suchは、「そのような」「そんなに」と訳されることが多い英単語です。ただ、such asでは「〜など」、such aでは「そんなに〜な」、さらにsoとも似て見えるため、意味だけ暗記すると混乱しやすくなります。
ポイントは、suchが人・物・出来事などの「種類」や「特徴」を、名詞ごと指し示す言葉だと捉えることです。
先に結論
- such+名詞:「そのような〜」
- such as+具体例:「〜など」「〜のような」
- such a+形容詞+単数名詞:「そんなに〜な…」
- so+形容詞・副詞:「そんなに〜」「とても〜」
Contents
suchの意味とコアイメージ
suchの発音は/sʌtʃ/(サッチ)。「今話しているような種類の」「それほどの特徴を持つ」という感覚で、後ろの名詞に焦点を当てます。
I’ve never seen such a beautiful view.
こんなに美しい景色は見たことがありません。
Why did you say such a thing?
どうしてそんなことを言ったの?
We don’t allow such behavior.
そのような行為は認めません。
日本語訳は文脈によって「そのような」「そんな」「こんなに」と変わりますが、suchはいつも名詞を含むひとかたまりを作っています。
such・such as・such a・soの違いを図解

| 形 | 意味 | 後ろに来るもの |
|---|---|---|
| such+名詞 | そのような〜 | 複数名詞・不可算名詞など |
| such as | 〜など | 具体例 |
| such a/an | そんなに〜な… | 形容詞+単数名詞 |
| so | そんなに、とても | 形容詞・副詞 |
such asの意味は「〜など」「〜のような」
such asは、先に出した大きなグループから具体例を挙げる表現です。「たとえば何?」に答える働きだと考えると分かりやすくなります。
I like outdoor sports such as tennis and golf.
私はテニスやゴルフなどの屋外スポーツが好きです。
We sell Japanese food such as sushi and tempura.
寿司や天ぷらなどの日本食を販売しています。
この場合、sportsやJapanese foodが大きなグループで、tennis and golf、sushi and tempuraが具体例です。
such asの後ろには何を置く?
such asの後ろには、名詞・代名詞・動名詞など、具体例として扱えるものを置けます。
- countries such as Japan and France
- people such as her
- activities such as swimming and hiking
初心者はまず、大きなグループ+such as+具体例の順で使えば十分です。
such asとfor exampleの違い
どちらも例を挙げますが、such asは名詞のすぐ後ろにつながり、for exampleは文全体へ例を足すことができます。
I enjoy winter sports, such as skiing.
私はスキーなどのウインタースポーツを楽しみます。
I enjoy winter sports. For example, I go skiing every year.
私はウインタースポーツが好きです。たとえば、毎年スキーへ行きます。
such asは「グループの中身を見せる」、for exampleは「説明として一例を加える」と考えましょう。
such asとlikeの違い
会話ではlikeも「〜のような」「〜など」の意味でよく使われます。
I like cities like Kyoto.
私は京都のような街が好きです。
likeは「似たもの」を示す場合も、「一例」を示す場合もあります。such asは具体例を挙げる働きがより明確で、文章や説明でも使いやすい表現です。likeの複数の使い方は、be:RIZEのlikeの意味とコアイメージで詳しく確認できます。
such aの意味と語順
such a+形容詞+単数の可算名詞で、「そんなに〜な…」「とても〜な…」を表します。
It’s such a nice day.
本当にいい日ですね。
She is such a kind person.
彼女は本当に親切な人です。
That was such a good idea.
それはとても良いアイデアでした。
ここで間違えやすいのが冠詞の位置です。基本形はsuch a nice dayであり、a such nice dayではありません。
suchが「どんな種類・程度の名詞なのか」を先に示し、その内側にa+形容詞+名詞が入るイメージです。a/anの感覚を深めたい方は、be:RIZEの英語のa・anの使い方|名詞に「ひとつの輪郭」を与える感覚も参考になります。
複数名詞・不可算名詞にはaを入れない
a/anが必要なのは、単数の可算名詞です。複数名詞や不可算名詞なら、suchの後ろへそのまま続けます。
- such kind people(そんなに親切な人たち)
- such beautiful flowers(そんなに美しい花々)
- such good advice(そんなに良い助言)
- such bad weather(そんなに悪い天気)
形だけをまとめると、such a/an+形容詞+単数名詞、such+形容詞+複数名詞・不可算名詞です。
suchとsoの違い|名詞まで含むかどうか
suchとsoは、どちらも「とても」「そんなに」と程度を強められます。違いは、直後に何を置くかです。
- such+名詞のかたまり
- so+形容詞・副詞
It was such a beautiful day.
とても美しい日でした。
The day was so beautiful.
その日はとても美しかったです。
伝えたい内容は近いですが、suchの文はa beautiful dayという名詞のまとまりを強調し、soの文はbeautifulという性質を強調しています。
He is such a careful driver.
彼は本当に慎重なドライバーです。
He drives so carefully.
彼はとても慎重に運転します。
上はdriverという名詞、下はcarefullyという副詞が中心です。「suchは名詞」「soは形容詞・副詞」と見れば、訳に頼らず選べます。
so many・so muchは例外
数や量を表すmany・much・few・littleの前では、名詞が後ろにあってもsoを使うのが基本です。
- so many people
- so much time
- so few choices
- so little information
such many peopleとは言わないため、この4つは「soとセット」で覚えておきましょう。
such … that構文|とても〜なので…
such+名詞のかたまり+that節で、「とても〜なので…」「…するほど〜」という結果を表します。
It was such a good movie that I watched it twice.
とても良い映画だったので、2回観ました。
She spoke with such confidence that everyone listened.
彼女はとても自信を持って話したので、全員が耳を傾けました。
soにもso+形容詞・副詞+thatがあります。
The movie was so good that I watched it twice.
その映画はとても良かったので、2回観ました。
ここでも、suchの後ろは名詞のかたまり、soの後ろは形容詞という違いは変わりません。
会話でよく使うsuchの表現
Such a shame!
「それは残念!」「もったいない!」という定番表現です。
A: The concert was canceled.
B: Oh, such a shame!A:コンサートが中止になったよ。
B:ああ、それは残念!
No such thing.
「そんなものはない」「そんなことはありえない」という表現です。
There’s no such thing as a perfect plan.
完璧な計画などありません。
as such
as suchはsuch asとは語順も意味も異なり、「それ自体として」「厳密にはそうではないが、そのようなものとして」という表現です。
It’s not a school as such, but you can learn a lot there.
厳密には学校ではありませんが、そこで多くを学べます。
such as=具体例、as such=それ自体として。この二つはセットで区別しておきましょう。
suchの使い分け早見チェック
- 「そのような人・物」と名詞を示す → such+名詞
- グループから例を挙げる → such as+具体例
- 単数名詞を「とても〜な」と強める → such a/an+形容詞+名詞
- 形容詞・副詞だけを強める → so+形容詞・副詞
- 結果まで続ける → such … that / so … that
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まとめ
- suchの基本は「そのような」「それほどの」で、名詞の種類・特徴を示す
- such asは「〜など」と具体例を挙げる
- such aはsuch a+形容詞+単数名詞の順
- suchは名詞のかたまり、soは形容詞・副詞を強める
- 複数名詞・不可算名詞ではaを入れない
- such … thatは「とても〜なので…」と結果を表す
such a nice day / sports such as tennis / so niceの3つを並べて声に出すと、such・such as・soの置き場所が見えやすくなります。日本語訳ではなく、後ろに名詞を置くのか、形容詞・副詞を置くのかで選んでみましょう。










