
There is still a long way to go. は、「まだ先は長い」「完成・達成までにはまだ時間や努力が必要だ」と伝える定型表現です。実際の移動距離にも使えますが、仕事、英語学習、治療、関係改善など、目標までの進み具合を表す比喩的な用法がとてもよく使われます。
この記事では、なぜ way が「道のり」になるのか、We still have a long way to go. との違い、before を続ける語順、似た表現とのニュアンスの違いまで、会話で使える例文とともに解説します。
Contents
There is still a long way to go の意味
基本の意味は次の2つです。
- 物理的な距離:目的地までまだ長い距離がある
- 比喩的な進捗:目標や完成まで、まだ多くの時間・努力・改善が必要である
There is still a long way to go.
まだ先は長いです。/まだ道のりは長いです。
We still have a long way to go.
私たちには、まだ長い道のりがあります。
日本語訳は似ていますが、there is 型は「残っている道のり」の存在に焦点を置き、have 型は「私たち・彼・この会社などが、その道のりを抱えている」という言い方です。
なぜ「まだ先は長い」という意味になる?
way には「方法」だけでなく、「道」「距離」「進むべき過程」という意味があります。a long way は文字どおりなら「長い距離」、to go は「これから進むべき」です。
つまり、a long way to go は「これから進まなければならない長い距離」。そこから、目標達成までに残っている時間や努力を表します。
still は「今なお」「まだ」という継続の感覚を加えます。すでに進んではいるものの、完了には至っていない、という現状認識が含まれます。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使う3つの形と語順

1.人・組織 + have a long way to go
主語 + still have / has + a long way to go
誰に長い道のりが残っているのかを明確にする、最も使いやすい形です。
I still have a long way to go with my English.
私の英語は、まだまだ伸ばす必要があります。
Our team has come far, but we still have a long way to go.
私たちのチームは大きく前進しましたが、まだ先は長いです。
2.There is still a long way to go
There is + still + a long way to go
主語となる人を立てず、「まだ長い道のりが残っている」という状況全体を述べます。
There is still a long way to go, so let’s not rush.
まだ先は長いから、焦らずにいきましょう。
3.a long way to go before ~
have / there is + a long way to go + before + 主語 + 動詞
before の後ろに「何が起きるまでなのか」を置くと、ゴールを具体的にできます。
We have a long way to go before we reach our goal.
目標を達成するまでには、まだ長い道のりがあります。
There is still a long way to go before the project is finished.
プロジェクトが完成するまでには、まだ先が長いです。
未来のことでも、before 節では通常、will ではなく現在形を使います。したがって before the project will be finished より、before the project is finished が自然です。
会話で使える自然な例文
英語学習
I can handle basic conversations now, but I still have a long way to go.
基本的な会話はできるようになりましたが、まだまだ先は長いです。
You’ve improved a lot, even if you feel you have a long way to go.
まだ先が長いと感じていても、あなたはかなり上達していますよ。
仕事・プロジェクト
We’ve finished the first stage, but there is still a long way to go.
第一段階は終わりましたが、完成まではまだ先が長いです。
The product looks promising, but it has a long way to go before launch.
その製品は期待できそうですが、発売までにはまだ多くの作業が必要です。
人間関係
We’re talking again, but we still have a long way to go before trust is fully restored.
また話すようにはなりましたが、信頼を完全に取り戻すまでにはまだ時間がかかります。
旅行・移動
Don’t put your shoes away. We still have a long way to go.
靴はまだしまわないで。目的地まではまだ遠いよ。
Is the hotel close?
ホテルは近い?
No, we have a long way to go.
ううん、まだかなりあるよ。
社会や技術の改善
Online services are becoming easier to use, but there is still a long way to go.
オンラインサービスは使いやすくなっていますが、改善の余地はまだ大きいです。
ネイティブが感じるニュアンス
この表現は、単に「時間がかかる」と言うよりも、現在地とゴールの間に「道のり」が見える言い方です。そのため、努力・進歩・課題を長期的に捉える場面に合います。
一方で、相手の成果に対して突然 You have a long way to go. とだけ言うと、「まだまだだね」と厳しく評価しているように響くことがあります。励ましたいときは、先に進歩を認める一言を添えると自然です。
You’ve made great progress, but you still have a long way to go.
大きく進歩しましたが、まだ伸びる余地があります。
しゅみすけ(大山俊輔)
似た表現との違い
a long way off
a long way off は「時間的・空間的にまだ遠い」という距離を強調します。
Summer is still a long way off.
夏はまだずっと先です。
a long way to go は、ゴールまでに「進むべき過程が残っている」という感覚がより強い表現です。距離表現をまとめて確認したい場合は、far away・far from・farawayの違いも参考になります。
far from complete
far from complete は「完成にはほど遠い」と、未完成の程度を直接評価します。
The report is far from complete.
その報告書は完成にはほど遠いです。
a long way to go のほうが、これから進んでいくプロセスを感じさせます。
not there yet
not there yet は「まだ目標には届いていない」という短く口語的な表現です。
We’re getting better, but we’re not there yet.
良くなってはいますが、まだ目標には届いていません。
道のりの長さを強調するなら a long way to go、単に未達だと伝えるなら not there yet が便利です。
日本人が間違えやすいポイント
- way を「方法」だけで考えない:ここでは「距離・道のり」です。
- to go を「行く」とだけ訳さない:「残っている」「これから進むべき」という働きです。
- still の位置:We still have …、There is still … が基本です。
- before 節の未来:通常は before we reach … のように現在形を使います。
- 相手への言い方:You have a long way to go. は文脈によって厳しく響くため、進歩を認める言葉を添えます。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
この表現を思い出せなくても、次の基本的な英語で十分通じます。
- We’re not there yet.
まだ目標には届いていません。 - We need more time.
もう少し時間が必要です。 - We still have a lot to do.
まだやることがたくさんあります。 - It’s not finished yet.
まだ終わっていません。
まとめ
There is still a long way to go. は、「まだ先は長い」「完成までにはまだ多くの時間や努力が必要だ」という表現です。
- a long way は「長い距離・道のり」
- to go は「これから進むべき・残っている」
- We still have … なら、誰の道のりかを示せる
- before … を続けると、ゴールを具体的にできる
- 成果を認める一言と組み合わせると、前向きに響きやすい
まずは、自分の学習について I’ve improved, but I still have a long way to go. と声に出してみましょう。進歩と今後の課題を、自然な一文で表せます。
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