
subject toは、契約・案内・規則などでよく使われ、「〜の対象となる」「〜次第である」「〜を受けやすい」という意味になります。
The schedule is subject to change.
予定は変更される可能性があります。
Your application is subject to approval.
申請は承認を条件とします。
日本語訳は変わっても、共通する感覚は「ある条件・作用・権限の下に置かれている」です。この記事では代表的な用法、語順、depending onやlikely toとの違いまで解説します。
Contents
subject toの基本イメージ
subjectには名詞の「主題・科目」だけでなく、形容詞として「〜の影響や支配を受ける状態」という意味があります。toの後ろには、その人や物を左右する条件・規則・作用を置きます。
- 変更の作用下 → 変更される可能性がある
- 承認の権限下 → 承認を条件とする
- 法律・税の適用下 → 規制・課税の対象となる
- 損傷・変動の影響下 → 影響を受けやすい
しゅみすけ(大山俊輔)
be subject to+名詞の語順
基本形はA is subject to Bで、「AがBの対象・影響下にある」です。toは前置詞なので、後ろには名詞または動名詞が続きます。
Prices are subject to change without notice.
価格は予告なく変更される場合があります。
All payments are subject to tax.
すべての支払いは課税対象です。
The area is subject to flooding.
その地域は洪水が起こりやすいです。
× subject to change it
○ subject to change
○ subject to being changed
subject toの代表的な4つの使い方

subject to change:変更される可能性がある
予定・料金・条件などが確定ではないことを伝える定型表現です。
Times and locations are subject to change.
時間と場所は変更される場合があります。
The offer is subject to change without notice.
この特典は予告なく変更される場合があります。
ここでのchangeは名詞として扱われ、「変更という作用を受ける状態」です。
subject to approval:承認を条件とする
契約・申請・計画などが、権限を持つ人や組織の承認後に確定することを表します。
The agreement is subject to board approval.
その合意は取締役会の承認を条件とします。
Your request is subject to final approval.
あなたの依頼は最終承認が必要です。
subject to tax・rules:課税・規則の対象
法律・税・規則などが適用されることを表します。
This income is subject to tax.
この所得は課税対象です。
All visitors are subject to the same security rules.
すべての訪問者に同じ保安規則が適用されます。
subject to damage・delays:影響を受けやすい
好ましくない作用や変動にさらされる傾向を表します。
These products are subject to damage during shipping.
これらの商品は輸送中に損傷しやすいです。
Flights are subject to delays in bad weather.
悪天候時には便が遅れる可能性があります。
subject toを文頭で使う形
Subject to+条件を文頭に置き、「〜を条件として」と表すこともあります。ややフォーマルで、契約・規定・ビジネス文書によく見られます。
Subject to availability, we can upgrade your room.
空室がある場合に限り、お部屋をアップグレードできます。
Subject to your approval, we’ll begin next week.
あなたの承認が得られれば、来週開始します。
subject toとdepending onの違い
- subject to:規則・承認・変更などの条件や作用に拘束される、フォーマルな響き
- depending on:ある条件によって結果が変わる、日常会話でも一般的
The trip is subject to approval.
その出張は承認を条件とします。
The date depends on everyone’s schedule.
日付は全員の予定次第です。
単に「〜による」と言いたい場合はdepending onが自然なことも多く、正式な条件・適用対象を示すならsubject toが向いています。
subject toとlikely toの違い
likely to+動詞は「〜する可能性が高い」、subject toは「ある作用を受ける可能性・性質がある」です。
The flight is likely to be delayed.
その便は遅れる可能性が高いです。
The flight is subject to delays.
その便には遅延が発生する場合があります。
likely toは話し手の予測、subject toは条件・性質・注意事項として述べる響きがあります。
会話や仕事で使える例文
A: Is the meeting time final?
A:会議の時間は確定ですか。
B: Not yet. It’s subject to change.
B:まだです。変更される可能性があります。
A: Can we start the project tomorrow?
A:明日プロジェクトを始められますか。
B: It’s subject to the client’s approval.
B:クライアントの承認次第です。
A: Is breakfast included in this price?
A:この料金に朝食は含まれていますか。
B: Yes, but the total is subject to local tax.
B:はい。ただし合計には現地税がかかります。
日本人が間違えやすいポイント
「科目」のsubjectと混同しない
My favorite subject is English.のsubjectは名詞の「科目」です。be subject toでは形容詞として、影響・条件の下にある状態を表します。
toの後ろは動詞原形ではない
このtoは不定詞ではなく前置詞です。
× The plan is subject to approve.
○ The plan is subject to approval.
○ The plan is subject to being approved.
subject toが出てこないときの簡単な言い換え
- The schedule may change.
予定は変わるかもしれません。 - We need your approval first.
まずあなたの承認が必要です。 - You may have to pay tax.
税金を払う必要があるかもしれません。 - This can be damaged easily.
これは簡単に損傷することがあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- subject toの共通感覚は「ある条件・作用・権限の下にある」
- subject to changeは「変更される可能性がある」
- subject to approvalは「承認を条件とする」
- subject to taxは「課税対象」
- toは前置詞なので、後ろには名詞・動名詞を置く
- 出てこなければmay・need・have toで具体的に言い換えられる
関連する表現は、英熟語・定型表現の一覧からも確認できます。









