yours trulyの意味は?「敬具」と「この私」の使い方・Sincerelyとの違い

yours trulyの「敬具」と「この私」の使い方を解説するアイキャッチ画像

yours truly には、大きく分けて2つの使い方があります。

  • 手紙やメールの結びとしての「敬具」
  • 自分を指す、少しユーモラスな「この私」「私自身」

見た目は同じでも、置かれる位置や大文字・小文字によって役割が変わります。この記事では、Yours truly, の意味、使い方、語順、米英差、Sincerely・Yours sincerely・Yours faithfullyとの違いを例文で解説します。

yours trulyの2つの意味

yours trulyの2つの意味とYours sincerely・Yours faithfullyの違い

1.Yours truly,=手紙・メールの「敬具」

手紙やメールの最後で使う Yours truly, は、日本語の「敬具」「よろしくお願いいたします」に近い結びの表現です。

特にアメリカ英語のフォーマルな通信で見られます。

Thank you for your consideration.
Yours truly,
Keiko Tanaka

ご検討ありがとうございます。
敬具
田中恵子

日本語の「敬具」と完全に同じ仕組みではありませんが、文面を丁寧に締めて、その下に署名する役割はよく似ています。

2.yours truly=「この私」「私自身」

文中で小文字の yours truly を使うと、話し手自身を少し冗談めかして指すことがあります。

And who organized the whole event? Yours truly.
では、そのイベントを全部企画したのは誰でしょう? この私です。

The cake was made by yours truly.
そのケーキを作ったのは、この私です。

普通の me より芝居がかった、遊び心のある言い方です。自慢げに聞こえる場合もあれば、自分の失敗を面白く認める場合もあります。

Guess who forgot the tickets—yours truly.
チケットを忘れたのは誰だと思う? この私です。

しゅみすけ(大山俊輔)

文末の署名前なら丁寧な結び、文の中で人を指しているなら「この私」と考えると、2つの意味を見分けやすくなります。

なぜyours trulyが「敬具」になる?

yours は「あなたのもの」、truly は「心から・誠実に」という感覚を持ちます。

歴史的には「誠実にあなたに仕える者」「心からあなたのもの」といった丁寧な姿勢を示す結びとして定着しました。ただし、現代の手紙で一語ずつ直訳して理解する必要はありません。

Yours truly, 全体で、手紙を締める一つの定型表現として覚えるのが自然です。

Yours trulyの書き方と位置

署名の直前に置く

基本の配置は次のとおりです。

Yours truly,
Shunsuke Oyama

結びの表現を書き、その下に自分の名前を置きます。ビジネスレターでは、必要に応じて役職や会社名も続けます。

Yours truly,
Shunsuke Oyama
Founder and CEO

先頭は大文字、最後にカンマ

結びとして使う場合は、通常 Yours truly, と先頭を大文字にし、最後にカンマを付けます。

  • Yours truly,
  • Yours Truly,
  • × Your truly,

yours の最後の s を落として Your truly としないように注意しましょう。

Yours trulyとSincerelyの違い

アメリカ英語では、Sincerely,Yours truly, はどちらもフォーマルな結びに使えます。

Sincerely,

ビジネスメールや手紙で広く使われる、標準的で使いやすい結びです。

Sincerely,
Keiko Tanaka

Yours truly,

Sincerely と同様に丁寧ですが、やや伝統的・書面寄りに感じられることがあります。法律事務所や正式な手紙などでも見かけます。

現代の通常のビジネスメールで迷った場合は、Sincerely,Best regards, のほうが無難なことも多いです。

アメリカ英語とイギリス英語の違い

アメリカ英語

正式な手紙では Yours truly, が使われることがあります。

イギリス英語

伝統的な形式では、相手の名前が分かっているかどうかで結びを使い分けます。

  • Dear Ms. Brown, のように名前が分かる → Yours sincerely,
  • Dear Sir or Madam, のように名前が分からない → Yours faithfully,

実際のメールでは組織や個人の慣習もありますが、試験や正式な英国式レターではこの区別が基本です。

「この私」のyours trulyを自然に使う場面

自分の功績を少し面白く伝える

This beautiful presentation was designed by yours truly.
この美しいプレゼン資料を作ったのは、この私です。

Who found the perfect restaurant? Yours truly.
最高のレストランを見つけたのは誰でしょう? この私です。

自分の失敗をユーモラスに認める

Someone sent the email without the attachment—yours truly.
誰かが添付ファイルなしでメールを送ってしまいました。この私です。

And yours truly locked herself out of the hotel room.
そしてこの私は、ホテルの部屋から締め出されてしまいました。

紹介文やSNS投稿

Today’s guide is yours truly, Shunsuke.
今日の案内役は、私しゅみすけです。

この用法はカジュアルで演出的です。通常の自己紹介なら I’m Shunsuke.My name is Shunsuke. のほうが自然です。

日本人が間違えやすいポイント

「あなたの真実」という意味ではない

yours truly を単語どおりに「あなたの真実」と訳すことはできません。結びなら「敬具」、文中で人を指すなら「この私」と、まとまりで判断します。

会話の最後に別れの挨拶として使わない

Yours truly は基本的に書面の結びです。会話を終えるときの「ではまた」としては使いません。

親しい相手には堅すぎることがある

友人への短いメッセージなら、Best,Take care,See you, などのほうが場面に合います。

しゅみすけ(大山俊輔)

メールの結びで迷ったら、相手との距離や地域差まで完璧に考え込まず、一般的なビジネスメールなら Sincerely, や Best regards, を選べば十分です。

yours trulyが出てこないときの簡単な言い換え

手紙・メールの結び

  • Sincerely,(敬具/心を込めて)
  • Best regards,(よろしくお願いいたします)
  • Kind regards,(よろしくお願いいたします)
  • Best,(では/よろしく)

「この私」と言いたいとき

  • It was me.(それは私でした)
  • I did it.(私がやりました)
  • I made it myself.(私が自分で作りました)
  • I was the one who did it.(それをしたのは私です)

特に会話では、無理に yours truly を使わなくても、It was me. と言えば十分伝わります。

関連表現

まとめ

yours truly には、次の2つの使い方があります。

  • Yours truly,:手紙やメールを締める「敬具」
  • yours truly:自分をユーモラスに指す「この私」

結びでは Yours truly, と大文字で始め、カンマを付けて、その下に署名します。アメリカ式で見られる表現で、イギリス式の正式な手紙では Yours sincerely, と Yours faithfully, の使い分けが基本です。

まずは、書面では Yours truly,、会話で簡単に言い換えるなら It was me. と覚えておきましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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