
stare atは、対象から視線をそらさず「じっと見る・凝視する・じろじろ見る」という表現です。
She stared at the painting for several minutes.
彼女は数分間、その絵をじっと見つめました。
人に対して使うと、驚き・好奇心・疑いなどから遠慮なく見続ける「じろじろ見る」という失礼な印象になりやすい一方、絵・画面・空などが対象なら、単に長く見つめる中立的な描写にもなります。
この記事では、stareとatから意味を理解する考え方、語順、自然な場面、look at・gaze at・glance atとの違い、stare into spaceやstare someone downまで整理します。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
stare atの基本的な意味とニュアンス
stare at + 人・物で、「人・物をじっと見る」「目を見開くように凝視する」という意味です。
Why are you staring at me?
どうして私をじろじろ見ているのですか。
He stared at the message in disbelief.
彼は信じられないという様子で、そのメッセージをじっと見ました。
The child stared at the huge cake.
その子どもは大きなケーキをじっと見つめました。
stareには、驚き・恐怖・怒り・困惑・強い興味などによって、視線が止まってしまう感覚があります。日本語訳は対象と感情に応じて変わります。
- 人を遠慮なく見る:じろじろ見る
- 驚いて見る:目を丸くして見つめる
- 物や画面を見る:じっと見る・凝視する
- 怒って見る:にらむように見つめる
stareとatから意味を理解する
stareは、視線を固定して長く見る動作です。atは、視線が向かう「一点の対象」を示します。
stare → 固定された視線
at → 視線が当たる対象
この2つが組み合わさり、「ある対象へ視線を当てたままにする」というイメージになります。
She stared at the screen.
彼女は画面をじっと見ました。
atを省いてShe stared.とすれば「彼女はじっと見た」と動作だけを表せますが、何を見たかを言うならatが必要です。
stare atの語順と文法
stare at + 人・物
Don’t stare at people.
人をじろじろ見ないでください。
Everyone stared at the strange object.
全員がその奇妙な物体をじっと見ました。
stare at A in + 感情
どのような気持ちで見たかを加える形です。
She stared at him in surprise.
彼女は驚いて彼をじっと見ました。
He stared at the bill in shock.
彼はショックを受けて請求書を凝視しました。
stare at A for + 時間
視線を向けていた時間を表せます。
I stared at the ceiling for an hour.
私は1時間、天井を見つめていました。
be staring at
会話では、今まさに見続けている動作を進行形で表すことがよくあります。
What are you staring at?
何をじっと見ているのですか。
言い方によっては「何見てるんだよ」という強い響きにもなるため、相手への質問では口調に注意が必要です。

stare atとlook atの違い
look atは、意識して対象へ視線を向ける一般的な表現です。見る時間や感情については特に示しません。
- Look at this photo.
この写真を見てください。 - He stared at the photo.
彼はその写真をじっと見つめました。
「見る」と普通に言いたいだけならlook atが安全です。stare atにすると、視線が長く固定されている様子が加わります。
stare atとgaze atの違い
gaze atも長く見つめる表現ですが、落ち着いて眺める、魅了されて見つめる、思いを込めて見る、といった穏やか・好意的・文学的な響きを持つことが多い表現です。
They gazed at the stars.
彼らは星をじっと眺めました。
She stared at the stars in shock.
彼女は驚いて星を凝視しました。
gazeが必ず好意的とは限りませんが、stareよりも圧迫感が弱く、静かに見入る場面に向いています。
stare atとglance atの違い
glance atは「ちらっと見る」。stare atとは見る時間が反対です。
- She glanced at her watch.
彼女は腕時計をちらっと見ました。 - She stared at her watch.
彼女は腕時計をじっと見つめました。
時計やスマートフォンを一瞬確認するならglance at、驚くような表示を見て固まったならstare atが自然です。
stare atとwatchの違い
watchは、動いているものや変化する様子をある程度の時間見る表現です。
We watched the children play.
私たちは子どもたちが遊ぶ様子を見ていました。
We stared at the children.
