
make a mistake は、「間違える」「ミスをする」という意味の、日常会話でも仕事でも非常によく使われる表現です。
日本語では「間違える」と動詞ひとつで言えますが、英語では make+a mistake、つまり「ひとつの間違いを生じさせる」という形で表します。
- I made a mistake.:間違えました。
- Everyone makes mistakes.:誰でも間違いをします。
- Don’t be afraid to make mistakes.:間違えることを恐れないでください。
この記事では、make a mistakeの意味とニュアンス、過去形・複数形・前置詞の使い方、make an error・mess up・make a blunderとの違いを、自然な例文で解説します。
Contents
make a mistakeの意味を最初に確認
make a mistake = 間違える/ミスをする/誤った判断や行動をする
小さな言い間違い、予定の勘違い、仕事上の入力ミス、判断の誤りなど、幅広い「間違い」に使えます。深刻な失敗だけを表す言葉ではありません。
I made a mistake in the report.
報告書で間違いをしました。
She made the mistake of trusting him too quickly.
彼女は彼を早く信用しすぎるという間違いを犯しました。
If you make a mistake, just correct it and move on.
間違えたら、直して先へ進めば大丈夫です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜdoではなくmakeを使うの?
makeには、物を「作る」だけでなく、働きかけによって結果や状態を生み出す感覚があります。mistakeは「間違い」という結果なので、英語ではmakeと組み合わせます。
- make a decision:決定という結果を生み出す
- make progress:進歩という結果を生み出す
- make a mistake:間違いという結果を生み出す
したがって、通常は do a mistake とは言いません。makeの中心的な感覚は、be:RIZEのmakeの意味とコアイメージでも詳しく確認できます。
mistakeにaを付ける理由
mistakeは「一つ、二つ」と数えられる可算名詞です。一回の具体的な間違いならa mistake、複数ならmistakesにします。
I made a mistake.
私は一つ間違えました。
I made three mistakes on the test.
私はテストで3問間違えました。
We all make mistakes.
私たちは誰でも間違いをします。
一般論として「人は間違えるものだ」と言うときは、複数形のmake mistakesが自然です。
よく使われる形と語順
make a mistake:現在形
Be careful not to make a mistake.
間違えないように気をつけてください。
made a mistake:過去形
makeの過去形はmadeです。
I made a mistake when I entered the date.
日付を入力するときに間違えました。
have made a mistake:間違えたことに今気づいた
I think I’ve made a mistake.
どうやら私が間違えたようです。
現在完了形にすると、過去の間違いが今の状況に関係している、あるいは今気づいたという流れで使いやすくなります。
make a mistake in+分野・作業
「どこで・何について間違えたか」を示す形です。
There’s a mistake in your calculation.
あなたの計算に間違いがあります。
I made a mistake in choosing the venue.
会場選びを間違えました。
make a mistake with+対象
I made a mistake with your order.
あなたの注文について手違いがありました。
withは、扱っていた対象や作業との関係を示します。
make the mistake of doing:〜するという間違いを犯す
Don’t make the mistake of sending the file before checking it.
確認する前にファイルを送るという間違いはしないでください。
この形は、単なる誤字よりも「選択や行動そのものが誤りだった」と説明するときに向いています。
日常会話・仕事で使える自然な例文
日常会話
I’m sorry. I made a mistake with the reservation date.
ごめんなさい。予約の日付を間違えました。
I ordered the wrong size by mistake.
間違えて違うサイズを注文しました。
仕事
I made a mistake in the sales figures, so I’ve sent a corrected version.
売上数字に誤りがあったので、修正版を送りました。
We need a system that catches mistakes before the final review.
最終確認の前にミスを見つける仕組みが必要です。
恋愛・人間関係
I made a mistake by assuming she was angry with me.
彼女が私に怒っていると思い込んだのは間違いでした。
Everyone makes mistakes. What matters is what you do next.
誰でも間違えます。大切なのは、そのあとどうするかです。
旅行
I made a mistake and got on the wrong train.
間違えて違う電車に乗ってしまいました。
We made a mistake when we booked the hotel.
ホテルを予約するときに間違えました。
make a mistake・make an error・mess upの違い

make a mistake:最も広く使える
日常の言い間違いから判断ミスまで、最も幅広く使えます。迷ったら、まずmake a mistakeを選べば自然です。
I made a mistake about the meeting time.
会議の時間を勘違いしました。
make an error:正確さや処理上の誤り
errorは、計算・データ・機械・手順など、正しい基準から外れた誤りに使われやすく、mistakeよりやや客観的・技術的です。
The system made an error during the update.
更新中にシステムエラーが発生しました。
mess up:会話で「しくじる・やらかす」
mess upはカジュアルな句動詞です。仕事や計画を台無しにした、うまくできなかったという感情を込めやすい表現です。
I messed up the presentation.
プレゼンでやらかしました。
make a blunder:目立つ大きな失態
blunderは、不注意で避けられたはずの、目立つ間違いを表します。詳しい違いはmake a blunderの意味・使い方で解説しています。
make a mistakeとby mistakeの違い
- make a mistake:間違いをする
- by mistake:間違えて/誤って
I made a mistake.
私は間違えました。
I sent the email to you by mistake.
間違えてあなたにメールを送りました。
by mistakeは「その行動が意図的ではなく、取り違えや判断違いによって起きた」と説明する副詞句です。「うっかり」の表現全体はby mistake・accidentallyなどの違いも参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
do a mistakeとは言わない
× I did a mistake.
○ I made a mistake.
私は間違えました。
過去形をmakedにしない
× I maked a mistake.
○ I made a mistake.
一つの間違いならaを忘れない
× I made mistake.
○ I made a mistake.
人そのものをmistakeと言わない
You are a mistake.は「あなたの存在が間違いだ」という非常に傷つける言い方になります。「あなたが間違っている」なら、状況に応じてYou’re mistaken.やI think that’s incorrect.などを使います。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
make a mistakeがすぐに出てこなくても、何が違ったのかを短い基本語で説明すれば通じます。
- I chose the wrong one.:違うものを選びました。
- I used the wrong number.:違う数字を使いました。
- I sent it to the wrong person.:違う相手に送りました。
- I thought the meeting was at three.:会議は3時だと思っていました。
- That was my fault.:それは私の責任でした。
- I need to correct it.:それを直す必要があります。
「間違えた」という名前が出てこなくても、I chose the wrong one.のようにwrongを使えば、状況を具体的に伝えられます。
まとめ:make a mistakeは最も基本的な「間違える」
- make a mistakeは「間違える・ミスをする」
- 一つならa mistake、一般論や複数ならmistakes
- 過去形はmade a mistake
- make the mistake of doingは「〜するという間違いを犯す」
- make an errorは処理・数値などの客観的な誤り
- mess upはカジュアルな「やらかす」
- by mistakeは「間違えて」という副詞句
まずは自分の小さな間違いに気づいたとき、I made a mistake, but I’ve corrected it.(間違えましたが、修正しました)と一文で言ってみてください。









