
「ちなみに」を英語にするとき、最初に思い浮かぶのは By the way かもしれません。ただし、日本語の「ちなみに」は、話題を少し変えるときにも、同じ話題に情報を足すときにも使えます。英語では、その役割によって表現を選ぶのが自然です。
先に結論をまとめると、話題を少し変えるなら By the way、参考情報を伝えるなら For your information、関連する補足なら Incidentally が基本です。会話では、もっとシンプルに Also が最適なことも少なくありません。
Contents
- 1 「ちなみに」は英語でどう言う?まずは使い分け一覧
- 2 By the way:話題を少し変える「ちなみに」「ところで」
- 3 For your information:参考情報として伝える「ちなみに」
- 4 Incidentally:関連する補足を加える「ちなみに」
- 5 日常会話ではAlsoがいちばん自然なことも多い
- 6 As a side note:「余談ですが」に近い「ちなみに」
- 7 Just so you know:「一応言っておくと」「念のため」
- 8 「ちなみに」の英語を場面別に使い分けよう
- 9 よくある質問
- 10 まとめ:「ちなみに」は会話の流れで英語を選ぶ
- 11 知っている英語を、自然な会話で使える形にしませんか?
「ちなみに」は英語でどう言う?まずは使い分け一覧
| 英語表現 | 会話での役割 | 自然な日本語 | 雰囲気 |
|---|---|---|---|
| By the way | 少し別の話題を差し込む | ところで/そういえば/ちなみに | 日常会話で自然 |
| For your information | 相手に役立つ情報を知らせる | 参考までに/念のため | 仕事でも使う。言い方に注意 |
| Incidentally | 関連する補足を加える | ちなみに/付け加えると | ややフォーマル・書き言葉寄り |
| Also | 同じ話題にもう一つ情報を足す | ちなみに/それと | 短く自然 |
| As a side note | 本題ではない補足を添える | 余談ですが/ちなみに | 会話・文章の両方 |
| Just so you know | 相手が知っておくべきことを伝える | 一応言っておくと/念のため | カジュアル |

By the way:話題を少し変える「ちなみに」「ところで」
By the way は、今までの話から少し横道に入り、思い出した別件を差し込む表現です。日本語では「ところで」「そういえば」が近く、文脈によって「ちなみに」と訳されます。
By the way, are you free this Saturday?
ところで、今週の土曜日は空いてる?
By the way, I loved your presentation.
そういえば、あなたのプレゼン、とても良かったよ。
直前の話と密接につながっている必要はありません。「聞こうと思っていたことを今思い出した」という感覚です。詳しい使い方やBTW・anywayとの違いは「By the wayの意味は?BTW・anyway・speaking ofとの違い」で解説しています。
For your information:参考情報として伝える「ちなみに」
For your information は「あなたの参考情報として」という意味です。仕事の連絡や、相手が判断するうえで役立つ情報を加えるときに使えます。略して FYI と書くこともあります。
For your information, the meeting room has changed.
ちなみに、会議室が変更になっています。
FYI, the deadline is next Friday.
参考までに、締め切りは来週の金曜日です。
For your informationは言い方によって少しきつく聞こえる
For your information は、訂正や反論の場面で強く発音すると「言っておきますけど」「ちなみに申し上げると」という刺さる言い方にもなります。
For your information, I already sent the report.
言っておきますけど、その報告書はもう送りました。
柔らかく伝えたい場合は、Just so you know や I just wanted to let you know のほうが安全なこともあります。
Incidentally:関連する補足を加える「ちなみに」
Incidentally は、直前の内容に関連する補足や、ついでに触れておきたい事実を加える表現です。日本語の「ちなみに」「付け加えると」に比較的近い一方、日常会話ではやや硬く、説明・発表・文章で見かけることが多い表現です。
Incidentally, this building was designed by a famous architect.
ちなみに、この建物は有名な建築家が設計しました。
Incidentally, she speaks three languages.
ちなみに、彼女は3か国語を話します。
友達との軽い会話なら、同じ内容でも Also や By the way のほうが自然になる場合があります。
日常会話ではAlsoがいちばん自然なことも多い
日本語の「ちなみに」は便利なので、つい特別な英語表現へ置き換えたくなります。しかし、同じ話題に情報を一つ足すだけなら、Also で十分です。
The café is quiet. Also, the coffee is really good.
そのカフェは静かです。ちなみに、コーヒーもすごくおいしいです。
She works in marketing. She also teaches yoga on weekends.
彼女はマーケティングの仕事をしています。ちなみに、週末はヨガも教えています。
By the way を使うと少し話題転換の感じが出ます。情報がそのまま続いているなら、Also のほうが流れを切りません。
As a side note:「余談ですが」に近い「ちなみに」
As a side note は、本題から少し外れる補足を明示するときの表現です。「余談ですが」「補足ですが」に近く、会話・メール・説明文で使えます。
As a side note, the museum is free on Sundays.
ちなみに、その美術館は日曜日は無料です。
Just so you know:「一応言っておくと」「念のため」
Just so you know は、相手があとで困らないように情報を伝えるカジュアルな表現です。「ちなみに」よりも「一応言っておくね」「念のため伝えておくね」に近いニュアンスです。
Just so you know, I’ll be about ten minutes late.
一応言っておくと、10分くらい遅れます。
「ちなみに」の英語を場面別に使い分けよう
友達との会話で別の話を思い出した
By the way, how was your trip?
そういえば、旅行どうだった?
職場で参考情報を共有する
FYI, the client will arrive at two.
参考までに、クライアントは2時に到着します。
説明の途中で関連事実を加える
Incidentally, the word comes from Latin.
ちなみに、その単語はラテン語に由来します。
同じ話題の情報をもう一つ足す
It’s close to the station. Also, it’s open late.
駅から近いです。ちなみに、遅くまで営業しています。
よくある質問
By the wayとIncidentallyの違いは?
By the way は会話で少し別の話題を差し込む表現、Incidentally は関連する補足情報を加える、ややフォーマルな表現です。友達との会話ではBy the way、説明文や発表ではIncidentallyが自然になりやすいでしょう。
For your informationとFYIは同じ意味?
基本的な意味は同じです。FYI はメール・チャット・メモでよく使われる略語です。口頭では省略せずFor your informationと言うか、柔らかいJust so you knowを使うほうが一般的です。
ビジネスメールの「ちなみに」はどう書く?
共有情報なら For your information、同じテーマへの追加なら Also、補足事項なら As a side note が候補です。重要な依頼や確認は「ちなみに」で軽く扱わず、I would also like to confirm … のように明確に書くほうが安全です。
まとめ:「ちなみに」は会話の流れで英語を選ぶ
- By the way:話題を少し変える「ところで/そういえば」
- For your information / FYI:参考情報を伝える「参考までに」
- Incidentally:関連する補足を加える、ややフォーマルな「ちなみに」
- Also:同じ話題に情報を足す、会話で自然な「ちなみに」
- As a side note:本題ではない補足「余談ですが」
- Just so you know:相手が知っておくべき情報「念のため」
日本語訳を一対一で覚えるより、「話題を変える」「参考情報を渡す」「同じ話に足す」という役割ごとに、文頭のかたまりで覚えると会話で使いやすくなります。こうした表現は「英語のチャンクとは?会話が続く頻出チャンク・文頭表現一覧」にもまとめています。
知っている英語を、自然な会話で使える形にしませんか?
「ちなみに」のような短い表現も、場面と会話の流れまでセットで練習すると、自分の言葉として出てきやすくなります。オンライン教材「beyondZ English」で、知っている単語を実際の会話へつなげていきましょう。










