out ofの意味は?理由を表す「〜から」の使い方とbecause ofとの違い

out of+理由の意味・使い方とbecause ofとの違いを解説するアイキャッチ

out of+気持ち・動機を表す名詞は、「〜から」「〜という気持ちで」という行動の理由を表します。

たとえば out of curiosity は「好奇心から」、out of fear は「恐怖心から」です。単に原因を説明するだけでなく、その人の内側にある感情や動機が行動を生んだというニュアンスがあります。

この記事では、理由を表す out of の感覚、語順、よく使う組み合わせ、because of との違い、日本人が混同しやすい空間・不足の out of との見分け方を例文で解説します。

理由を表すout ofの意味

理由・動機を表す out of は、次のように訳せます。

  • 〜から
  • 〜という気持ちで
  • 〜が動機となって
  • 〜のために
  • I asked out of curiosity.
    好奇心から尋ねました。
  • He lied out of fear.
    彼は恐怖心から嘘をつきました。
  • She helped me out of kindness.
    彼女は親切心から私を助けてくれました。

ここでの out of は「中から外へ出る」という基本感覚を保っています。好奇心、恐れ、敬意などの内側の気持ちから、外側の行動が出てくると捉えると意味を理解しやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

理由のout ofは、出来事の原因を何でも置ける形ではありません。curiosityやfearのように、人を行動させる「内側の気持ち・動機」と相性がよい表現です。

語順は「行動+out of+気持ち・動機」

基本の語順は次のとおりです。

主語+動詞+out of+名詞

  • She called him out of concern.
    彼女は心配して彼に電話しました。
  • I agreed out of politeness.
    私は礼儀上、同意しました。
  • They remained silent out of respect.
    彼らは敬意から黙っていました。

out of の後ろには、通常、理由や動機を表す名詞を置きます。

  • out of curiosity
  • out of fear
  • × out of I was curious

文全体を続けたい場合は、because I was curious のように because を使います。

よく使うout of+気持ち・動機

out of curiosity・fear・respect・habitの意味と例文

out of curiosity「好奇心から」

知りたい、見てみたいという気持ちが行動の理由になったときに使います。

  • I opened the box out of curiosity.
    好奇心からその箱を開けました。
  • Just out of curiosity, how did you find this place?
    ちょっと興味本位で聞くのですが、どうやってこの場所を見つけたのですか。
  • She clicked the link out of curiosity.
    彼女は好奇心からそのリンクをクリックしました。

Just out of curiosity, … は、個人的な質問を少し柔らかく切り出す表現です。ただし、内容によっては詮索に聞こえるため、何を聞くかには配慮が必要です。

out of fear「恐怖心から」

怖さや不安が行動・不作為の動機になったことを表します。

  • He stayed silent out of fear.
    彼は恐怖心から黙っていました。
  • She avoided the conversation out of fear of rejection.
    彼女は拒絶されるのが怖くて、その話し合いを避けました。
  • Don’t make a decision out of fear.
    恐れから決断しないでください。

out of fear of+名詞・動名詞 で、「〜を恐れて」という具体的な対象も続けられます。

out of respect「敬意から」

相手や文化、約束などを尊重する気持ちが行動の理由であることを示します。

  • We listened quietly out of respect.
    私たちは敬意から静かに耳を傾けました。
  • Out of respect for her privacy, I won’t share the details.
    彼女のプライバシーを尊重して、詳細はお話ししません。
  • He took off his hat out of respect.
    彼は敬意を示して帽子を取りました。

対象を明示する場合は、out of respect for+人・物事 が自然です。

out of habit「習慣で・いつもの癖で」

強く意識して選んだのではなく、いつもの習慣で行動したときに使います。

  • I checked my phone out of habit.
    いつもの癖でスマートフォンを確認しました。
  • She still sets two alarms out of habit.
    彼女はいまだに習慣で目覚ましを2つセットします。
  • I said “we” out of habit.
    いつもの癖で「私たち」と言ってしまいました。

