
take kindly toは「〜を好意的に受け入れる」という意味です。ただし、実際の英語では否定形のnot take kindly toで、「〜を快く思わない」「〜に反発する」「〜を嫌がる」という意味で使われることが特に多い表現です。
たとえば、突然の変更、失礼な口出し、不当な批判などに対して、相手がよい反応をしないことを少し控えめに予告・説明できます。
この記事では、take kindly toの意味の仕組み、否定形が多い理由、toの後ろの語順、自然な例文、dislike・object toなどとの違い、簡単な言い換えまで解説します。
Contents
take kindly toの基本的な意味
take kindly to+名詞/doingで、「〜を好意的に受け止める」「〜になじむ」という意味です。
The children took kindly to their new teacher.
子どもたちは新しい先生を好意的に受け入れました。
She took kindly to working from home.
彼女は在宅勤務を気に入りました。
ここでのkindlyは「親切に」ではなく、相手や変化を好意的に・抵抗なく受け止める様子を表します。
実際にはnot take kindly toがよく使われる
肯定形も正しい英語ですが、会話や文章ではnot take kindly toをよく見かけます。
He won’t take kindly to that suggestion.
彼はその提案を快く思わないでしょう。
My boss didn’t take kindly to being questioned in public.
上司は人前で問いただされたことを快く思いませんでした。
単なる「嫌い」よりも、気分を害す・反発する・悪い反応を示すところまで含みやすい表現です。特にwon’t take kindly to …は「それをすると相手はいい顔をしないよ」という注意にも使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順:toの後ろは名詞またはdoing
このtoは不定詞ではなく前置詞です。そのため、後ろには名詞・代名詞・動名詞(doing)を置きます。
- not take kindly to criticism:批判を快く思わない
- not take kindly to this:これを好意的に受け止めない
- not take kindly to being ignored:無視されることを快く思わない
- not take kindly to people telling him what to do:人から指図されることを嫌がる
not take kindly to be criticizedとはしません。「批判されること」ならto being criticizedです。

take kindly toとnot take kindly toの違い
| 形 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| take kindly to | 〜を好意的に受け入れる | 抵抗なく気に入る・なじむ |
| not take kindly to | 〜を快く思わない | 気分を害す・反発する・悪い反応をする |
Our dog took kindly to the new puppy.
うちの犬は新しく来た子犬をすんなり受け入れました。
Our dog didn’t take kindly to the stranger entering the yard.
うちの犬は、知らない人が庭に入ってきたことに強く反応しました。
肯定形は新しい人・環境・習慣になじむ場面で使えます。否定形は、相手が干渉・変化・扱いに抵抗を示す場面で特に自然です。
dislike・object to・take exception toとの違い
| 表現 | 中心となる意味 |
|---|---|
| not take kindly to | 快く思わず、反発・不機嫌な反応を示す |
| dislike | 単純に嫌い・好みではない |
| object to | 提案・行動などに明確に反対する |
| take exception to | 発言・態度・扱いを失礼だと感じて異議を示す |
She dislikes sudden changes.
彼女は突然の変更が嫌いです。
She won’t take kindly to a last-minute change.
彼女は直前の変更を快く思わないでしょう。
後者は、その場で不満や反発を示しそうだという予測まで感じさせます。
明確な反対ならobject to、失礼な言動への不快感ならtake exception toがより直接的です。
日常会話・仕事で使える例文
仕事での変更や批判
The client may not take kindly to another delay.
クライアントは、さらなる遅延を快く思わないかもしれません。
He didn’t take kindly to the criticism of his proposal.
彼は自分の提案に対する批判を快く思いませんでした。
Management won’t take kindly to employees ignoring the new rule.
経営陣は、従業員が新しい規則を無視することを容認しないでしょう。
人間関係
She doesn’t take kindly to people commenting on her appearance.
彼女は人から外見について口出しされることを快く思いません。
My parents didn’t take kindly to me canceling at the last minute.
両親は、私が直前にキャンセルしたことを快く思いませんでした。
忠告や警告
I wouldn’t mention that. He won’t take kindly to it.
それは言わないほうがいいですよ。彼は快く思わないでしょう。
A: Should I change the schedule without asking her?
A:彼女に聞かずに予定を変えてもいいかな?
B: I wouldn’t. She doesn’t take kindly to surprises.
B:やめたほうがいいと思う。彼女は突然のことを快く思わないから。
よくある間違いと注意点
kindlyを「親切に」だけで訳さない
He spoke kindly to me.なら「彼は私に優しく話した」ですが、take kindly toではひとかたまりで「好意的に受け入れる」です。
notがつけば「親切に受け取らない」ではなく、自然な日本語では「快く思わない」「反発する」と訳します。
自分の不満を直接言うときは遠回しになることがある
I don’t take kindly to that.は「私はそれを快く思いません」と言えますが、やや硬く、場合によっては威圧的にも聞こえます。
日常会話では次のような直接的で穏やかな表現も使えます。
- I’m not comfortable with that.:それには抵抗があります。
- I don’t like being spoken to that way.:そのような話し方をされるのは嫌です。
- Please don’t change it without asking me.:私に確認せず変更しないでください。
この表現が出てこなければ、簡単な英語で言い換える
not take kindly toが出てこないときは、「相手は嫌がる」「怒るかもしれない」と直接言えば十分です。
He won’t like that.
彼はそれを嫌がるでしょう。
She may get upset if we change it now.
今それを変更すると、彼女は気分を害すかもしれません。
They don’t like sudden changes.
彼らは突然の変更を好みません。
I don’t think she will react well.
彼女はよい反応をしないと思います。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
まとめ
- take kindly toは「〜を好意的に受け入れる」
- 実際にはnot take kindly to「〜を快く思わない・反発する」がよく使われる
- toは前置詞なので、後ろには名詞・代名詞・doingを置く
- dislikeより、気分を害したり悪い反応を示したりするニュアンスが強い
- 簡単に言うならHe won’t like that.やShe may get upset.で伝えられる
not take kindly toは、相手が何かを嫌がり、反発しそうだと控えめに伝えられる表現です。強さを理解し、仕事の変更や人間関係について話す場面で使い分けましょう。









