
be contingent on は、「〜を条件とする」「〜次第である」という意味です。仕事の承認、契約、予定、支払いなどについて、ある条件が満たされて初めて実現することを表します。
単なる「〜による」よりも条件性が強く、日常会話よりビジネス、契約、ニュースなどでよく使われるフォーマルな表現です。この記事では、意味が生まれる考え方、語順、自然な例文、depend on や be subject to との違いまで解説します。
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be contingent onの意味
A is contingent on B. は、基本的に「AはBを条件としている」「Aが実現するかどうかはB次第である」という意味です。
- The trip is contingent on the weather.
旅行を実施するかどうかは天候次第です。 - The offer is contingent on a background check.
その採用オファーは身元調査を条件としています。 - Payment is contingent on completion of the work.
支払いは仕事の完了を条件とします。
ポイントは、BがAに影響するだけでなく、BがクリアされなければAが成立しないという関係です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「〜を条件とする」になる?
contingentは「別のことに左右される」
形容詞 contingent には、「別の出来事や条件に左右される」「条件付きの」という意味があります。結果が最初から確定しておらず、何かが起きるか、条件が満たされるかによって決まる感覚です。
onは「支え・よりどころ」を示す
on は、物が面の上に乗るイメージから、「〜を土台・よりどころにして」という関係も表します。そこで contingent on B は、「Bを成立の土台にしている」から「B次第」「Bを条件とする」と理解できます。
語順とよく使われる形
A be contingent on 名詞
onは前置詞なので、後ろには名詞や名詞句を置きます。
- Approval is contingent on funding.
承認は資金の確保次第です。 - The discount is contingent on availability.
その割引は在庫状況を条件とします。 - Our plans are contingent on the final decision.
私たちの計画は最終決定次第です。
A be contingent on doing
動作を置くときは、動詞の原形ではなく動名詞にします。
- The refund is contingent on returning the item within 14 days.
返金は14日以内に商品を返品することが条件です。 - The deal is contingent on getting approval from both boards.
その取引は両社の取締役会から承認を得ることを条件としています。
be contingent uponも同じ意味
be contingent upon も意味は同じです。uponのほうがやや硬く、契約文書や改まった文章で見かけます。通常のビジネス英語なら on で十分です。
場面別の自然な例文
仕事・契約
- The launch date is contingent on regulatory approval.
発売日は規制当局の承認次第です。 - Your bonus is contingent on meeting the sales target.
ボーナスは売上目標の達成を条件としています。 - Our agreement is contingent on the client signing by Friday.
私たちの合意は、顧客が金曜日までに署名することが条件です。
旅行・予定
- The outdoor event is contingent on good weather.
屋外イベントの開催は天候がよいことが条件です。 - Our weekend trip is contingent on finding a pet sitter.
週末旅行に行けるかは、ペットシッターが見つかるかどうか次第です。
家庭・暮らし
- Buying a new car is contingent on selling the old one.
新しい車を買うのは、古い車を売れることが条件です。 - The kids can stay up late, contingent on finishing their homework.
子どもたちは、宿題を終えることを条件に夜更かししてもかまいません。
最後のようにコンマの後ろへ置く用法もありますが、学習者はまず A is contingent on B の形から使うと安全です。
be contingent on・depend on・be subject toの違い

be contingent on:成立条件を示す
The purchase is contingent on the inspection.
購入は検査を条件としています。
検査の結果によって購入が成立するかどうかが決まります。条件付きの契約や決定に向く表現です。
depend on:広く「〜次第」「〜に依存する」
The price depends on the size.
価格はサイズによります。
depend on は日常会話でも広く使えます。何かが別の要素によって変わる、または人や物を頼りにするという意味です。必ずしも「条件を満たさなければ成立しない」という硬い関係ではありません。
be subject to:規則・変更・影響を受ける
The schedule is subject to change.
予定は変更される場合があります。
be subject to は、規則、審査、変更、罰則などの対象になることを表します。「条件が成立を決める」contingent onとは焦点が異なります。
| 表現 | 中心の感覚 | 自然な場面 |
|---|---|---|
| be contingent on | 条件を満たして初めて成立 | 契約・承認・計画 |
| depend on | 広く〜次第・〜に依存 | 日常会話から仕事まで |
| be subject to | 規則・変更などの対象 | 注意書き・規則・契約 |
日本人が間違えやすいポイント
contingent toとは言わない
この意味では前置詞は on または upon です。
× The offer is contingent to approval.
○ The offer is contingent on approval.
その申し出は承認を条件とします。
onの後ろに動詞の原形を置かない
× contingent on pass the test
○ contingent on passing the test
試験に合格することを条件として
カジュアルな会話では硬く聞こえることがある
友人との予定についても文法的には使えますが、少し事務的です。普段の会話なら It depends on… や We can go if… のほうが自然なことが多いです。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
be contingent onがすぐに出てこなくても、次の形で十分伝わります。
- It depends on B.
B次第です。 - It will happen only if B happens.
Bが起きた場合にだけ実現します。 - We can do A if B is approved.
Bが承認されればAができます。
たとえば The event is contingent on good weather. は、We’ll hold the event only if the weather is good.(天気がよい場合にだけイベントを開催します)と言い換えられます。
関連表現
- conditional on:〜を条件として。contingent onに近く、条件をより直接的に示します。
- hinge on:〜にかかっている。結果を左右する重要な一点を強調します。
- provided that:〜という条件で。後ろに主語+動詞を続けます。
- subject to approval:承認を条件として/承認の対象となって。定型的な注意書きでよく使います。
英熟語を表現ごとに体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。
まとめ
be contingent on は、「〜を条件とする」「〜次第である」を表すフォーマルな表現です。単に何かに左右されるのではなく、条件が満たされて初めて計画・契約・支払いなどが成立するというニュアンスがあります。
基本の語順は A is contingent on B。onの後ろに動作を置くなら動名詞にします。日常的な「〜次第」なら depend on、規則や変更の対象なら be subject toと使い分けましょう。