私たちは子どもたちをじっと見つめました。
watchは活動を追って見る中立的な表現ですが、stare atは子ども本人へ視線を固定するため、文脈によって不自然・失礼に響きます。
人をstare atすると失礼になる理由
視線をそらさず人を見続けると、相手は観察・評価・警戒されているように感じます。そのため、英語圏でもDon’t stare.は子どもへ教えるマナー表現としてよく使われます。
It’s rude to stare at strangers.
知らない人をじろじろ見るのは失礼です。
I noticed a man staring at me on the train.
電車で男性が私をじっと見ていることに気づきました。
ただし、驚くべき出来事を見た、相手の顔を見て言葉を失った、という描写なら自然です。失礼かどうかは、視線の理由と状況で決まります。
stareを使う関連表現
stare into space:ぼんやり宙を見る
特定の物を見るのではなく、考え事などで空間へ視線を向けたままにする表現です。
He sat by the window, staring into space.
彼は窓辺に座り、ぼんやり宙を見つめていました。
stare out of the window:窓の外をじっと見る
She stared out of the window during the meeting.
彼女は会議中、窓の外をじっと見ていました。
stare someone down:視線で相手をひるませる
相手が目をそらすまで強く見つめ、視線で屈服させようとする表現です。
She stared him down and refused to move.
彼女は彼をにらみ据え、動こうとしませんでした。
a blank stare:ぼう然とした視線
My question was met with a blank stare.
私の質問に返ってきたのは、ぼう然とした視線でした。
場面別の自然な例文
仕事
We all stared at the sales chart when the numbers appeared.
数字が表示されると、私たちは全員売上グラフを凝視しました。
恋愛・人間関係
He stared at her for a moment, unsure what to say.
彼は何と言えばよいか分からず、しばらく彼女を見つめました。
海外旅行
I stood there staring at the departure board.
私はそこに立ち、出発案内板をじっと見ていました。
買い物
She stared at the price tag in disbelief.
彼女は信じられないという様子で値札を凝視しました。
家庭・暮らし
The cat stared at the washing machine.
猫は洗濯機をじっと見つめていました。
学校・学習
I stared at the question, but I still couldn’t solve it.
私はその問題をじっと見ましたが、それでも解けませんでした。
日本人が間違えやすいポイント
「見る」をすべてstareにしない
stareには、長く固定された強い視線があります。単に写真を見るならlook at、映画を見るならwatch、ちらっと確認するならglance atです。
対象の前にatを入れる
× She stared me.
○ She stared at me.
彼女は私をじっと見ました。
ただし、stare someone downは句動詞としてatを使わない別の型です。
gazeと同じロマンチックな表現だと思わない
恋愛場面でもstareは使えますが、強く見すぎる、驚いて固まる、といった印象が出ます。優しく見つめるならgaze atやlook into someone’s eyesのほうが合う場合があります。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
- look at … for a long time
〜を長い間見る - keep looking at …
〜を見続ける - look at … without looking away
目をそらさず〜を見る - look at … carefully
〜を注意深く見る - Don’t keep looking at her.
彼女をずっと見ないで。
「まじまじと見る」を表す複数の言い方は、「まじまじと」は英語で?stare at・look closely・take a good lookの違いでも比較しています。
関連表現
- look at:意識して見る
- gaze at:落ち着いて・思いを込めて見つめる
- glance at:ちらっと見る
- glare at:怒ってにらむ
- peer at:見えにくいものを目を凝らして見る
- stare into space:ぼんやり宙を見る
- stare someone down:視線で相手をひるませる
ほかの英熟語・定型表現も一つずつ深く理解したい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。
まとめ
- stare atは「視線をそらさず、じっと見る・凝視する」
- 人が対象だと「じろじろ見る」という失礼な印象になりやすい
- stareは固定された視線、atは視線が向かう対象を示す
- look atは普通に見る、gaze atは落ち着いて見つめる、glance atはちらっと見る
- stare into spaceは「ぼんやり宙を見る」
- 迷ったらlook at … for a long timeで簡単に言い換えられる
A: Why is everyone staring at the screen?
どうして全員が画面をじっと見ているのですか。
B: The final result just appeared.
最終結果が今表示されたところです。









