
「この割引、自分も対象になる?」「応募条件は満たしている?」——そんなときに使えるのが be eligible for です。
日本語では「〜の資格がある」「〜の対象である」と訳されますが、ポイントは決められた条件を満たしていること。必ず選ばれる、必ず受け取れる、という意味ではありません。
この記事では、be eligible forの意味と使い方、eligible to doの語順、be entitled toやqualify forとの違いまで、会話で使える例文とともに解説します。
Contents
be eligible forの意味は「〜の資格・条件を満たしている」
be eligible for + 名詞 は、「〜を受ける資格がある」「〜の対象である」という意味です。
ここでいう資格は、免許や資格証だけではありません。年齢、居住地、購入金額、勤務年数など、制度やルールが定めた条件を満たしている状態を表します。
- be eligible for a discount:割引の対象である
- be eligible for a refund:返金を受ける条件を満たしている
- be eligible for benefits:給付・福利厚生を受ける資格がある
- be eligible for a scholarship:奨学金に応募・受給する資格がある
- be eligible for promotion:昇進の対象となる資格がある
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「資格がある」という意味になる?
eligibleは、人や物が選ばれるための条件に合っていることを表す形容詞です。そこにforを続けると、「何について条件を満たしているのか」という対象を示せます。
eligible(条件に合う)+ for(〜について)
この組み立てで、「〜について条件に合う」から「〜の資格がある・〜の対象である」と理解できます。
主語には通常、人やグループが入りますが、商品・購入・申請などが主語になることもあります。
This purchase is eligible for free shipping.
この購入は送料無料の対象です。
基本の語順:eligible forの後ろには名詞
基本形は次のとおりです。
主語 + be動詞 + eligible for + 名詞
You may be eligible for a tax refund.
あなたは税金の還付を受けられる可能性があります。
Full-time employees are eligible for health benefits.
正社員は医療給付の対象です。
Am I eligible for this discount?
私はこの割引の対象ですか?
会話では断定を避けるため、may be eligible for(対象となる可能性がある)もよく使われます。
eligible to doは「〜する資格がある」
後ろに動作を置きたいときは、forではなくto + 動詞の原形を使います。
主語 + be動詞 + eligible to + 動詞の原形
You are eligible to apply for the position.
あなたはその職に応募する資格があります。
Citizens aged 18 or older are eligible to vote.
18歳以上の市民には投票資格があります。
Are we eligible to participate in the program?
私たちはそのプログラムに参加できますか?
「名詞ならfor、動作ならto」と整理すると語順を選びやすくなります。

場面別に見るbe eligible forの自然な例文
買い物・サービス
Orders over $50 are eligible for free delivery.
50ドルを超える注文は無料配送の対象です。
Is this item eligible for a refund?
この商品は返金の対象ですか?
仕事
You’ll be eligible for paid leave after six months.
6か月後に有給休暇を取得できるようになります。
She is eligible for promotion this year.
彼女は今年、昇進の対象です。
学校・留学
International students may be eligible for financial aid.
留学生も学費援助の対象になる場合があります。
To be eligible for the scholarship, you need a recommendation letter.
その奨学金の応募資格を得るには、推薦状が必要です。
旅行
Your ticket is eligible for a free change.
お持ちの航空券は無料変更の対象です。
Children under six are eligible for free admission.
6歳未満の子どもは入場無料です。
be entitled toとの違い:条件か、権利か
be eligible forは「条件を満たして候補・対象になれる」、be entitled toは「規則・契約・法律などにより、それを受ける権利がある」という違いがあります。
| 表現 | 中心の意味 | 例 |
|---|---|---|
| be eligible for | 必要条件を満たしている | eligible for a scholarship |
| be entitled to | 権利として受けられる | entitled to paid leave |
You are eligible for the bonus.
あなたはそのボーナスの支給条件を満たしています。
You are entitled to the bonus under your contract.
契約上、あなたにはそのボーナスを受け取る権利があります。
be entitled toの語順や使い分けは、entitle A to B/be entitled toの意味と使い方で詳しく解説しています。
qualify for・suitable forとの違い
qualify for:条件を満たして資格を得る
qualify forも「〜の資格を得る」ですが、条件達成の結果や、審査・予選を通過する動きに焦点が当たりやすい表現です。eligibleは「資格のある状態」を述べます。
She qualified for the final.
彼女は決勝進出を決めました。
She is eligible for the competition.
彼女はその大会の参加資格があります。
suitable for:目的に合っている
suitable forは「〜に適している」。公的な条件や資格ではなく、用途・性質との相性を表します。
This course is suitable for beginners.
この講座は初心者に適しています。
初心者に向いていても、年齢などの参加条件を満たしているかどうかは別問題です。
日本人が間違えやすいポイント
eligible for doとは言わない
動詞を続けるならeligible to doです。
- × You are eligible for apply.
- ○ You are eligible to apply.
- ○ You are eligible for the program.
eligible ofではなくeligible for
対象となる制度・給付・割引などにはforを使います。
- × eligible of a discount
- ○ eligible for a discount
「合格・当選した」と早合点しない
eligibleは、スタートラインに立てることを示します。選考がある場合、selected(選ばれた)、approved(承認された)、awarded(授与された)とは意味が異なります。
すぐに出てこないときの簡単な言い換え
be eligible forを思い出せなくても、基本的な英語で十分に伝えられます。
- You meet the conditions.
あなたは条件を満たしています。 - You can apply.
応募できます。 - You can get this discount.
この割引を受けられます。 - The rules say you can join.
ルール上、参加できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
応募そのものを表す表現は、apply forとapply toの意味・使い分けも参考にしてください。
まとめ
be eligible for + 名詞は、「〜の資格がある」「〜の対象である」という意味です。制度やルールの条件を満たしている状態を表し、受給・採用・当選が確定したとは限りません。
動作を続けるならbe eligible to + 動詞。「権利として受けられる」と言いたいならbe entitled toが適切です。
まずは旅行や買い物で使いやすい Am I eligible for this discount? から声に出してみましょう。
ほかの実用的な表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。









