
down the roadには、大きく分けて2つの意味があります。
- 場所:この道の先に・少し先に
- 時間:この先いつか・将来的に
The pharmacy is just down the road.
薬局はこの道を少し行ったところです。
We may want a bigger office down the road.
将来的には、もっと広いオフィスが必要になるかもしれません。
道路上の距離を表すイメージが、時間の流れへ広がった表現です。
Contents
down the roadの意味1:「この道の先に」
実際の場所について使うときは、「同じ道を少し進んだところに」「この先に」という意味です。必ずしも遠い場所とは限らず、歩いて行けるような近い場所にもよく使います。
There’s a nice bakery down the road.
この道の先に、おいしいパン屋があります。
She lives a few houses down the road.
彼女はこの道を数軒先に住んでいます。
Keep going. The station is farther down the road.
そのまま進んでください。駅はこの道のさらに先です。
just down the roadなら、「すぐこの先」「近所に」という近さが強調されます。
しゅみすけ(大山俊輔)
down the roadの意味2:「将来的に」
時間について使うと、「この先いつか」「将来のある時点で」という意味になります。具体的な日時は決まっていないものの、今より先に起こり得ることを話す表現です。
I’d like to start my own business somewhere down the road.
将来いつか、自分の事業を始めたいです。
This decision could cause problems down the road.
この決定は将来的に問題を引き起こす可能性があります。
We can discuss the details further down the road.
詳細については、もう少し先で話し合えます。
日常会話やビジネス会話で自然ですが、やや口語的です。契約書などで時期を正確に示す必要がある場合には、具体的な日付やin the futureを使うほうが明確です。
なぜ「将来的に」という意味になるのか
roadは実際の道路だけでなく、物事が進む「道筋」も表せます。現在地点から道を先へ進んだ場所を想像すると、それは時間軸では「今から先の時点」になります。

- 場所の道筋:ここから道を進んだ先
- 時間の道筋:現在から時間が進んだ先
日本語でも「これから先」「人生の道の先」と言うように、空間の道を時間や人生に重ねる考え方です。
場所と未来はどう見分ける?
周囲の単語と話題を見れば判断できます。
建物・住所・移動なら場所
The hotel is down the road on your left.
ホテルはこの道の先、左側です。
hotel、on your left、walk、driveなどがあれば、実際の道である可能性が高くなります。
計画・結果・可能性なら未来
That skill will be useful down the road.
そのスキルは将来役に立つでしょう。
will、may、plan、problem、resultなど、未来や変化に関わる語があれば、「将来的に」という意味が自然です。
よく使われる形
just down the road
場所なら「すぐこの先」、比喩的には「そう遠くない将来」となります。
My parents live just down the road.
両親はすぐ近くに住んでいます。
Another opportunity may be just down the road.
次の機会は、そう遠くない未来に来るかもしれません。
somewhere down the road
「将来のどこかの時点で」「いつかそのうち」という、時期をぼかした言い方です。
Somewhere down the road, I’d like to live abroad.
将来いつか、海外に住みたいです。
further down the road
場所なら「道のさらに先」、時間なら「もっと先になって」です。
We’ll make that decision further down the road.
その判断は、もう少し先になってから行います。
in the futureとの違い
in the futureは、最も中立的な「将来・今後」です。幅広い文脈で使え、フォーマルな文章にも対応できます。
We plan to expand in the future.
私たちは将来、事業を拡大する予定です。
down the roadは、時間を一本の道として眺める会話的な表現です。具体的な時期より、「今ではないが、この先に」という感覚が強くなります。
down the lineとの違い
down the lineも「将来いつか」という意味で、down the roadとかなり近い表現です。
This may become an issue further down the line.
これはもっと先になって問題になるかもしれません。
どちらも口語で広く使われます。down the roadは道路のイメージから米語で特に自然に聞かれ、down the lineは工程や出来事が順番に並ぶ感覚にもつながります。多くの場面では入れ替え可能です。
on the roadとの違い
on the roadは「移動中で・旅をして・出張中で」という意味です。
I’ve been on the road all week.
私は一週間ずっと出張続きです。
down the roadの「道の先」「将来」とは異なります。前置詞の違いを含めて、まとまりで覚えましょう。
この表現が出てこないときの簡単な言い換え
場所と未来のどちらを言いたいかに分ければ、基本的な英語で表せます。
場所
- It’s a little farther on this street.
この通りをもう少し先です。 - It’s near here.
ここから近いです。
未来
- It may happen in the future.
それは将来起こるかもしれません。 - We can do it later.
それは後でできます。 - Maybe someday.
いつか、できるかもしれません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
down the roadは、実際の場所なら「この道の先に」、時間なら「この先いつか・将来的に」を表します。
roadを「今いる地点から続く道筋」と考え、場所の話か未来の話かを周囲の単語から判断しましょう。まずはThis could be a problem down the road.「これは将来的に問題になるかもしれない」をひとかたまりで覚えると実用的です。
ほかの英熟語・定型表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









