
オンライン会議で発言せずに話を聞いたり、近くの人の会話が気になって聞き耳を立てたりするときに使えるのが、句動詞のlisten inです。
listen inには、文脈によって「会話・放送・会議を聞く/聴講する」と「人の会話をこっそり聞く」という2つのニュアンスがあります。この記事では、意味のつながり、listen in onの語順、listen to・join in・eavesdropとの違い、自然な例文まで整理します。
Contents
listen inの意味は「会話・会議を聞く」
listen inは、自分が中心となって話すのではなく、進行中の会話・通話・放送などに耳を傾けることを表します。
主な意味は次の2つです。
- 会議・授業・通話などを聞く/聴講する
- 他人の会話をこっそり聞く/聞き耳を立てる
- Can I listen in?
私も聞いていていいですか。 - She listened in on the meeting.
彼女はその会議を聴講しました。 - He was listening in on our conversation.
彼は私たちの会話をこっそり聞いていました。
同じlisten inでも、許可された会議への参加なら中立的ですが、私的な会話を隠れて聞く場合は否定的な響きになります。良い意味か悪い意味かは、場面で判断します。
しゅみすけ(大山俊輔)
listen+inから意味を理解する

listenは「意識して耳を傾ける」、inは「外側から中へ入る」という感覚です。
すでに進んでいる会話や放送の「中」に、耳だけを入れていくと考えると分かりやすくなります。話し手として加わるのではなく、聞き手として中に入るため、会議の聴講にも、会話の盗み聞きにも意味が広がります。
listen in on+会話・会議の語順
何を聞くのか具体的に示すときは、listen in on + 会話・通話・会議の形を使います。
- listen in on a meeting:会議を聞く
- listen in on a call:通話を聞く
- listen in on a conversation:会話を聞く
- listen in on a lesson:授業を聴講する
onの後ろには「耳を傾ける対象」を置きます。
- ○ I listened in on their conversation.
- ○ I listened in on it.
- × I listened it in.
listen inは目的語なしでも使えます。対象が会話の流れから分かるなら、Can I listen in? のように言えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
オンライン会議・授業で使う例文
- Can I listen in on the meeting?
その会議を聞いていてもいいですか。 - I joined the call just to listen in.
聞くだけのために通話へ参加しました。 - New team members listened in on the client call.
新しいチームメンバーは顧客との通話を聴講しました。 - You’re welcome to listen in, but you don’t have to speak.
聞くだけの参加でも大丈夫です。発言する必要はありません。 - I listened in on a class to see how it was taught.
どのように教えているか知るために授業を聴講しました。
仕事では、研修中の社員が先輩の商談やサポート通話を聞く場面にも使えます。ただし、組織や業界によってはmonitor a callやobserve a meetingのほうが正式な表現になることもあります。
「こっそり聞く」の例文
- Were you listening in on our conversation?
私たちの会話を聞いていたのですか。 - I didn’t mean to listen in.
盗み聞きするつもりはありませんでした。 - Someone may be listening in on the call.
誰かがその通話を盗み聞きしているかもしれません。 - Stop listening in on private conversations.
私的な会話を盗み聞きするのはやめてください。
たまたま聞こえたことを柔らかく伝えるなら、I couldn’t help overhearing.(どうしても耳に入ってしまいました)のような言い方もできます。listen inは意識して耳を傾ける感じがあるため、状況によっては相手を責める響きになります。
listen in・listen to・join in・eavesdropの違い
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| listen in | 進行中の会話・会議などを聞く | 聞き手として参加する/こっそり聞く |
| listen to | 音・人・音楽などを聞く | 最も一般的な「〜を聞く」 |
| join in | 活動・会話に加わる | 自分も参加して行動・発言する |
| eavesdrop on | 盗み聞きする | 明確に否定的で、秘密の会話をこっそり聞く |
listen inとlisten to
listen toは対象を直接続けます。
- I listened to the speaker.
話し手の話を聞きました。 - I listened in on the meeting.
会議に聞き手として参加しました。
単に音楽や人の話を聞くならlisten to。すでに進んでいる通話・会議・会話へ聞き手として入るならlisten inが合います。
listen inとjoin in
listen inは基本的に「聞く側」、join inは「活動や会話に参加する側」です。
- I listened in on the discussion.
議論を聞いていました。 - I joined in the discussion.
議論に加わりました。
listen inとeavesdrop
eavesdropは「相手に知られないように盗み聞きする」という否定的な意味に限定されます。一方、listen inは許可された聴講にも使える点が大きな違いです。
よくある間違い
listenの直後に対象を置く
listenは通常、対象の前にtoが必要です。listen inで対象を示すならonを使います。
- ○ listen to the teacher
- ○ listen in on the meeting
- × listen the teacher
- × listen in the meeting(「会議の中で聞く」という場所表現なら別)
オンライン会議への「参加」をすべてlisten inで表す
発言や議論への参加を含むならjoin the meetingやtake part in the meetingが自然です。listen inは「主に聞く」ことを強調します。
盗み聞きの意味しかないと思う
辞書では盗み聞きの意味が目立つことがありますが、研修・会議・放送などを聞く中立的な使い方もあります。誰が、どのような許可で聞いているかが判断のポイントです。
この句動詞が出てこなかったら?
listen inを忘れても、「参加するが話さない」「会話をこっそり聞く」と基本語で説明できます。
- I’ll join the meeting, but I’ll just listen.
会議には参加しますが、聞くだけにします。 - Can I join and listen without speaking?
発言せず、聞くだけで参加してもいいですか。 - He secretly listened to our conversation.
彼は私たちの会話をこっそり聞きました。 - I heard what they were saying.
彼らが話していることが聞こえました。
関連表現
- join inの意味・join/take part inとの違い
- 電話・オンラインで使う句動詞一覧
- 会議・メールで使う句動詞一覧
- inを使った句動詞一覧|意味・コアイメージ・使い方
- 句動詞一覧436選|基本動詞別の意味・使い方
まとめ
listen inは、進行中の会話・通話・会議などに耳を傾ける句動詞です。許可された会議を「聞くだけで参加する」という中立的な意味と、私的な会話を「こっそり聞く」という否定的な意味があります。
具体的な対象を続けるときはlisten in on + 会話・会議です。普通に音や人の話を聞くlisten to、発言や活動にも加わるjoin inとの違いを押さえて使い分けましょう。









