
友人からWant to get sushi?(お寿司を食べに行かない?)と誘われて、すぐにでも出かけたい——。そんなときに使える、少しユーモアのある返事がYou don’t have to tell me twice.です。
直訳は「私に二度言う必要はない」ですが、会話では多くの場合、「喜んで!」「一度言われれば十分。すぐやるよ」という積極的な気持ちを表します。この記事では、なぜこの意味になるのか、自然な使い方、文字どおりの用法との見分け方、似た表現、返し方まで独自例文で解説します。
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You don’t have to tell me twice.の意味
You don’t have to tell me twice.には、大きく分けて2つの読み方があります。
1.喜んで・すぐやるよ
楽しい誘い、魅力的な提案、自分も望んでいたことに対して、「一度聞けば十分。それ以上説得しなくてもすぐ賛成する」という意味で使います。
A: We’re ordering pizza. Want some?
「ピザを注文するけど、食べる?」B: You don’t have to tell me twice!
「喜んで!もちろん食べるよ!」
日本語の「二度言わなくていいよ」より、実際には明るく前向きな返答になることが多い表現です。
2.文字どおり「一度言えば分かる」
注意や指示に対して、文字どおり「繰り返さなくても理解している」と伝える場合もあります。この場合は、状況や声の調子によって、少し苛立った響きになることがあります。
A: Please make sure the door is locked.
「ドアに鍵がかかっているか、必ず確認してね。」B: I heard you. You don’t have to tell me twice.
「聞こえてるよ。二度言わなくても分かってる。」
前後に食事・旅行・遊びなど魅力的な提案があれば「喜んで」。注意や命令を繰り返された場面なら「一度言えば分かる」と判断できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「喜んで」になる?
文を部品に分けると、意味の流れが見えます。
- don’t have to=〜する必要はない
- tell me=私に言う
- twice=二度
つまり直訳は「あなたは私に二度言う必要がない」です。ここから、次の気持ちが省略されています。
One invitation is enough. I already want to do it.
「誘いは一度で十分。もうやりたいと思っているから。」
嫌々承諾するのではなく、相手が誘い終わる前から乗り気というニュアンスです。少し大げさに「同じことを二度も言わせないよ」と返すことで、熱意や親しみを表します。
基本の形と語順
決まり文句としては、次の形が最も一般的です。
You don’t have to tell me twice.
tell+人+内容という語順が基本ですが、この表現では内容が文脈から分かるため、tell meの後ろに内容を置きません。
- tell me twice:私に二度言う
- ask me twice:私に二度頼む・誘う
- say it twice:それを二度言う
主語がYouで始まるのは、相手に「あなたは繰り返さなくていい」と伝える形だからです。自分を主語にしてI don’t have to tell me twice.とは言いません。
場面別の自然な例文
食事の誘い
A: There’s a new ramen place around the corner.
「すぐ近くに新しいラーメン屋があるよ。」B: You don’t have to tell me twice. Let’s go.
「それなら喜んで。行こう!」
仕事の早上がり
A: We finished early, so you can go home.
「早く終わったから、帰っていいですよ。」B: You don’t have to tell me twice. See you tomorrow!
「それなら遠慮なく。明日また!」
海外旅行での提案
A: How about upgrading to a room with an ocean view?
「海が見える部屋にアップグレードするのはどう?」B: You don’t have to tell me twice!
「大賛成!ぜひそうしよう!」
恋愛・デート
A: Want to stay for one more drink?
「もう一杯飲んでいかない?」B: You don’t have to tell me twice.
「もちろん。喜んで。」
買い物のセール
A: These shoes are half price today.
「この靴、今日は半額だよ。」B: You don’t have to tell me twice. I’m getting them.
「それなら迷わない。買うよ。」

どんな誘いにも使えるわけではない
この表現が自然なのは、聞き手にとって魅力的な提案や、もともとやりたかった行動です。
たとえば、相手からCould you clean the bathroom?(お風呂を掃除してくれる?)と頼まれたときに明るく使えば、「喜んで掃除するよ」という冗談めいた熱意になります。しかし、表情や声が冷たければ「何度も言わなくていい」と苛立っているように聞こえます。
文字だけのメッセージでは語調が伝わりにくいため、楽しい誘いに使うか、Absolutely!などを添えると誤解が減ります。
Absolutely! You don’t have to tell me twice.
