Maybe we could …の意味は?「〜してみるのはどう?」とやわらかく提案する使い方

Maybe we couldで共同の提案をやわらかく伝える職場の会話イラスト

Maybe we could … は、「もしかすると私たちは〜できる」だけでなく、会話では「〜してみるのはどうでしょう」と案をやわらかく出す表現です。

We should change the schedule. と言えば「予定を変えるべきです」と必要性を強く示します。一方、Maybe we could change the schedule. なら、決定を押しつけず、相手が賛成・修正・却下できる余白を残せます。

Maybe we could … の意味

自然な日本語は、場面に応じて次のようになります。

  • 〜してみるのはどうでしょう
  • 〜という方法もあるかもしれません
  • よければ、一緒に〜しませんか

Maybe we could meet a little earlier.
少し早めに会うのはどうでしょう。

Maybe we could try a different approach.
別のやり方を試してみてもよいかもしれません。

Maybe we could have lunch sometime.
いつか一緒にランチでもどうですか。

maybe が断定を避け、could が現実から少し距離を置き、we が「あなたにやってほしい」ではなく「一緒に考えよう」という形にします。

しゅみすけ(大山俊輔)

提案そのものを弱くするというより、相手が自由に反応できる余白を作る表現です。会議でも日常会話でも使いやすいですよ。

couldは「できた」という過去ではない

この could は、過去の能力を表しているわけではありません。助動詞を過去形にすることで、発言を現実から一歩遠ざけ、控えめ・仮の案として示しています。

  • We can ask Sarah.
    サラに聞くことができます。/聞こう。
  • Maybe we could ask Sarah.
    サラに聞いてみるのはどうでしょう。

後者は「サラに聞く」という案をテーブルに置くだけで、まだ決定ではありません。

仕事で使う Maybe we could …

会議で別案を出す

Maybe we could divide the project into two phases.
プロジェクトを2段階に分けるのはどうでしょう。

問題への対処法を提案する

Maybe we could speak with the client before making a decision.
決定する前にクライアントと話してみてもよいかもしれません。

日程を調整する

Maybe we could move the meeting to Thursday.
会議を木曜日に移すのはどうでしょう。

反対ではなく修正案を出す

Maybe we could simplify this section instead of removing it.
この部分を削除せず、簡略化するのはどうでしょう。

相手の案をいきなり否定せず、代案へ会話を動かせるのが強みです。

日常会話での使い方

  • Maybe we could watch a movie tonight.
    今夜、映画でも見ない?
  • Maybe we could take the train instead.
    代わりに電車で行くのはどうかな。
  • Maybe we could invite Emma too.
    エマも誘ってみるのはどう?
  • Maybe we could talk about this tomorrow.
    この話は明日にしてもよいかもしれないね。

親しい間柄では、日本語訳を「〜しない?」「〜はどう?」と軽くすると自然です。

似た提案表現との違い

Maybe we could、How about、Why don’t we、We shouldの提案の強さを比較した図

Maybe we could … と Maybe we can …

Maybe we can … も提案に使えますが、can は「実行可能な選択肢」という響きがやや強く、could は「仮の案」として一段控えめです。

Maybe we can finish it today.
今日中に終えられるかもしれません。/今日終わらせましょうか。

Maybe we could finish it tomorrow instead.
代わりに明日仕上げるという案はどうでしょう。

How about …?

How about + 名詞/動名詞? は、気軽で明確な提案です。

How about meeting at ten?
10時に会うのはどう?

Why don’t we …?

直訳は「なぜ私たちは〜しないの?」ですが、実際には「〜しませんか」という誘い・提案です。Maybe we could … より、話し手がその案を望んでいる感じが出やすくなります。

Why don’t we take a break?
休憩しませんか。

We should …

「〜したほうがよい」「〜すべき」と必要性を示します。単なるアイデアより、話し手の判断や勧めが強い表現です。

疑問形にしなくても提案になる

Maybe we could … は通常、文法上は平叙文です。しかし、語尾を少し上げたり、相手の反応を待ったりすることで、会話上は提案として働きます。

Maybe we could start with the easier part?

会話やチャットでは疑問符を付けることもありますが、必須ではありません。正式な文章ではピリオドでも自然です。

使うときの注意点

緊急時や明確な指示には弱すぎることがある

安全・締め切り・担当の指示など、曖昧にすべきでない場面では、We need to … や命令・依頼の形を使います。

We need to send the corrected file by noon.
正午までに修正版を送る必要があります。

weに含まれる人を曖昧にしない

Maybe we could update the report. と言ったとき、誰が作業するのか不明な場合があります。実行段階では担当を確認しましょう。

Maybe we could update the report. I can revise the first section.
報告書を更新するのはどうでしょう。最初の部分は私が修正できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

やわらかく提案した後、決まったら「誰が・いつまでに」を明確にする。この切り替えが仕事の英語では大切です。

すぐ使える型

  • Maybe we could try …:〜を試すのはどうでしょう
  • Maybe we could ask …:〜に聞いてみるのはどうでしょう
  • Maybe we could meet …:〜に会う/集まるのはどうでしょう
  • Maybe we could use … instead.:代わりに〜を使うのはどうでしょう
  • Maybe we could start by …:まず〜から始めるのはどうでしょう

まとめ

Maybe we could … は、「〜してみるのはどうでしょう」と共同の案を控えめに提示する表現です。maybe、距離を作る could、仲間に含める we が組み合わさり、押しつけ感を抑えます。

会議で代案を出すとき、日程を相談するとき、友人を誘うときなど、「決定ではなく、まず案として出したい」場面で使ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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