
be fond of は「〜が好き」「〜に愛着がある」という意味です。単に好みだと言うだけでなく、親しみや、時間をかけて育ったやわらかな好意を感じさせることがあります。
この記事では、基本の語順、人・食べ物・思い出に使う例文、like・love・be into との違い、会話での簡単な言い換えまで解説します。
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be fond ofの意味と基本の語順
基本形は A be fond of B で、「AはBが好き・Bに愛着がある」を表します。
- I’m fond of this neighborhood.
私はこの街に愛着があります。 - She is very fond of her grandfather.
彼女はおじいさんが大好きです。 - He’s fond of cooking for his friends.
彼は友達に料理を作るのが好きです。
fond は「愛情・親しみのある」という形容詞です。of の後ろに、好意や愛着が向かう対象を置きます。
しゅみすけ(大山俊輔)
fondのニュアンスは「好み+親しみ」
I like this café. なら「このカフェが好き」という一般的な好みです。一方、I’m fond of this café. と言うと、何度も通った経験や思い出があり、親しみを感じているような響きが出ることがあります。
- I like old movies.
古い映画が好きです。 - I’m fond of old movies.
古い映画に親しみがあり、好きです。
ただし、いつも長年の思い出が必要なわけではありません。特にイギリス英語では、日常的に「〜が好き」という意味でも自然に使われます。
人に使うと「好意・かわいがる」
人を対象にすると、恋愛に限らない温かな好意を表せます。家族、友人、同僚、子ども、ペットなどに自然です。
- Everyone in the office is fond of Mia.
職場のみんながミアに好感を持っています。 - My aunt was especially fond of my younger brother.
叔母は特に弟をかわいがっていました。 - I’ve always been fond of him.
私は昔から彼に好意を持っています。 - The dog is very fond of our neighbor.
その犬は近所の人にとても懐いています。
I’m fond of him. は文脈によって恋愛的な好意にも聞こえますが、I love him. ほど強い愛の告白ではありません。
物・趣味・食べ物にも使える
- My mother is fond of gardening.
母はガーデニングが好きです。 - Are you fond of spicy food?
辛い食べ物はお好きですか? - He’s always been fond of jazz.
彼は昔からジャズが好きです。 - I’m quite fond of that little bookstore.
私はあの小さな書店がかなり気に入っています。
of は前置詞なので、動作を続ける場合は gardening、reading、walking のように動名詞を使います。
日常会話で使える例文
暮らし・思い出
- I’m fond of the house where I grew up.
私は育った家に愛着があります。 - We’re both fond of quiet Sunday mornings.
私たちは二人とも静かな日曜の朝が好きです。 - She has fond memories of her school days.
彼女には学生時代の懐かしい思い出があります。
仕事・人間関係
- Our clients are fond of the simple design.
顧客はそのシンプルなデザインを気に入っています。 - My former manager was fond of saying, “Keep it simple.”
以前の上司は「シンプルに」とよく言っていました。 - I’m fond of my coworkers, but I need some time alone.
同僚のことは好きですが、一人の時間も必要です。
be fond of・like・love・be intoの違い

| 表現 | 中心となる感覚 | 例 |
|---|---|---|
| like | もっとも一般的な「好き」 | I like coffee. |
| be fond of | 穏やかな好意・親しみ・愛着 | I’m fond of this old café. |
| love | 強い好意・大好き | I love this café. |
| be into | 今、興味が強い・夢中である | I’m really into photography. |
be fond of は、単純にlikeとloveの中間というわけではありません。強さよりも、親しみのある好き方に焦点があります。be into は趣味や流行への現在の熱中を表しやすい表現です。
not be fond ofは控えめな「好きではない」
not be fond of は「〜があまり好きではない」という、やや控えめで柔らかな言い方です。
- I’m not fond of crowded places.
人混みはあまり好きではありません。 - She’s not very fond of early meetings.
彼女は朝早い会議があまり好きではありません。 - I’m not particularly fond of that idea.
その案は特に気に入っていません。
I hate it. のように強く否定せず、好みや反対意見を穏やかに伝えたいときに便利です。
しゅみすけ(大山俊輔)
be fond of sayingは「〜とよく言う」
be fond of saying … は、その人がある言葉を好んで何度も言うことを表します。文脈によっては、少し皮肉っぽく「口癖のように言う」と聞こえる場合もあります。
- My dad is fond of saying that time is money.
父は「時は金なり」とよく言います。 - She was fond of reminding us that practice matters.
彼女は練習が大切だと私たちによく言い聞かせていました。
日本人が間違えやすいポイント
ofの後ろに動詞の原形を置かない
ofは前置詞なので、I’m fond of reading. のように動名詞を使います。I’m fond of read. とは言いません。
人に使っても必ず恋愛ではない
She’s fond of him. は「彼に好意がある」ですが、家族的な愛情や友好的な好意の場合もあります。恋愛かどうかは関係性と文脈で判断します。
very fond ofは自然
very fond of、quite fond of、particularly fond of のように程度を加えられます。
難しければ簡単な英語で言い換えよう
- I like it.
それが好きです。 - I like her very much.
彼女のことがとても好きです。 - This place is special to me.
この場所は私にとって特別です。 - I have many good memories here.
ここには良い思い出がたくさんあります。 - I don’t like crowded places very much.
人混みはあまり好きではありません。
be fond of が出てこなければ、like を使えば十分です。愛着まで伝えたいときは、It’s special to me. や思い出を説明する一文を足せます。
まとめ
- be fond of + 名詞・動名詞 は「〜が好き・愛着がある」
- 一般的な好みより、穏やかな好意・親しみを表しやすい
- 人に使っても必ず恋愛的な意味ではない
- not be fond of は控えめな「好きではない」
- 簡単に言うなら like、愛着は It’s special to me. で補える
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。









