
「そもそも、どうして英語を勉強しようと思ったの?」「そもそも、その計画は必要なの?」のように、会話を出発点まで戻すときに便利な「そもそも」。英語では、いつでも同じ一語に置き換えられるわけではありません。
結論から言うと、話を最初から整理するなら To begin with、理由や前提を問い直すなら in the first place が代表的です。軽く事実を訂正する場面では Actually が自然なこともあります。
Contents
「そもそも」は英語でどう言う?使い分け早見表
| 英語表現 | 主なニュアンス | 日本語のイメージ |
|---|---|---|
| To begin with | 話を出発点から整理する | そもそも/まず第一に |
| In the first place | 理由・前提を問い直す | そもそもなぜ/第一 |
| Actually | 誤解を訂正し、本当の事情を伝える | そもそもというより「実は」 |
| Why … in the first place? | 根本の理由を尋ねる | そもそも、なぜ~? |

To begin with:話を最初から整理する「そもそも」
To begin with は、話の出発点や最初の事情に戻る表現です。「まず第一に」「そもそも最初から」という感覚で、説明や意見を組み立てるときによく使います。
To begin with, I wasn’t interested in studying abroad.
そもそも、私は留学に興味がありませんでした。
To begin with, we need to understand what the customer wants.
そもそも、私たちは顧客が何を求めているのか理解する必要があります。
Why did you choose this job to begin with?
そもそも、どうしてこの仕事を選んだのですか?
文頭の To begin with, は説明の順序を整える働きがあります。一方、疑問文の最後に置くと「最初のきっかけは何だったの?」というニュアンスになります。
In the first place:理由や前提を問い直す「そもそも」
In the first place は、現在の話題より前にある理由や前提へ戻る表現です。特に「そもそも、なぜそんなことをしたの?」「第一、それは必要なの?」と根本を問い直す場面に向いています。
Why did you agree to it in the first place?
そもそも、どうしてそれに同意したのですか?
I shouldn’t have accepted the offer in the first place.
そもそも、その申し出を受けるべきではありませんでした。
We don’t have enough time in the first place.
そもそも、私たちには十分な時間がありません。
言い方によっては相手を責める響きが出ます。仕事の場では、Could we revisit why we started this project in the first place?(そもそも、なぜこのプロジェクトを始めたのか見直せますか?)のように柔らかくすると安心です。
Actually:「そもそも」ではなく「実は」が自然な場合
日本語では「そもそも私は参加する予定じゃなかった」のように言えても、英語では話の前提を訂正する Actually のほうが自然な場合があります。
Actually, I wasn’t planning to join the meeting.
そもそも私は、その会議に参加する予定ではありませんでした。
Actually, this wasn’t my idea.
そもそも、これは私のアイデアではありません。
ここで in the first place を使うと「初めからそうすべきでなかった」という批判的な響きが強まりやすくなります。単に誤解を直したいだけなら Actually が自然です。
「そもそもなぜ?」を英語で尋ねる定番チャンク
会話で特に使いやすいのは、疑問詞と in the first place を組み合わせる形です。
- Why did you start in the first place?
そもそも、なぜ始めたの? - How did you meet her in the first place?
そもそも、どうやって彼女と知り合ったの? - What made you interested in English in the first place?
そもそも、何がきっかけで英語に興味を持ったの? - Where did you hear about it in the first place?
そもそも、どこでそれを知ったの?
in the first place は文末に置くと、日本語の「そもそも」に近い自然な余韻を作れます。
仕事で使える「そもそも」の英語例文
To begin with, let’s clarify the purpose of this meeting.
そもそも、この会議の目的を明確にしましょう。
Why was this deadline set in the first place?
そもそも、なぜこの期限が設定されたのでしょうか?
Could we go back to the original goal?
そもそもの目標に戻ってもよいでしょうか?
Before we continue, can we confirm the basic assumption?
続ける前に、そもそもの前提を確認できますか?
ビジネスでは「そもそも」を直訳しようとせず、go back to the original goal(本来の目標に戻る)や confirm the basic assumption(基本の前提を確認する)のように、何へ戻りたいのか具体的に言うと伝わりやすくなります。
よくある間違いと注意点
Originallyだけで「そもそも」を表そうとする
Originally は「もともとは」「当初は」という事実の変化を伝える副詞です。
Originally, the event was scheduled for Friday.
当初、そのイベントは金曜日の予定でした。
前提や理由を問い直す「そもそも」には、通常 in the first place のほうが適しています。
In the first placeを強く言いすぎる
Why did you do that in the first place? は自然ですが、声の調子によっては「そもそも、なんでそんなことしたの?」と責める印象になります。穏やかに尋ねたいときは What made you decide to do that?(何がきっかけでそう決めたの?)も便利です。
「そもそも」の英語に関するFAQ
「そもそも」を一語で言える英単語はありますか?
完全に一致する一語はありません。話の出発点なら To begin with、理由や前提を問い直すなら in the first place、事実の訂正なら Actually と文脈で選びます。
To begin withとFirst of allの違いは?
どちらも「まず第一に」と言えますが、To begin with は話の出発点や最初の事情へ戻る感覚が強く、First of all は複数ある要点の一番目を示すときによく使います。
「そもそも論」は英語で何と言いますか?
決まった一語より、the fundamental question(根本的な問い)や go back to the basic premise(基本の前提に戻る)など、言いたい内容を具体化するのが自然です。
まとめ:「そもそも」は会話の目的で使い分けよう
- 話を最初から整理する:To begin with
- 理由や前提を問い直す:in the first place
- 誤解や事実を訂正する:Actually
- 「そもそもなぜ?」:Why … in the first place?
日本語の「そもそも」をそのまま訳すより、「最初の事情を説明したいのか」「根本の理由を聞きたいのか」を先に決めると、自然な英語が選べます。
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