
A called Bは、「Bと呼ばれるA」「Bという名前のA」という意味です。
I met a woman called Emma.
Emmaという女性に会いました。
このcalledは単なる過去形ではなく、Aを後ろから説明する過去分詞です。一方、I called Emma.なら「Emmaに電話した」になります。語順が少し変わるだけで意味が大きく変わるため、日本語話者が迷いやすいポイントです。
この記事では、A called Bの仕組み、よく使う名詞、namedとの違い、call A Bや電話のcallとの見分け方を、自然な例文で解説します。
Contents
A called Bの基本的な意味
A called Bは、次の形で使います。
人・物・場所+called+名前
=「その名前で呼ばれている人・物・場所」
She has a dog called Max.
彼女はMaxという名前の犬を飼っています。
We stayed in a town called Rye.
私たちはRyeという町に滞在しました。
I’m reading a book called “The Midnight Library.”
私は『The Midnight Library』という本を読んでいます。
called Bが直前の名詞Aを説明しています。日本語では「BというA」の順になりますが、英語ではまずAを出し、その後ろにcalled Bを足します。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜcalledが「〜という名前の」になるのか
callには「電話する」のほかに、人や物をある名前で呼ぶという意味があります。
Everyone calls him Ken.
みんな彼をKenと呼びます。
これを受け身にすると、次のようになります。
He is called Ken.
彼はKenと呼ばれています。
さらに、名詞のすぐ後ろで短く説明すると、be動詞と関係代名詞を省いた形になります。
a man who is called Ken
↓
a man called Ken
Kenという男性
つまりA called Bのcalledは、「Bと呼ばれている」という受け身の意味を持つ過去分詞です。
A called Bの語順
基本の並びは次の通りです。
A(種類)+called+B(名前)
- a girl called Mia:Miaという女の子
- a café called Bloom:Bloomというカフェ
- an app called NoteBox:NoteBoxというアプリ
- a song called “Home”:『Home』という曲
Bには人名だけでなく、店名、地名、作品名、商品名、サービス名なども置けます。
There’s a small restaurant called Olive near the station.
駅の近くにOliveという小さなレストランがあります。
Have you seen a movie called “Past Lives”?
『Past Lives』という映画を見たことがありますか。

A called B・call A B・call Aの違い
A called B:Bという名前のA
called Bが前の名詞Aを説明します。
I know a photographer called Leo.
Leoという写真家を知っています。
call A B:AをBと呼ぶ
誰かがAにBという名前や呼び方を与える形です。
His real name is Kenneth, but we call him Ken.
彼の本名はKennethですが、私たちはKenと呼んでいます。
People call this area Little Italy.
人々はこの地域をLittle Italyと呼びます。
代名詞を使う場合は、call him Kenのように目的格にします。call he Kenとは言いません。
call A:Aに電話する
callの後ろに人だけが続けば、通常は「その人に電話する」という意味です。
I called Ken last night.
昨夜Kenに電話しました。
「Kenと呼んだ」と言うには、I called him Ken.のように「誰を+何と」の両方が必要です。
calledは過去形?過去分詞?
calledはcallの過去形と過去分詞が同じ形です。文の中の位置と働きで見分けます。
過去形:主語の直後で動作を表す
Lisa called me this morning.
Lisaは今朝、私に電話しました。
Lisaが行った過去の動作なので、calledは過去形です。
過去分詞:名詞の後ろで説明する
I spoke to a woman called Lisa.
Lisaという女性と話しました。
called Lisaがwomanを説明しているため、calledは過去分詞です。
受け身:be called
This flower is called a sunflower.
この花はsunflowerと呼ばれます。
be動詞と一緒に「〜と呼ばれる」という受け身を作っています。
calledとnamedの違い
a dog called Maxとa dog named Maxは、どちらも「Maxという名前の犬」で、通常は同じ内容を表せます。
We met a guide called Anna.
Annaというガイドに会いました。
We met a guide named Anna.
Annaという名前のガイドに会いました。
namedは「名前を付けられた」という意味が直接的で、名前の説明だとすぐ分かります。calledは「そう呼ばれている」という感覚があり、正式名だけでなく通称やニックネームにも自然です。
He has a friend called Tiny, though he’s very tall.
彼にはTinyと呼ばれる友人がいますが、その人はとても背が高いです。
ただし、実際にはcalledとnamedが交換できる場面が多いため、細かく区別しすぎる必要はありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
「B called A」と逆にしない
「Maxという犬」はa dog called Maxです。日本語の語順につられてMax called a dogとすると、「Maxが犬に電話した/犬を呼んだ」のような別の文に見えます。
calledの前にbe動詞を入れすぎない
名詞を後ろから説明するときは、通常a man called Tomで十分です。
- 正:I met a man called Tom.
- 正:I met a man who is called Tom.
- 不自然:I met a man is called Tom.
whoを省くならisも一緒に省きます。
「〜という」をすべてcalledで訳さない
情報や考えを説明する「〜という」にはthat節を使います。
I heard that the store is closing.
その店が閉店するという話を聞きました。
calledを使うのは、基本的に人・物・場所などの名前や呼び方を紹介するときです。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
A called Bを思い出せないときは、2つの文に分ければ簡単に伝わります。
- I have a dog called Max.
→ I have a dog. His name is Max. - We visited a town called Rye.
→ We visited a town. It is called Rye. - I read a book called “Wonder.”
→ I read a book. Its title is “Wonder.”
会話では短い文に分けても、意味はきちんと伝わります。
会話で使える例文
A: Who’s Max?
A:Maxって誰?
B: He’s a dog that lives next door.
B:隣に住んでいる犬だよ。
A: Oh, I know a dog called Max too.
A:あ、私もMaxという犬を知ってるよ。
Do you know a good café called Morning Tide?
Morning Tideというおいしいカフェを知っていますか。
She works for a company called Green Path.
彼女はGreen Pathという会社で働いています。
There’s a Japanese concept called omotenashi.
日本にはomotenashiと呼ばれる考え方があります。
まとめ
A called Bは、「Bと呼ばれるA」「Bという名前のA」という意味です。
- a woman called Emma:Emmaという女性
- call A B:AをBと呼ぶ
- call A:Aに電話する
- A named B:Bという名前のA
called Bは、who/that is called Bを短くした過去分詞の説明です。「先にAを言い、後ろから名前Bを足す」という英語の語順を意識しましょう。
電話でcallを使う表現も確認したい方は、call backの意味と語順も参考になります。ほかの表現は英熟語・定型表現のまとめから学べます。









