be cut out for は、「〜に向いている」「〜の適性がある」という意味です。ただし、単に技術があるというより、性格・資質・持ち味がその仕事や役割に自然に合っている、というニュアンスがあります。
たとえば She’s cut out for teaching. は、「彼女は教える技術を学んだ」という話ではなく、「人に分かりやすく伝える力や辛抱強さがあり、教師という役割に向いている」という評価です。
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be cut out forの意味
be cut out for + 名詞 で、「〜に向いている」「〜にふさわしい資質がある」を表します。
- She’s cut out for teaching.
彼女は教師に向いています。 - You’re cut out for this job.
あなたはこの仕事に向いています。 - I’m not cut out for office work.
私はデスクワークには向いていません。
会話では否定形の not be cut out for も非常によく使われます。「能力がまったくない」と断定するより、「自分の性格や持ち味には合わない」と伝える表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「切り抜かれる」が「向いている」になるの?
cut out の文字どおりの意味は「形に合わせて切り抜く」です。服の布地や型紙を、決まった形に合うように切り出す場面を思い浮かべてみましょう。
be cut out for では、人がある役割のために「その形に切り出されたように、ぴったりできている」という比喩から、「生まれつき適性がある」「資質が合っている」という意味になります。
ここでの for は、その資質がどの仕事・役割・活動に向いているのかという対象を示します。forの感覚は、be:RIZEのforのコアイメージ解説でも詳しく確認できます。
よく使う形と語順
be cut out for + 名詞
仕事、役割、活動などの名詞を続けます。
- He’s cut out for management.
彼は管理職に向いています。 - Are you sure you’re cut out for this lifestyle?
本当にこの生活に向いていると思いますか? - She isn’t cut out for a nine-to-five job.
彼女は決まった時間に働く仕事には向いていません。
be cut out to be + 職業・役割
「〜になるようにできている」「〜になる資質がある」と、人そのものを表す名詞につなぐ形です。
- You’re cut out to be a leader.
あなたはリーダーになる素質があります。 - I don’t think I’m cut out to be a doctor.
私は医師には向いていないと思います。
be cut out to doは使える?
be cut out to do も見かけますが、日常会話では be cut out for + 名詞/動名詞 や be cut out to be + 役割 が分かりやすく自然です。
- She’s cut out for working with children.
彼女は子どもと関わる仕事に向いています。 - She’s cut out to be a teacher.
彼女は教師になる資質があります。
日常会話・仕事で使える例文
仕事・キャリア
- You stay calm under pressure. You’re cut out for emergency work.
プレッシャーがかかっても落ち着いていますね。緊急対応の仕事に向いています。 - I tried sales, but I realized I wasn’t cut out for it.
営業をやってみましたが、自分には向いていないと気づきました。 - Do you think I’m cut out for freelancing?
私ってフリーランスに向いていると思いますか?
恋愛・人間関係
- I’m not cut out for long-distance relationships.
私は遠距離恋愛には向いていません。 - He’s patient and caring. He’s cut out to be a great dad.
彼は辛抱強くて思いやりがあります。きっとよい父親になります。
暮らし・趣味
- I love nature, but I’m not cut out for camping in winter.
自然は好きですが、冬のキャンプには向いていません。 - She has an eye for detail, so she’s cut out for design.
彼女は細部を見る目があるので、デザインに向いています。
否定形はきつい?使うときの注意
You’re not cut out for this. は、相手に直接言うと「あなたには適性がない」と聞こえ、かなり厳しい場合があります。励ましたい場面なら、断定を避けましょう。
- Maybe this role isn’t the best fit for you.
この役割は、あなたにはあまり合っていないのかもしれません。 - You might be better suited to a different role.
別の役割のほうが向いているかもしれません。
一方、自分について I’m not cut out for … と言う場合は、「やってみたけれど、自分の性格には合わない」という率直な自己評価として自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
be good at・be suited forとの違い
| 表現 | 中心となる意味 | 例 |
|---|---|---|
| be cut out for | 性格・資質が役割に合う | She’s cut out for teaching. |
| be good at | 技能として上手にできる | She’s good at teaching. |
| be suited for / to | 性質・条件が合っている | She’s well suited to the role. |
| be made for | 〜のために作られたようにぴったり | He was made for this job. |
be good at は、練習で身につけた技術にも使えます。仕事が上手でも、その働き方が性格に合っているとは限りません。be cut out for は、より深い適性や人柄との相性に焦点があります。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
be cut out forが出てこなければ、次の簡単な表現で十分伝わります。
- This job is right for me.
この仕事は私に合っています。 - I’m good at this kind of work.
私はこの種の仕事が得意です。 - This job fits my personality.
この仕事は私の性格に合っています。 - I don’t think this is for me.
これは私には向いていないと思います。
短い会話で使ってみよう
A: You were great with the new staff today.
今日は新人への対応がとても上手でしたね。
B: Thanks. I really enjoy helping people learn.
ありがとう。人が学ぶのを手伝うのが本当に好きなんです。
A: You’re definitely cut out for training people.
あなたは間違いなく人を育てる仕事に向いていますよ。
まとめ:役割の「型」にぴったり合う
be cut out for は、「〜に向いている」「〜の資質がある」という表現です。形に合わせて切り抜いたものがぴったり収まるイメージから、その人の性格や持ち味が仕事・役割・活動に自然に合うことを表します。
- be cut out for + 名詞/動名詞
- be cut out to be + 職業・役割
- 否定形 not be cut out for もよく使う
- be good atは技能、be cut out forは資質・適性が中心
ほかの英熟語も、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。
cutを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、cutを使った句動詞一覧をご覧ください。









