
会話の途中で、今までとは別の話題へ移りたいことがあります。日本語なら「話は変わるけど」「別の話になるけど」とひと言置く場面です。
そんな意図的な話題転換を相手に予告できるのが、On another note, … です。
By the wayと似ていますが、On another noteは「ここから別の話をします」と区切りをはっきり示します。会話だけでなく、仕事のミーティングやメールでも使いやすい表現です。
Contents
- 1 On another noteの意味
- 2 直訳するとどうなる?noteの意味は?
- 3 On another noteの基本的な使い方
- 4 会話の流れではどんな働きをする?
- 5 日常会話で使える例文
- 6 仕事・会議で使える例文
- 7 On a different noteとの違い
- 8 On a positive noteの意味
- 9 On a more positive noteの使い方
- 10 On a serious noteの意味
- 11 On another noteとBy the wayの違い
- 12 On another noteとAnywayの違い
- 13 On another noteとSpeaking ofの違い
- 14 話題を変えると失礼になる?
- 15 日本人が間違えやすいポイント
- 16 簡単な英語で言い換えるなら
- 17 まとめ
On another noteの意味
On another noteは、次のような意味で使われます。
- 話は変わるけど
- 別の話になるけど
- 別件ですが
- ところで、別の話として
On another note, how is your new job going?
話は変わるけど、新しい仕事はどう?
今までの話と直接つながらない別のテーマへ移ることを、相手にあらかじめ知らせています。
しゅみすけ(大山俊輔)
直訳するとどうなる?noteの意味は?
直訳すると「別のnoteの上で」のようになりますが、ここでのnoteはノートブックではありません。
noteには「調子」「雰囲気」「観点」「話の方向」といった意味があります。On another noteは、今までとは別の調子・別の観点へ移るイメージです。
日本語では直訳せず、「話は変わるけど」「別件ですが」とすると自然です。
On another noteの基本的な使い方
On another note, + 文
通常は文頭に置き、カンマの後ろに新しい話題を続けます。
On another note, I finally booked my trip to Canada.
話は変わるけど、ついにカナダ旅行を予約したよ。
On another note, have you heard from Rachel recently?
別の話だけど、最近レイチェルから連絡あった?
話の終わりに区切りを入れてから使う
前の話を一度受け止めてから使うと、唐突さが減ります。
I’m glad everything worked out. On another note, are you free on Saturday?
全部うまくいってよかったね。話は変わるけど、土曜日は空いてる?
最初の文で前の話を終え、その後にOn another noteで新しいテーマを始めています。
会話の流れではどんな働きをする?
On another noteは、単に新しい情報を足すのではなく、会話に境界線を引く働きをします。
- 現在の話題をひと区切りつける
- On another noteで転換を予告する
- 別の話題を始める
聞き手は「前の話の続きではない」と分かるため、仕事の会話や複数の用件を扱う場面でも便利です。

日常会話で使える例文
予定の話へ切り替える
On another note, what time should we meet tomorrow?
話は変わるけど、明日は何時に会おうか?
近況を尋ねる
On another note, how is your sister doing?
別の話だけど、お姉さんは元気?
うれしい報告へ移る
On another note, I have some exciting news.
話は変わるけど、うれしい知らせがあるんだ。
旅行の話を始める
On another note, have you decided where to go this summer?
話は変わるけど、この夏どこへ行くか決めた?
仕事・会議で使える例文
別の議題へ移る
On another note, we need to discuss next month’s schedule.
別件ですが、来月の予定について話し合う必要があります。
関連のない確認事項を出す
On another note, has the client approved the final design?
別件ですが、クライアントは最終デザインを承認しましたか。
メールで話題を分ける
On another note, could you send me the updated price list?
別件ですが、更新された価格表を送っていただけますか。
ミーティングや比較的親しい相手へのメールでは自然です。非常に正式な文書なら、Regarding a separate matter, … や Separately, … のほうが適する場合もあります。
On a different noteとの違い
On a different noteも、「別の話になりますが」というほぼ同じ意味です。
On a different note, are you joining us for dinner?
話は変わるけど、夕食には参加する?
