reason withの意味は?「道理を説く」の使い方とpersuade・convinceとの違い

reason withの意味・使い方・例文を解説するアイキャッチ

reason with someoneは、「人に筋道を立てて話し、考え直してもらおうとする」「道理を説く」という意味です。

日本語では単に「説得する」と訳されることがありますが、ポイントは説得に成功したかどうかではなく、感情的になっている相手にも理由を説明し、冷静に考えてもらおうとする過程にあります。

I tried to reason with him, but he wouldn’t listen.
彼に筋道を立てて話そうとしましたが、聞く耳を持ちませんでした。

このように、try to reason withの形で「話して分かってもらおうとしたが、うまくいかなかった」という場面でもよく使われます。この記事では、reason withの語順、ニュアンス、persuade・convinceとの違い、自然な例文、簡単な言い換えまで整理します。

reason withの基本的な意味

reason with+人で、「その人に理性的に話す」「理由を示して考え直してもらおうとする」という意味になります。

  • reason:理由、道理/筋道を立てて考える
  • with:相手と向き合い、やり取りする感覚

一方的に命令するのではなく、相手との会話を通して「なぜそうしたほうがよいのか」を説明するイメージです。

Can you reason with her?
彼女に話して分かってもらえますか。

There’s no reasoning with him when he’s angry.
彼が怒っているときは、何を言っても話が通じません。

しゅみすけ(大山俊輔)

reason withは、相手を言い負かす表現ではありません。理由を一つずつ示し、相手にも考えてもらおうとする表現です。成功したかどうかよりも、冷静に話そうとした過程に注目しましょう。

reason withの語順とよく使う形

基本の語順はシンプルです。

reason with+人

withの後ろには、話して理解してもらいたい相手を置きます。物や問題そのものは通常置きません。

try to reason with+人

最もよく見かける形の一つです。「人に分かってもらおうとする」という、試みのニュアンスが自然に出ます。

I tried to reason with my manager.
上司に筋道を立てて話して分かってもらおうとしました。

She tried to reason with her teenage son.
彼女は10代の息子に言い聞かせようとしました。

be difficult/impossible to reason with

相手が感情的、頑固、興奮状態などで「話が通じない」と言いたいときに使えます。

He’s impossible to reason with right now.
今の彼には何を言っても話が通じません。

She becomes difficult to reason with when she’s under pressure.
彼女はプレッシャーがかかると、話が通じにくくなります。

There’s no reasoning with+人

「その人には理屈を話しても無駄だ」という少し強い言い方です。

There’s no reasoning with people who refuse to hear the facts.
事実を聞こうとしない人には、いくら話しても通じません。

reason withが自然な場面

家族・子育て

I tried to reason with my daughter about staying out late.
帰宅が遅くなることについて、娘に言い聞かせようとしました。

Reason with him before you take his phone away.
スマートフォンを取り上げる前に、まず彼と話してみてください。

仕事

We reasoned with the client and asked for a more realistic deadline.
私たちは顧客に事情を筋道立てて説明し、より現実的な締切をお願いしました。

I tried to reason with my boss about the workload.
仕事量について、上司に分かってもらおうと話しました。

恋愛・人間関係

You can’t reason with someone in the middle of an argument.
口論の真っ最中の相手に、冷静な話をしてもなかなか通じません。

She calmly reasoned with her partner instead of shouting.
彼女は怒鳴る代わりに、パートナーへ冷静に筋道を立てて話しました。

困っている人を思いとどまらせる

The staff tried to reason with the angry customer.
スタッフは怒っている客に冷静になってもらおうと話しました。

His friends reasoned with him until he changed his mind.
友人たちは彼が考えを変えるまで、理由を話して説得しました。

reason with・persuade・convinceのニュアンスの違い

reason with・persuade・convinceの違い

どれも日本語では「説得する」と訳せますが、注目点が異なります。

  • reason with+人:理由を説明し、理性的に考えてもらおうとする
  • persuade+人+to do:人を説得して、実際に行動してもらう
  • convince+人+that節/of名詞:ある考えが正しいと納得してもらう

reason withは「話し合う試み」

I tried to reason with him, but he left.
彼に話して分かってもらおうとしましたが、彼は立ち去りました。

成功していなくてもreason withは使えます。

persuadeは「行動につなげる」

I persuaded him to stay.
私は彼を説得して、残ってもらいました。

persuade someone to doは、説得の結果として相手が何かをする形です。

convinceは「考えを納得させる」

I convinced him that the plan was safe.
私は、その計画が安全だと彼に納得してもらいました。

convinceは、事実・意見・判断を相手に信じてもらうことへ焦点があります。

日本人が間違えやすいポイント

reason to someoneとは言わない

相手に道理を説くときはwithを使います。

I tried to reason with her.
× I tried to reason to her.

reason withの後ろには人を置く

問題について話す場合も、withの直後は相手です。

I reasoned with him about the schedule.
スケジュールについて彼と話し、考え直してもらおうとしました。

「〜について」は必要に応じてaboutで付け足します。

単なる「理由を説明する」とは少し違う

情報を説明するだけならexplain the reasonexplain whyが自然です。reason withには、相手の態度や判断を変えてもらおうとする働きかけがあります。

I explained why the meeting was canceled.
会議が中止になった理由を説明しました。

I reasoned with him and asked him not to cancel the meeting.
彼に筋道を立てて話し、会議を中止しないよう頼みました。

reason withを知らなかったら?簡単な英語で言い換える

reason withが出てこなければ、「話した」「理由を説明した」「考え直すよう頼んだ」に分ければ十分伝わります。

  • I talked to him calmly.
    彼と落ち着いて話しました。
  • I explained why it was a bad idea.
    なぜそれがよくない考えなのか説明しました。
  • I asked her to think about it again.
    彼女にもう一度考えてほしいと頼みました。
  • I tried to make him understand.
    彼に分かってもらおうとしました。

しゅみすけ(大山俊輔)

reason withが出てこないときは、「落ち着いて話した」「理由を説明した」「もう一度考えてと頼んだ」の三つに分けてみましょう。I explained why …のような中学英語でも、状況は十分に伝えられます。

会話で使える例

A: He says he’s going to quit today.
A:彼、今日辞めると言っています。

B: Let me try to reason with him first.
B:まず私から彼と話してみます。

A: Did your brother change his mind?
A:弟さん、考えを変えた?

B: No. I tried to reason with him, but he wouldn’t listen.
B:ううん。分かってもらおうと話したけど、聞く耳を持たなかったよ。

関連表現

  • talk someone into doing:話して人をその気にさせる
  • talk someone out of doing:話して人に〜するのを思いとどまらせる
  • appeal to reason:理性に訴える
  • make someone see reason:人に道理を分からせる

英熟語や定型表現を体系的に探したい方は、英熟語・定型表現の一覧もご覧ください。

まとめ

reason with someoneは、「人に筋道を立てて話し、考え直してもらおうとする」という表現です。

  • 基本語順はreason with+人
  • try to reason withがよく使われる
  • 成功よりも、理性的に話そうとする過程に注目する
  • persuadeは行動、convinceは考えの納得に焦点がある
  • 出てこなければI explained why …で言い換えられる

まずは、意見を聞いてもらえなかった経験を思い出して、I tried to reason with him, but he wouldn’t listen.を自分の場面に置き換えてみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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