ほかにも使える代表的な組み合わせ

  • out of kindness:親切心から
  • out of love:愛情から
  • out of concern:心配・気遣いから
  • out of respect:敬意から
  • out of politeness:礼儀として
  • out of necessity:必要に迫られて
  • out of desperation:必死の思いから
  • out of jealousy:嫉妬から
  • out of spite:意地悪・腹いせから
  • She invited him out of politeness.
    彼女は礼儀上、彼を招待しました。
  • We changed the plan out of necessity.
    私たちは必要に迫られて計画を変更しました。
  • He said it out of spite.
    彼は腹いせにそれを言いました。

文頭にも置ける

理由を先に示したいときは、out of+名詞を文頭に置けます。

  • Out of curiosity, I checked her profile.
    好奇心から、彼女のプロフィールを確認しました。
  • Out of respect for the family, we left early.
    ご家族への配慮から、私たちは早めに退出しました。

文頭に置くと、聞き手は「どんな動機で行動したか」を先に受け取ります。短い会話では文末に置く形も自然です。

out ofとbecause ofの違い

どちらも日本語では「〜のために」「〜が理由で」と訳せますが、焦点が異なります。

  • out of:感情・動機が人の行動を生んだことを表しやすい
  • because of:出来事や状態の一般的な原因を広く表せる
  • I called her out of concern.
    心配だったので彼女に電話しました。(心配という動機)
  • The game was canceled because of the rain.
    雨のため試合は中止されました。(雨という原因)

out of the rain と言うと通常は「雨の当たらない所へ」という空間的な意味になり、「雨が原因で」にはなりません。一般的な原因を述べる because ofの意味・語順・becauseとの違いは、関連記事で詳しく解説しています。

ほかのout ofとどう見分ける?

out of には、理由以外にも複数の意味があります。後ろの名詞と文脈で判断します。

場所の外へ

  • She walked out of the room.
    彼女は部屋から出ていきました。

roomという空間の内側から外側へ移動しています。

不足・使い切った状態

  • We’re out of milk.
    牛乳を切らしています。

持っていた範囲の中に、もう牛乳がない状態です。

通常の状態から外れて

  • The printer is out of order.
    プリンターは故障しています。

正常な状態・秩序から外れていると考えられます。

気持ち・動機から

  • She smiled out of kindness.
    彼女は親切心から微笑みました。

kindnessという内側の気持ちから、smiledという行動が生まれています。

しゅみすけ(大山俊輔)

out ofを一つの日本語訳で覚えるより、「ある範囲の内側から外へ」という感覚を持つと、場所・不足・状態・理由の用法がつながって見えてきます。

日本人が間違えやすいポイント

because ofと同じように何でも置かない

理由の out of は、特に人の気持ちや動機と相性がよい表現です。

  • out of curiosity
  • out of fear
  • because of the weather
  • 不自然になりやすい:out of the weather(理由の意味では使わない)

後ろは名詞にする

out of の後ろに主語+動詞の文を直接置くことはできません。

  • He left out of fear.
  • He left because he was afraid.
  • × He left out of he was afraid.

ネガティブな理由だけではない

fearやjealousyのような否定的な感情だけでなく、kindness・love・respectなど肯定的な動機にも使えます。

簡単な英語で言い換えるなら

out of+名詞が出てこないときは、becauseを使って気持ちを文で説明できます。

  • I asked because I was curious.
    興味があったので尋ねました。
  • He stayed silent because he was afraid.
    彼は怖かったので黙っていました。
  • We listened because we respected her.
    彼女を尊敬していたので、私たちは耳を傾けました。
  • I did it because it’s a habit.
    習慣なのでそうしました。

会話では、難しい名詞が思い浮かばなければ because+主語+動詞 で十分自然に伝えられます。

まとめ

理由を表す out of+名詞 は、「〜という気持ちから」「〜が動機となって」という意味です。内側の感情や動機から外側の行動が生まれる、と考えると理解しやすくなります。

  • 基本語順:行動+out of+気持ち・動機を表す名詞
  • out of curiosity:好奇心から
  • out of fear:恐怖心から
  • out of respect:敬意から
  • out of habit:いつもの癖で
  • out ofは動機、because ofは一般的な原因を表しやすい
  • 出てこなければ because+文 で言い換えられる

ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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