多くの場面でOn another noteと入れ替えられます。
- another:もう一つ別の方向・話題を追加する感覚
- different:今までとは異なる方向だと強調する感覚
実際の会話では大きな差を気にする必要はありません。まずは定型表現としてOn another noteを覚えると使いやすいでしょう。
On a positive noteの意味
On a positive noteは、「明るい話として」「前向きな点を挙げると」という意味です。話題そのものよりも、話の調子を明るい方向へ変える表現です。
On a positive note, sales increased this month.
明るい話としては、今月は売上が増加しました。
On a more positive noteの使い方
On a more positive noteは、暗い話・問題点・悪い知らせの後に、「もっと前向きな話に移ると」と雰囲気を変える表現です。
The launch was delayed. On a more positive note, customer interest remains strong.
発売は延期されました。もっと前向きな点として、顧客の関心は引き続き高いです。
anotherは話題の種類を変え、more positiveは話の感情的な方向を明るくする、と考えると違いが分かります。
On a serious noteの意味
On a serious noteは、冗談や軽い話の後で「真面目な話をすると」と空気を切り替える表現です。
On a serious note, please take care of yourself.
真面目な話、本当に体を大切にしてね。
On another noteのanotherをpositive、serious、lighterなどに変えると、新しい話の調子を予告できます。
On another noteとBy the wayの違い
By the wayの意味と使い方は、「ところで」「そういえば」と別件を軽く差し込む、非常に日常的な表現です。
- On another note:前の話を区切り、別のテーマへ明示的に移る
- By the way:別件や補足を会話へ軽く差し込む
On another note, let’s discuss the holiday schedule.
別件ですが、休暇の予定について話しましょう。
By the way, I like your new glasses.
ところで、新しい眼鏡いいね。
複数の議題を整理したい場面ではOn another note、日常の短い別件ならBy the wayが自然です。
On another noteとAnywayの違い
Anywayの意味と使い方は、今の話を切り上げ、本題・次の話・結論へ進む表現です。
- On another note:「ここから別の話題です」と新テーマを始める
- Anyway:「今の話はここまで」と会話を前へ進める
Anywayには相手の話を打ち切る響きが出ることがありますが、On another noteは比較的中立的に話題の境界を示します。
On another noteとSpeaking ofの違い
Speaking ofの意味と使い方は、今出てきた話題から関連するテーマへ進む「〜と言えば」です。
- On another note:別のテーマへ移る
- Speaking of:今のテーマから関連テーマへつなぐ
Speaking of travel, have you booked your hotel?
旅行と言えば、ホテルは予約した?
話題を変えると失礼になる?
On another note自体は失礼な表現ではありません。ただし、相手が感情的な話や大切な相談をしている途中で使うと、「その話はもう終わり」と受け取られる可能性があります。
まず相手の話に反応してから切り替えると自然です。
I’m sorry you had to deal with that. On another note, shall we confirm tomorrow’s plan?
それは大変でしたね。別件ですが、明日の予定を確認しましょうか。
仕事では、移る理由を添える方法もあります。
Before we finish, on another note, I’d like to confirm the budget.
終わる前に別件として、予算を確認したいと思います。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
On other noteではなくOn another note
定型表現はOn another noteです。単数の可算名詞noteの前にはanotherが必要です。
必ず前の話と関連している必要はない
Speaking ofと違い、新しいテーマは前の話と関連していなくても構いません。むしろ「別の話へ移る」と示す表現です。
メールの追伸とは違う
On another noteはメール本文中で別件へ移るときに使えますが、署名後の追伸そのものを表すならP.S.を使います。
簡単な英語で言い換えるなら
On another noteが出てこなければ、次のような基本英語で十分伝えられます。
- Let’s talk about something else.
別のことを話しましょう。 - I have another question.
もう一つ質問があります。 - There is one more thing.
もう一つあります。 - I want to ask you about something different.
別のことについて聞きたいです。 - Can we change the subject?
話題を変えてもいいですか。
まとめ
On another noteは、「話は変わるけど」「別件ですが」と、別の話題への移動を明示する表現です。
- 前の話を区切り、新しいテーマを始める
- 日常会話・会議・メールで使える
- On a different noteもほぼ同じ意味
- On a positive noteなら明るい点へ移る
- On a serious noteなら真面目な話へ切り替える
- By the wayは別件を軽く差し込む
- Anywayは今の話を切り上げて前へ進む
- Speaking ofは関連する話題へつなぐ
複数の用件を分かりやすく整理したいときは、On another note, …で新しい話の始まりを相手に知らせてみましょう。











