Mind you, …の意味は?「ただしね・とはいえ」の使い方と似た表現との違い

Mind you, ...の意味・使い方・似た表現との違い

Mind you, … は、いったん述べた内容に「ただしね」「とはいえ」「念のため付け加えると」と補足や限定を加える会話表現です。

話題を変えるのではなく、直前の発言を少し調整するのがポイント。良い話のあとに注意点を加えたり、否定的な話のあとに救いとなる情報を添えたりできます。

Mind you, …の基本的な意味

会話での自然な訳は、文脈により次のように変わります。

  • ただしね
  • とはいえ
  • もっとも
  • 念のため言っておくと

The apartment is small. Mind you, it’s very close to the station.
その部屋は狭いよ。とはいえ、駅にはとても近いけどね。

最初の「狭い」という評価を取り消さず、「駅に近い」という別の面を足しています。

しゅみすけ(大山俊輔)

Mind youは話題転換ではなく、今言ったことに小さな注釈を付ける感覚です。「ただし、ここも忘れないでね」という気持ちで使うと分かりやすいですよ。

mindなのに、なぜ「ただし」になる?

mind には「心・意識」のほか、「気に留める」という感覚があります。Mind you は歴史的には「あなたに覚えておいてほしい」「ここに注意して」という呼びかけから、会話中の補足を目立たせる表現になったと考えると理解しやすいでしょう。

現代の日常会話では命令として強く「気をつけろ」と言うより、これから加える情報へ相手の注意を向ける談話標識として機能します。

よく使われる形と位置

文と文の間に置く

It was expensive. Mind you, the service was excellent.
高かったよ。ただ、サービスはすばらしかったけどね。

文頭で補足を始める

Mind you, I haven’t seen the final version yet.
もっとも、私はまだ最終版を見ていないんだけどね。

通常は Mind you, S+V. の形で、後ろに完全な文を続けます。文章でも使えますが、会話的で、とくにイギリス英語でよく耳にする表現です。

自然な例文を場面別に確認

日常会話

The café gets crowded. Mind you, the coffee is worth the wait.
そのカフェは混むよ。とはいえ、コーヒーは待つ価値があるけどね。

仕事

The schedule is tight. Mind you, we’ve handled bigger projects before.
日程は厳しいです。ただ、以前もっと大きな案件をこなしたことはあります。

恋愛・人間関係

He can be quiet. Mind you, he opens up once you know him.
彼は無口なことがあるよ。でも、親しくなると心を開いてくれるけどね。

海外旅行

The walk is steep. Mind you, the view from the top is amazing.
道は急だよ。とはいえ、頂上からの景色は最高だけどね。

買い物

This one costs more. Mind you, it comes with a five-year warranty.
こちらのほうが高いです。ただ、5年保証が付いています。

Mind youと似た表現の違い

Mind you、That said、However、By the wayの違い

That said, …との違い

That said, … も「とはいえ」ですが、前の内容をいったん認めたうえで、別の判断や反対側の面へ進む働きが明確です。Mind you はもっと会話的で、「ここは付け加えておくけど」という小さな注釈にも使えます。詳しくはThat being said / That saidの解説も参考にしてください。

However, …との違い

However は論理的な対比を示し、書き言葉や改まった説明にも自然です。日常会話でさりげなく補足するなら、Mind youのほうが温度のある話し方になります。

By the way, …との違い

By the way は「ところで」と別の話題へ移ります。Mind youは同じ話題の中で条件や例外を足す表現です。話題転換についてはBy the wayの解説も確認できます。

日本人が間違えやすいポイント

「気にする」のmindと直訳しない

この形のMind youを「あなたは気にする」と訳すことはできません。まとまりで会話の合図として捉えましょう。

完全な話題転換には使わない

前の話と無関係な内容へ移るなら By the wayOn another note が適切です。

強い反論の代わりとは限らない

Mind youは相手を論破する表現ではありません。自分の直前の発言を修正・補足する場面にもよく使います。

簡単な英語で言い換える(しゅみすけ式)

Mind youがすぐに出てこなければ、意味を直接伝える次の形で十分です。

  • But remember, …(ただ、〜ということも覚えておいて)
  • But I should add that …(ただ、〜と付け加えておきます)
  • But …(でも〜)

It’s a little far. But the bus is cheap.
少し遠いです。でも、バスは安いです。

しゅみすけ(大山俊輔)

最初は無理にMind youを使わず、Butで補足できれば十分です。慣れてきたら、会話に「ひと言注釈を加える」場面でMind youへ置き換えてみましょう。

まとめ

Mind you, … は「ただしね」「とはいえ」と、直前の発言に補足・限定・別の面を加える会話表現です。

  • 同じ話題の中で注釈を加える
  • 良い点にも注意点にも使える
  • Howeverより会話的
  • By the wayのような話題転換ではない

まずは It’s …, Mind you, it’s … のように、1つの物事の二つの面を伝える会話から使ってみてください。

ほかの会話表現は英熟語・定型表現の親記事から探せます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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