの違い

as a matter of principleは「主義として」「信念上」という意味で、個人の道徳的な姿勢を強く感じさせます。

I don’t accept expensive gifts as a matter of principle.
私は主義として高価な贈り物を受け取りません。

単に基本方針を述べるin principleよりも、「自分の信念だから曲げない」という響きが強い表現です。

日本人が間違えやすいポイント

「基本的に」をいつでもin principleにしない

日本語の「基本的に」は、会話では「たいてい」「普段は」という意味でも使われます。その場合、in principleではなくusuallygenerallyが自然です。

I usually cook at home.
私は基本的に家で料理します。

ここでI cook at home in principle.と言うと、「家で料理するという方針・主義にしている」という硬い響きになります。

in principalと書かない

principleは「原則」、principalは「主要な」または「校長」です。発音が近くても、in principleのつづりは最後が-pleです。

合意が最終決定とは限らない

agree in principleは「基本合意する」であり、条件・金額・細部まで確定したとは限りません。仕事の場面では、この含みが特に重要です。

in principleが出てこないときの簡単な言い換え

会話中にin principleが出てこなければ、伝えたい内容を直接言えば十分です。

  • The basic idea is good.
    基本的な考え方はよいです。
  • I agree with the main idea.
    大筋では賛成です。
  • It should work, but there may be some problems.
    うまくいくはずですが、問題がいくつかあるかもしれません。
  • That is the usual rule.
    それが通常のルールです。

しゅみすけ(大山俊輔)

in principleが出てこなければ、「大筋では賛成」「基本のルールでは可能」「でも問題は残る」と分けて伝えましょう。I agree with the main idea, but we need to check the details.のような中学英語でも、ニュアンスまで十分に表せます。

関連表現

考え方を実際の行動へ移す表現は、put into practiceの意味・使い方で詳しく解説しています。「原則・考え方」と「実践」の対比で覚えると理解しやすくなります。

ほかの英熟語や定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

まとめ

in principleは「原則として」「基本的な考え方としては」「理論上は」を表します。核になるのは、細部や現実上の問題ではなく、根本のルール・方針・仕組みに照らして判断する感覚です。

  • 文頭:In principle, …
  • 文末:agree/support/approve … in principle
  • 実現可能性:possible/work in principle
  • 理論と現実の差が中心ならin theory
  • 一般的な傾向ならgenerally

「大筋ではそうだが、細部や例外は残っている」という場面で使うと、in principleらしいニュアンスが自然に伝わります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

前置詞を使った英熟語の一覧