「もちろん!それなら喜んで。」
You don’t need to ask me twice.との違い
You don’t need to ask me twice.も非常に近く、「二度頼まなくてもいい」「もちろん引き受ける」という意味です。ただし、使われる動作に少し違いがあります。
- You don’t have to tell me twice.:誘い・提案・指示などを広く受ける定番表現
- You don’t need to ask me twice.:相手からの依頼や誘いへの承諾をより直接表す
A: Can you taste-test these cookies?
「このクッキー、味見してくれる?」B: You don’t need to ask me twice.
「もちろん。喜んで味見するよ。」
実際には意味が重なる場面が多く、どちらも「説得は要らないよ」という親しみのある返答になります。
You bet.・Absolutely.との違い
- You bet.=もちろん・間違いなく
- Absolutely.=もちろんです・大賛成です
- You don’t have to tell me twice.=一度言われれば十分なほど乗り気
You bet.とAbsolutely.は短く直接的な賛成です。一方、You don’t have to tell me twice.には「そんな魅力的な話なら、繰り返して説得する必要なんてない」というユーモアがあります。
A: Want an extra day off?
「もう1日休みが欲しい?」B: Absolutely. You don’t have to tell me twice.
「もちろんです。そんな話なら即決です。」
You’re on.との違い
You’re on.は、提案・挑戦・賭けなどに対する「その話、乗った」「受けて立つ」です。今回の表現よりも、相手との合意や勝負を受ける感覚が強くなります。
- You don’t have to tell me twice.:魅力的なので即座に賛成・行動する
- You’re on.:相手の提案や挑戦を受ける
詳しくは「You’re on.の意味と使い方」で確認できます。
言われたときの自然な返し方
相手がYou don’t have to tell me twice!と明るく答えたら、誘いに乗ってくれたということです。次の行動へ進む返しが自然です。
Great! Let’s go.
「よし、行こう!」I knew you’d be interested.
「興味を持つと思ってたよ。」That’s what I thought.
「そう言うと思った。」Perfect. I’ll make the reservation.
「よかった。予約するね。」
文字どおり「繰り返さなくていい」と少し苛立って言われた場合は、Okay, got it.(分かったよ)のように短く受け止め、それ以上繰り返さないほうが自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
この決まり文句が出てこなくても、基本英語で十分に気持ちを伝えられます。
- Yes, let’s do it!
「うん、やろう!」 - I’d love to.
「ぜひそうしたいです。」 - Absolutely!
「もちろん!」 - I’m in.
「参加するよ。」 - Sounds great.
「いいね。」
誘いに答えるならI’d love to.、計画への参加ならI’m in.が短くて使いやすい言い換えです。
日本人が間違えやすいポイント
「二回言ってはいけない」という禁止ではない
don’t have toは「〜してはいけない」ではなく、「〜する必要がない」です。「二度言うな」という禁止ならDon’t tell me again.となり、かなり強い言い方です。
すべての場面で「喜んで」になるわけではない
意味は文脈と語調で決まります。魅力的な誘いに笑顔で言えば「喜んで」。注意を繰り返された後に冷たく言えば「一度言えば分かる」です。
tellとsayの語順を混同しない
tellは直後に人を置けるのでtell meです。say meとは言いません。sayを使うならsay it to meですが、この決まり文句ではtell meを使います。
まとめ
You don’t have to tell me twice.は直訳すると「私に二度言う必要はない」。魅力的な誘いや提案への返事では、「一度で十分なほど乗り気」「喜んで!」「すぐやろう」を表します。
一方、注意や指示を繰り返された場面では、文字どおり「二度言わなくても分かっている」という意味になり、語調によっては苛立ちも伝わります。まずは楽しい誘いへの返事として、Want to get dessert? — You don’t have to tell me twice!のように場面ごと覚えてみましょう。
ほかの会話で使える定番表現は「英熟語・定型表現の専門記事一覧」から確認できます。









